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Systemwalker Desktop Patrol 運用ガイド 管理者編
FUJITSU Software

10.1.1 クイック実行形式の環境設定を行う

クイック実行形式のセキュリティパッチを適用する場合は、以下の手順で環境設定を行います。


  1. メインメニューにログインし、[環境設定]-[オプション]をクリックします。

  2. [セキュリティパッチの設定]の[クイック実行形式]を表示します。

  3. [Office入手先]の項目を指定します。

    項目

    内容

    Office Content Delivery Network

    Microsoft社のOffice Content Delivery Networkに接続し、Officeをダウンロードします。

    CSがインターネットに接続できる場合にご利用ください。

    任意の場所

    CSがインターネットに接続できない場合、任意のWebサーバやファイルサーバから、Officeをダウンロードします。

    Officeの格納場所を、以下のどちらかの形式(1024文字以内)で指定してください。

    • http://server/office

    • \\server\office(UNC表記)

      ポイント

      [ユーザー]およ[パスワード]について

      任意の場所を\\server\officeの形式(UNC表記)で指定した場合、共有フォルダにアクセスする[ユーザー名]および[パスワード]を指定してください。“\\”で始まる文字列を指定した場合は共有フォルダ(UNC表記)と判断し、[ユーザー名]は必須となります。ドメイン名を指定する場合は、[ユーザー名]に“ドメイン名\ユーザー名”と指定してください。

      「http」で始まる文字を指定した場合、[ユーザー名]および[パスワード]は使用されません。

    CSがインターネットに接続できない場合の運用については、“10.2.1 CSがインターネットに接続できない場合の運用”を参照してください。

  4. [Office展開ツール登録]を行います。
    「参照」をクリックし、Office展開ツールを選択します。Office展開ツールは、事前にMicrosoft社のダウンロードセンターから入手してください。

    注意

    Microsoft社のダウンロードセンターから入手したファイル(圧縮ファイル)をそのまま選択するのではなく、解凍し、解凍後の実行可能ファイルを選択してください。

    [アップロード]ボタンをクリックすると、ファイルをサーバにアップロードします。

    項目

    内容

    登録日時

    Office展開ツールのアップロードを行い、[適用]ボタンによりCSに登録された日時を表示します。

    ファイルバージョン

    CSに登録したOffice展開ツールのファイルバージョンを表示します。

    ポイント

    Microsoft社が公開しているOffice展開ツールのバージョンと比較できます。

  5. [適用]ボタンをクリックし、設定を保存します。

    注意

    Office展開ツールは、[適用]ボタンをクリックしても即座に登録されません。

    登録されたことを確認する場合は、数分後に[環境設定]-[オプション]画面を再表示してください。

ポイント

  • クイック実行形式のセキュリティパッチを適用するには、あらかじめ[ポリシーグループ管理-基本動作ポリシー]画面-[パッチ適用]タブの[セキュリティパッチを自動的に適用]で[ソフトウェア辞書による適用]にチェックをしておく必要があります。詳細については、“セキュリティパッチを自動適用するためにクライアントポリシーを設定する”を参照してください。

  • 選択したクイック実行形式のセキュリティパッチは、[環境設定]-[オプション]画面の[セキュリティパッチの設定]で、[スケジュールに従って公開サーバからセキュリティパッチの自動ダウンロードを行う]の設定時間にダウンロードします。時間を設定しなかった場合は、セキュリティパッチを選択した直後にダウンロードを開始します。
    なお、[オプション]画面の[自動ダウンロード対象]で設定した種別に関係なく、クイック実行形式のセキュリティパッチをダウンロードします。