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Systemwalker Desktop Patrol 運用ガイド 管理者編
FUJITSU Software

10.1.2 CS/DS単位に設定を行う

10.1.2.1 プロキシの設定について

クイック実行形式のセキュリティパッチをダウンロードする際、メインメニューの[環境設定]-[CS/DSの設定と稼働状況]画面で設定が可能な[プロキシを使用する]は使用しません。OSに設定されているプロキシが使用されます。

ポイント

CSでセキュリティパッチのダウンロードに失敗した場合や、[配信]-[セキュリティパッチの配信]-[登録情報]に赤い印が表示された場合は、以下を確認してください。

  • プロキシ設定を確認してください。

    クイック実行形式のセキュリティパッチをダウンロードする際、OSに設定されているプロキシが使用されます。

    netshのwinhttpオプションでプロキシ設定を確認します。

    • コマンドの実行例

      確認:netsh winhttp show proxy

      削除:netsh winhttp reset proxy

      設定:netsh winhttp set proxy proxy-server=<プロキシサーバのIPアドレス> bypass-list=<バイパスリスト>
      または、
      netsh winhttp import proxy source=ie

  • インターネット接続設定を確認してください。

    ブラウザでインターネット接続可能か確認します。接続できない場合はWindowsおよびハードウェアの設定を見直します。

  • ウイルス対策ソフトウェアやファイアウォールで通信が制限されていないか確認してください。

    ウイルス対策ソフトウェアやファイアウォールを一時的に無効化することで改善するか確認します。

    改善された場合はウイルス対策ソフトウェアやファイアウォールの設定を見直します。

10.1.2.2 CS/DS単位に通信帯域を制限する

クイック実行形式のOfficeのセキュリティパッチを配信する場合には、通信帯域の制御ができます。手順を以下に示します。


  1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
    →[環境設定]画面が表示されます。

  2. [CS/DSの設定と稼働状況]をクリックします。
    →以下の画面が表示されます。

  3. [CS/DS名]のリンクをクリックします。
    →CSの場合、以下の画面が表示されます。

    →DSの場合、以下の画面が表示されます。

  4. [クイック実行形式の通信設定]の以下の項目を入力します。

    項目

    内容

    [下位DS/CTとの通信帯域を制限する]

    CS/DSに接続する下位DSやCTへOfficeを配信する際の通信帯域を制御する場合にチェックします。
    デフォルトは無効となっています。
    帯域幅は1KB/s(キロバイト毎秒)~4000000KB/sの範囲で指定でき、指定した帯域幅の範囲でOffice配信時の通信速度が制限されます。

ポイント

  • CSからDSへのクイック実行形式のセキュリティパッチの配信と削除は、設定されたポーリング間隔で動作します。
    [環境設定]-[CS/DSの設定と稼働状況-DSの設定]画面の[上位CS/DSとの通信間隔]で設定してください。

  • [配信ソフトウェアの受信時間帯を指定する]をチェックした場合、クイック実行形式のセキュリティパッチの配信は、配信が開始されると終了時間を過ぎても継続します。