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Systemwalker Desktop Patrol 運用ガイド 管理者編
FUJITSU Software

2.6.1 設定

実行ファイルの制御を設定すると、クライアントが指定されたソフトウェアを実行した場合、以下のことが行えます。

実行ファイルの検出と実行禁止の設定は、以下の手順で行ってください。

  1. 実行ファイルとメッセージの設定

  2. ソフトウェア稼働状況収集の設定

  3. クライアントポリシーの適用

  4. CTの再ログオン

2.6.1.1 実行ファイルとメッセージを設定する

クライアントPC上の実行ファイルの検出およびクライアントでの使用を警告/禁止する実行ファイルを指定します。また、実行ファイルを起動した場合に表示するメッセージを指定します。

手順は、以下のとおりです。

  1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。

    →[環境設定]画面が表示されます。

  2. [ポリシーグループ管理]をクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

  3. [各種ポリシーのカスタマイズ]ボタンをクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

  4. [基本動作ポリシー]タブを選択し、ポリシー名のリンクをクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

  5. [共通設定]タブをクリックします。

    [実行ファイルの制御]をクリックすると、以下の項目が表示されます。

    項目

    説明

    [ファイル名]

    実行を制御したいファイル名を全角129文字、半角259文字以内で指定します。末尾の4文字は「.exe」とする必要があります。

    [追加]ボタン

    実行ファイルの制御を指定できるフィールドが1行追加されます。

    [削除]ボタン

    削除ボタンの行で指定している実行ファイルの制御を削除します。

    [制御の内容]

    (注1)

    制御の内容を選択します。

    • 警告

      実行ファイルが起動された際にメッセージを表示します。

      メッセージ内容は「警告」に指定してください。

    • 実行禁止

      実行ファイルが起動された際に強制的に終了させます。

      実行を禁止した際にメッセージを表示する場合は「実行を禁止している場合にメッセージを表示する」にチェックし、メッセージ内容を指定してください。

    • 検知と警告

      実行ファイルを検知した際と実行ファイルが起動された際にメッセージを表示します。

      メッセージ内容は「検知」と「警告」に指定してください。

    • 検知と実行禁止

      実行ファイルを検知した際にメッセージを表示し、さらに実行ファイルが起動された際に強制的に終了します。

      検知した際のメッセージ内容は「検知」に指定してください。

      実行を禁止した際にメッセージを表示する場合は「実行を禁止している場合にメッセージを表示する」にチェックし、メッセージ内容を指定してください。

    [表示するメッセージ]

    (注2)

    実行ファイルが起動された際に表示するメッセージを全角512文字、半角1024文字以内で指定します。省略することはできません。

    メッセージの本文中に(%ProgName%)を記述すると、実行ファイル名で指定したソフトウェアが起動された場合に、該当する実行ファイル名を表示します。

    実行ファイルを検知した際に表示するメッセージを全角512文字、半角1024文字以内で指定します。省略することはできません。

    メッセージの本文中に(%ProgName%)を記述すると、実行ファイル名で指定したソフトウェアを検知した場合に、該当する実行ファイル名を表示します。

    また、(%ProgFolder%)を記述すると、検出したファイルのフォルダ名をメッセージ本文に表示します。

    実行ファイルの起動を禁止した際にメッセージを表示する場合は「実行を禁止している場合にメッセージを表示する」にチェックし、メッセージを全角512文字、半角1024文字以内で指定します。省略することはできません。

    メッセージの本文中に(%ProgName%)を記述すると、実行ファイル名で指定したソフトウェアが起動された場合に、該当する実行ファイル名を表示します。

    注1)

    「警告」と「実行禁止」に、同じ実行ファイル名は指定できません。

    インベントリ収集中にクライアントPC上の実行ファイルを検出した場合は検知メッセージの表示が行われます。

    検知メッセージは実行ファイルがアンインストールされるまで、インベントリ収集のたびに表示されます。

    注2)

    各メッセージには以下の変数を使用できます。

    • %ProgName%

      検出したファイル名をメッセージ本文に表示します。本変数は、以下のメッセージで使用できます。

      • 警告メッセージ

      • 検知メッセージ

      • 実行禁止メッセージ

    • %ProgFolder%

      検出したファイルのフォルダ名をメッセージ本文に表示します。本変数は、以下のメッセージで使用できます。

      • 検知メッセージ

  6. 設定内容を確認し、[適用]ボタンをクリックします。

    →設定内容が保存されます。

注意

実行ファイルの検知は、以下の固定ドライブに対してのみ検出可能です。

  • 内蔵ハードディスク

  • “NDAS”テクノロジー採用のネットワーク接続ハードディスク

  • 一部のUSB接続ハードディスク(注)

ただし、Windowsの「ごみ箱」に存在する実行ファイルは検出できません。Windowsの「ごみ箱」内のフォルダに存在する実行ファイルは検出できます。

注) 検出対象となるUSB接続ハードディスクの条件は以下のとおりです。
Windowsエクスプローラーで対象のドライブを選択し、[ファイル]-[プロパティ]で表示されるハードディスクのプロパティ画面の「全般」タブの「種類」で、“ローカルディスク”と表示されるものが検出対象になります。

2.6.1.2 ソフトウェア稼働状況の収集を設定する

実行ファイルの起動の警告や実行禁止を行うためには、クライアントポリシーの収集条件で、ソフトウェア稼働状況収集が「する」に設定されている必要があります。なお、実行ファイルの検出のみの場合は、この設定は不要です。

ソフトウェア稼働状況収集が設定されているかを、メインメニューで確認してください。

メインメニューの[環境設定]-[ポリシーグループ管理]-[各種ポリシーのカスタマイズ]-[基本動作ポリシー]タブ-[インベントリ情報]タブの[収集項目の設定]

2.6.1.3 クライアントポリシーを適用する

前述した「2.6.1.1 実行ファイルとメッセージを設定する」および「2.6.1.2 ソフトウェア稼働状況の収集を設定する」の情報は、クライアントポリシー適用時にCTに設定されます。

クライアントポリシーは、メインメニューで設定したスケジュールで適用されます。スケジュールは、メインメニューで確認してください。

メインメニューの[環境設定]-[ポリシーグループ管理]-[各種ポリシーのカスタマイズ]-[基本動作ポリシー]タブ-[インベントリ情報]タブの[収集スケジュールの設定]

2.6.1.4 CTを再ログオンする

前述した「2.6.1.1 実行ファイルとメッセージを設定する」および「2.6.1.2 ソフトウェア稼働状況の収集を設定する」の設定は、クライアントポリシーがCTに適用された後、PCに再ログオンすることで有効になります。

運用開始のタイミングで各PCへの再ログオンを行ってください。