マネージャーの運用環境を管理するコマンドについて説明します。
名前
sanadmsh chtraprcvip - SNMP送信先IPアドレスの変更
形式
sanadm chtraprcvip -h
sanadm chtraprcvip -all -oldip oldIpAddr [-newip newIpAddr]
sanadm chtraprcvip deviceID -oldip oldIpAddr [-newip newIpAddr]
sanadmsh chtraprcvip -h
sanadmsh chtraprcvip -all -oldip oldIpAddr [-newip newIpAddr]
sanadmsh chtraprcvip deviceID -oldip oldIpAddr [-newip newIpAddr]
コマンドパス
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\bin\sanadm chtraprcvip
($INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)
/opt/FJSVssmgr/bin/sanadmsh chtraprcvip
機能説明
運用管理サーバのIPアドレス変更に伴い、本製品登録装置からSNMPトラップ送信先である運用管理サーバの旧IPアドレスを削除し、新IPアドレスを追加します。
コマンドを実行するには、Windows環境の場合はAdministratorsグループのユーザーであること、Solaris/Linux環境の場合はOSの管理者(root)権限が必要です。
各装置のSNMPトラップ送信先設定は各装置の管理ソフトウェアなどで変更できますが、本製品は、より簡単な方法として、コマンドによる変更機能を提供します。
本コマンドは、SNMPv1を使用する装置に対してだけ有効です。
オペランド
装置を限定してSNMPトラップ送信先設定を実施します。以下の表に従って装置種別を指定し、その後で装置認識方法を指定します。
装置種別 | 装置認識方法 |
---|---|
-host | 以下のどちらかを指定します。
|
オプション
コマンドの引数フォーマットのヘルプを表示します。
本製品で管理している全装置に対してSNMPトラップ送信先設定処理を実施します。実行結果は、装置名と実行結果の順で標準出力されます。運用管理サーバが複数サブネットに接続されている場合など複数のIPアドレスを持つ場合は、装置に正しいSNMPトラップ送信先が設定されないことがあります。設定後、装置側のSNMPトラップ送信先設定が正しい運用管理サーバのアドレスに設定されているか確認してください。
oldIpAddr に指定された運用管理サーバの旧IPアドレスを、管理装置のSNMP送信先アドレスから削除します。
newIpAddr に指定された運用管理サーバの新IPアドレスを、管理装置のSNMP送信先アドレスに追加します。
本オプション省略時は、運用管理サーバの新IPアドレスを自動設定します。ただし、複数のIPアドレスを持つ運用管理サーバの場合を考慮し、本オプションを指定することを推奨します。
使用法
マネージャーのIPアドレス変更処理実施後、本コマンドを実行します。本製品が管理している全装置に対して一括で実施する方法と、対象装置を選択し実施する方法があります。
対象装置は、SNMPトラップ送信設定が本製品から自動設定可能である装置です。
対象装置の状態がNormalである必要があります。
使用例
以下は、Solaris/Linux環境でのコマンド実行例です。
SNMPトラップ送信先設定を自動実行できるすべての管理対象装置に対して、SNMPトラップ送信先を変更します。
> sanadmsh chtraprcvip -all -oldip 192.0.2.10 -newip 192.0.2.11
sysnameが“host1”で定義されているサーバノードに対して、SNMPトラップ送信先を変更します。
> sanadmsh chtraprcvip -host sysname:host1 -oldip 192.0.2.10 -newip 192.0.2.11
名前
swtraptest - SNMPトラップのテスト
形式
swtraptest ipAddr
コマンドパス
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\bin\swtraptest
($INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)
/opt/FJSVssmgr/bin/swtraptest
機能説明
本製品が正しくSNMPトラップを受信し、イベント表示、Systemwalker Centric Manager連携、Shell/Bat連携できるかを確認するためのコマンドです。
運用管理サーバ内でファイバーチャネルスイッチの擬似SNMPトラップ(FC Portフォルト)を作成し、運用管理サーバ自身に発行します。
本コマンドは、SNMPv1を使用する装置だけに対して有効です。
オペランド
SNMPトラップの設定を確認するファイバーチャネルスイッチのIPv4アドレスを指定します。IPv6アドレスは指定できません。
当該ファイバーチャネルスイッチは、本製品の管理対象装置であることが前提です。
オプション
ありません。
使用例
IPアドレスが192.0.2.11のファイバーチャネルスイッチに対して実行します。
> swtraptest 192.0.2.11
注意事項
ファイバーチャネルスイッチ以外の装置のIPアドレスを入力した場合でも、本コマンドは動作します。
その場合、指定したIPアドレス装置のイベントとして動作します。
本コマンドでテストできるファイバーチャネルスイッチは、以下のとおりです。
Brocade series
PRIMERGY ファイバーチャネルスイッチブレード
VDX series、PRIMERGY コンバージドスイッチブレード
CFX2000 series、PRIMERGY コンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8+2)
本コマンドで発行されるSNMPトラップのコミュニティー名はpublic固定となります。
名前
grtraptest - SNMPトラップのテスト
形式
grtraptest ipAddr
コマンドパス
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\bin\grtraptest
($INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)
/opt/FJSVssmgr/bin/grtraptest
機能説明
本製品が正しくSNMPトラップを受信し、イベント表示、Systemwalker Centric Manager連携、Shell/Bat連携できるかを確認するためのコマンドです。
運用管理サーバ内でETERNUS ディスクアレイの擬似SNMPトラップ(FANフォルト)を作成し、運用管理サーバ自身に発行します。
本コマンドは、SNMPv1を使用する装置だけに対して有効です。
オペランド
SNMPトラップの設定を確認するETERNUS ディスクアレイのIPv4アドレスを指定します。IPv6アドレスは指定できません。
当該ETERNUS ディスクアレイは、本製品の管理対象装置であることが前提です。
オプション
ありません。
使用例
IPアドレスが192.0.2.12のETERNUS ディスクアレイに対して実行します。
> grtraptest 192.0.2.12
注意事項
ETERNUS ディスクアレイ以外の装置のIPアドレスを入力した場合でも、本コマンドは動作します。
その場合、指定したIPアドレス装置のイベントとして動作します。
本コマンドで発行されるSNMPトラップのコミュニティー名はpublic固定となります。
名前
storageadm zone - ホストアフィニティとゾーニングの操作
形式
storageadm zone add -storage cawwpn,affinityGroup -hba hbawwpn [-ipaddr ipAddr[,ipAddr]] [-hostrsp hostResponse] [-update all] [-f [-s]]
storageadm zone delete -storage cawwpn,affinityGroup -hba hbawwpn [-ipaddr ipAddr[,ipAddr]] [-update all] [-s]
storageadm zone info [-ipaddr ipAddr[,ipAddr,...] [-check]] [-fast] [-csv] [-hex] [-hostrsp] [-tfo]
コマンドパス
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm zone
($INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)
/opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm zone
機能説明
ストレージ装置のホストアフィニティとファイバーチャネルスイッチのゾーニングを、設定/削除/表示します。
コマンドを実行するには、Windows環境の場合はAdministratorsグループのユーザーであること、Solaris/Linux環境の場合はOSの管理者(root)権限が必要です。
ストレージ装置のCAのWWPNとアフィニティグループ、設定するHBAのWWPNをオペランドに指定することで、ストレージ装置のホストアフィニティとファイバーチャネルスイッチのゾーニングを設定/削除します。また、設定されているホストアフィニティとゾーニングを表示します。
対象となるストレージ装置とファイバーチャネルスイッチは、本製品の管理対象装置である必要があります。
ストレージ装置のCAにStorage Clusterが設定されている場合、TFOステータスが"Standby"のWWPNは、ゾーニングを設定/削除しません。
オペランド
ホストアフィニティとゾーニングを設定します。
ホストアフィニティとゾーニングを削除します。
ホストアフィニティとゾーニングを表示します。
オプション
ホストアフィニティを設定するストレージ装置の、CAのWWPNとアフィニティグループ番号を指定します。
CAのWWPNは、16文字の16進数、または2文字ずつコロン(":")で区切った23文字の16進数で指定します。例えば、コロンで区切る場合は、“11:11:11:11:11:11:11:11”のように記述します。
アフィニティグループ番号は、10進数または16進数で指定します。例えば、16番の場合、10進数では“-storage 1111111111111111,16”、16進数では“-storage 1111111111111111,0x10”のように記述します。
Storage Clusterが設定されている場合、cawwpn にはstorageadm zone infoコマンドで表示されるCA_WWPNを指定してください。
ホストアフィニティとゾーニングに設定するHBAのWWPNを指定します。
HBAのWWPNは、16文字の16進数、または2文字ずつコロン(":")で区切った23文字の16進数で指定します。例えば、コロンで区切る場合は、“22:22:22:22:22:22:22:22”のように記述します。
ストレージ装置またはファイバーチャネルスイッチの、IPアドレスを指定します。両装置のIPアドレスを指定する場合は、コンマ(",")で区切って指定します。IPアドレスの指定は、順不同です。
指定する装置 | 動作 |
---|---|
ストレージ装置 | -storageオプションで指定したストレージ装置のCAのアフィニティグループにホストアフィニティを設定できる状態かを確認します。設定できる状態のときだけ、ストレージ装置にホストアフィニティを設定します。設定できないときは、コマンドが異常終了します。 |
ファイバーチャネルスイッチ | -storageオプションで指定したストレージ装置のCAと接続しているファイバーチャネルスイッチが属するファブリック内(カスケード接続しているすべてのファイバーチャネルスイッチ)に、-hbaオプションで指定したHBA WWPNとのゾーニングを設定できる状態かを確認します。設定できる状態のときだけ、ファイバーチャネルスイッチにゾーニングを設定します。設定できないときは、コマンドが異常終了します。 |
両装置 | それぞれの装置にホストアフィニティまたはゾーニングを設定できる状態かを確認します。両装置とも設定できる状態のときだけ、ホストアフィニティおよびゾーニングを設定します。どちらか一方でも設定できないときは、コマンドが異常終了します。 |
HBAが使用するホストレスポンス番号を指定します。
本オプション省略時は、ストレージ装置のDefaultホストレスポンスが設定されます。
設定完了後に本製品の管理情報を最新に更新する場合に指定します。
本オプション省略時は、本製品の管理情報が更新されません。情報を更新する場合は、infoオペランドを-fastオプションなしで実行してください。
本オプションは、設定数の少ない場合に有効です。複数の設定をまとめて実施したあとに情報を更新する場合は、infoオペランドが有効です。
ゾーニングが設定されていない状態のファイバーチャネルスイッチに、強制的にWWPNゾーニングを設定する場合に指定します。
本オプションを指定する場合は、ファイバーチャネルスイッチのセキュリティ設定を確認してください。WWPNゾーニングを設定する場合だけ、指定してください。
以下の場合に本オプションを指定すると、本オプション省略時と同じ動作になります。
-ipaddrオプションで、ストレージ装置だけ指定した場合
ゾーニングを設定するファイバーチャネルスイッチに、ゾーニングがすでに設定されている場合
確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。
本オプションは、-fオプションを指定した場合だけ指定できます。
ホストアフィニティを削除するストレージ装置の、CAのWWPNとアフィニティグループ番号を指定します。
CAのWWPNは、16文字の16進数、または2文字ずつコロン(":")で区切った23文字の16進数で指定します。例えば、コロンで区切る場合は、“11:11:11:11:11:11:11:11”のように記述します。
アフィニティグループ番号は、10進数または16進数で指定します。例えば、16番の場合、10進数では“-storage 1111111111111111,16”、16進数では“-storage 1111111111111111,0x10”のように記述します。
Storage Clusterが設定されている場合、cawwpn にはstorageadm zone infoコマンドで表示されるCA_WWPNを指定してください。
ホストアフィニティとゾーニングを削除するHBAのWWPNを指定します。
HBAのWWPNは、16文字の16進数、または2文字ずつコロン(":")で区切った23文字の16進数で指定します。例えば、コロンで区切る場合は、“22:22:22:22:22:22:22:22”のように記述します。
ストレージ装置またはファイバーチャネルスイッチの、IPアドレスを指定します。両装置のIPアドレスを指定する場合は、コンマ(",")で区切って指定します。IPアドレスの指定は、順不同です。
指定する装置 | 動作 |
---|---|
ストレージ装置 | -storageオプションで指定したストレージ装置のCAのアフィニティグループからホストアフィニティを削除できる状態かを確認します。削除できる状態のときだけ、ストレージ装置からホストアフィニティを削除します。削除できないときは、コマンドが異常終了します。 |
ファイバーチャネルスイッチ | -storageオプションで指定したストレージ装置のCAと接続しているファイバーチャネルスイッチが属するファブリック内(カスケード接続しているすべてのファイバーチャネルスイッチ)に、-hbaオプションで指定したHBA WWPNとのゾーニングを削除できる状態かを確認します。削除できる状態のときだけ、ファイバーチャネルスイッチからゾーニングを削除します。削除できないときは、コマンドが異常終了します。 |
両装置 | それぞれの装置からホストアフィニティおよびゾーニングを削除できる状態かを確認します。両装置とも削除できる状態のときだけ、ホストアフィニティおよびゾーニングを削除します。どちらか一方でも削除できないときは、コマンドが異常終了します。 |
設定完了後に本製品の管理情報を最新に更新する場合に指定します。
本オプション省略時は、本製品の管理情報が更新されません。情報を更新する場合は、infoオペランドを-fastオプションなしで実行してください。
本オプションは、削除数の少ない場合に有効です。複数の削除をまとめて実施したあとに情報を更新する場合は、infoオペランドが有効です。
確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。
指定したIPアドレスのファイバーチャネルスイッチのゾーニング情報、またはストレージ装置のCAに設定されているホストアフィニティ情報を表示します。複数のストレージ装置の情報およびファイバーチャネルスイッチの情報を表示する場合は、IPアドレスをコンマ(",")で連結して指定します。
本オプション省略時は、本製品に登録されているすべてのストレージ装置とファイバーチャネルスイッチの情報を表示します。
-ipaddrオプションで指定した装置が、本製品に登録されているストレージ装置またはファイバーチャネルスイッチであるかを確認します。
また、情報を表示できる状態かを確認します。情報を表示できる状態のときだけ、指定された装置の情報を表示します。情報を表示できないときや表示対象の装置ではないときは、コマンドが異常終了します。
本オプションは、-ipaddrオプションを指定した場合に指定できます。
本製品が管理する既存の情報からストレージ装置とファイバーチャネルスイッチの情報を表示する場合に指定します。
本オプション省略時は、本製品の管理情報を最新に更新したあと、ストレージ装置とファイバーチャネルスイッチの情報を表示します。
本オプションは、addオペランドまたはdeleteオペランドで-update allオプションを指定して実行したあとに、情報を表示する場合に有効です。
ストレージ装置とファイバーチャネルスイッチの情報をCSV形式で表示します。
本オプション省略時は、表形式で表示します。
ストレージ装置とファイバーチャネルスイッチの情報を16進数形式で表示します。ストレージ装置のアフィニティグループ番号を16進数形式で表示します。
HBAが使用するホストレスポンス番号とホストレスポンスのエイリアス名を表示します。
本オプション省略時は、表枠や列名を含め、ホストレスポンス番号とホストレスポンスのエイリアス名が表示されません。
Storage Clusterに関する以下の項目を追加で出力します。
応答WWPN
TFOステータス
本オプションを-hostrspオプションと同時に指定すると、本項目はホストレスポンス情報の後に表示されます。
-hostrspオプションと同時に指定しないと、本項目はHBA_WWPNの後に表示されます。
使用例
ホストアフィニティとゾーニングを追加します。
> storageadm zone add -storage 1111111111111111,3 -hba 2222222222222222
ホストアフィニティとゾーニングを削除します。
> storageadm zone delete -storage 1111111111111111,3 -hba 2222222222222222
ホストアフィニティとゾーニングを表形式で表示します。
(出力対象に、CFX2000 series、PRIMERGY コンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8+2)を含まない場合)
> storageadm zone info <<< FC Switch Zone Information >>> DEVICE_NAME(IP_ADDRESS) ZONE_NAME ZONE_WWPN ------------------------------ --------------- --------------------------------- Switch1(192.0.2.10) SNM_0001 1111111111111111;2222222222222222 SNM_0002 3333333333333333;4444444444444444 -------------------------------------------------------------------------------- <<< FC CA Zone Information >>> DEVICE_NAME(IP_ADDRESS) CA_WWPN AFFINITY_GROUP HBA_WWPN ------------------------------ ---------------- --------------- ---------------- E4000M300(192.0.2.11) 1111111111111111 3 2222222222222222 --------------------------------------------------------------------------------
ホストアフィニティとゾーニングを表形式で表示します。
(出力対象に、CFX2000 series、PRIMERGY コンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8+2)を含む場合)
> storageadm zone info <<< FC Switch Zone Information >>> DEVICE_NAME(IP_ADDRESS) ZONE_NAME ZONE_WWPN ZONE_TYPE FCoE_Forwarder ------------------------------ --------------- --------------------------------- ----------- -------------- Switch1(192.0.2.10) SNM_0001 1111111111111111;2222222222222222 WWPN_Zoning - SNM_0002 3333333333333333;4444444444444444 WWPN_Zoning - Switch2(192.0.2.12) SNM_0003 5555555555555555;6666666666666666 WWPN_Zoning a SNM_0004 7777777777777777;8888888888888888 WWPN_Zoning b ----------------------------------------------------------------------------------------------------------- <<< FC CA Zone Information >>> DEVICE_NAME(IP_ADDRESS) CA_WWPN AFFINITY_GROUP HBA_WWPN ------------------------------ ---------------- --------------- ---------------- E4000M300(192.0.2.11) 1111111111111111 3 2222222222222222 --------------------------------------------------------------------------------
ホストアフィニティとゾーニングをCSV形式および16進数形式で表示します。
(出力対象に、CFX2000 series、PRIMERGY コンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8+2)を含まない場合)
> storageadm zone info -csv -hex DEVICE_NAME(IP_ADDRESS),ZONE_NAME,ZONE_WWPN Switch1(192.0.2.10),SNM_0001,1111111111111111;2222222222222222 ,SNM_0002,3333333333333333;4444444444444444 DEVICE_NAME(IP_ADDRESS),CA_WWPN,AFFINITY_GROUP,HBA_WWPN E4000M300(192.0.2.11),1111111111111111,0x0003,2222222222222222
ホストアフィニティとゾーニングをCSV形式および16進数形式で表示します。
(出力対象に、CFX2000 series、PRIMERGY コンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8+2)を含む場合)
> storageadm zone info -csv -hex DEVICE_NAME(IP_ADDRESS),ZONE_NAME,ZONE_WWPN,ZONE_TYPE,FCoE_Forwarder Switch1(192.0.2.10),SNM_0001,1111111111111111;2222222222222222,WWPN_Zoning,- ,SNM_0002,3333333333333333;4444444444444444,WWPN_Zoning,- Switch2(192.0.2.12),SNM_0003,5555555555555555;6666666666666666,WWPN_Zoning,a ,SNM_0004,7777777777777777;8888888888888888,WWPN_Zoning,b DEVICE_NAME(IP_ADDRESS),CA_WWPN,AFFINITY_GROUP,HBA_WWPN E4000M300(192.0.2.11),1111111111111111,0x0003,2222222222222222
Storage Cluster情報を含めたホストアフィニティとゾーニングを表形式で表示します。
(出力対象に、CFX2000 series、PRIMERGY コンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8+2)を含まない場合)
> storageadm zone info -tfo <<< FC Switch Zone Information >>> DEVICE_NAME(IP_ADDRESS) ZONE_NAME ZONE_WWPN ------------------------------ --------------- --------------------------------- Switch1(192.0.2.10) SNM_0001 1111111111111111;2222222222222222 SNM_0002 3333333333333333;4444444444444444 -------------------------------------------------------------------------------- <<< FC CA Zone Information >>> DEVICE_NAME(IP_ADDRESS) CA_WWPN AFFINITY_GROUP HBA_WWPN TFO_WWPN TFO_STATUS ------------------------------ ---------------- --------------- ---------------- ---------------- ---------- E4000M300(192.0.2.11) 1111111111111111 3 2222222222222222 1111111111111111 Active ------------------------------------------------------------------------------------------------------------
Storage Cluster情報を含めたホストアフィニティとゾーニングを表形式で表示します。
(出力対象に、CFX2000 series、PRIMERGY コンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8+2)を含む場合)
> storageadm zone info -tfo <<< FC Switch Zone Information >>> DEVICE_NAME(IP_ADDRESS) ZONE_NAME ZONE_WWPN ZONE_TYPE FCoE_Forwarder ------------------------------ --------------- --------------------------------- ----------- -------------- Switch1(192.0.2.10) SNM_0001 1111111111111111;2222222222222222 WWPN_Zoning - SNM_0002 3333333333333333;4444444444444444 WWPN_Zoning - Switch2(192.0.2.12) SNM_0003 5555555555555555;6666666666666666 WWPN_Zoning a SNM_0004 7777777777777777;8888888888888888 WWPN_Zoning b ----------------------------------------------------------------------------------------------------------- <<< FC CA Zone Information >>> DEVICE_NAME(IP_ADDRESS) CA_WWPN AFFINITY_GROUP HBA_WWPN TFO_WWPN TFO_STATUS ------------------------------ ---------------- --------------- ---------------- ---------------- ---------- E4000M300(192.0.2.11) 1111111111111111 3 2222222222222222 1111111111111111 Active ------------------------------------------------------------------------------------------------------------
Storage Cluster情報を含めたホストアフィニティとゾーニングをCSV形式および16進数形式で表示します。
(出力対象に、CFX2000 series、PRIMERGY コンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8+2)を含まない場合)
> storageadm zone info -csv -hex -tfo DEVICE_NAME(IP_ADDRESS),ZONE_NAME,ZONE_WWPN Switch1(192.0.2.10),SNM_0001,1111111111111111;2222222222222222 ,SNM_0002,3333333333333333;4444444444444444 DEVICE_NAME(IP_ADDRESS),CA_WWPN,AFFINITY_GROUP,HBA_WWPN,TFO_WWPN,TFO_STATUS E4000M300(192.9.2.11),1111111111111111,0x0003,2222222222222222,1111111111111111,Active
Storage Cluster情報を含めたホストアフィニティとゾーニングをCSV形式および16進数形式で表示します。
(出力対象に、CFX2000 series、PRIMERGY コンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8+2)を含む場合)
> storageadm zone info -csv -hex -tfo DEVICE_NAME(IP_ADDRESS),ZONE_NAME,ZONE_WWPN,ZONE_TYPE,FCoE_Forwarder Switch1(192.0.2.10),SNM_0001,1111111111111111;2222222222222222,WWPN_Zoning,- ,SNM_0002,3333333333333333;4444444444444444,WWPN_Zoning,- Switch2(192.0.2.12),SNM_0003,5555555555555555;6666666666666666,WWPN_Zoning,a ,SNM_0004,7777777777777777;8888888888888888,WWPN_Zoning,b DEVICE_NAME(IP_ADDRESS),CA_WWPN,AFFINITY_GROUP,HBA_WWPN,TFO_WWPN,TFO_STATUS E4000M300(192.0.2.11),1111111111111111,0x0003,2222222222222222,1111111111111111,Active
注意事項
本コマンドでは、ゾーニングが設定されていないファイバーチャネルスイッチに対して設定できません。本コマンドでファイバーチャネルスイッチのゾーニングを行う場合は、ファイバーチャネルスイッチを本製品に登録する前に、事前に仮ゾーニングを作成してください。仮ゾーニングの作成方法は、「4.2 ファイバーチャネルスイッチ」の対象装置の「設定」-「ゾーニング設定」を参照してください。
また、-fオプションを指定することで、ゾーニングが設定されていないファイバーチャネルスイッチに対しても、強制的にゾーニングを設定できます。
ただし、仮ゾーニングの作成や、-fオプション指定による強制設定を行った場合、-fオプションで指定したゾーニング以外のすべてのアクセスが遮断されます。そのため、対象のファイバーチャネルスイッチ環境の運用中は実施しないでください。ファイバーチャネルスイッチ環境導入後の運用開始前、または運用停止中に実施してください。
ファイバーチャネルスイッチのゾーニングは、指定したストレージ装置のCAと接続しているファイバーチャネルスイッチが属するファブリック内(カスケード接続しているすべてのファイバーチャネルスイッチ)で、最新ファームウェアを搭載するファイバーチャネルスイッチに対して設定されます。
ファイバーチャネルスイッチとストレージ装置がファイバーチャネルケーブルで接続されている必要があります。接続されていない場合、ファイバーチャネルスイッチのゾーニング設定は行われません。ファイバーチャネルケーブルを接続後、コマンドを再実行してください。
事前に、ETERNUS Web GUIで、ETERNUS ディスクアレイにゾーン設定(アフィニティグループの作成)をしておく必要があります。
Brocadeファイバーチャネルスイッチ、PRIMERGY スイッチブレード、VDX series、PRIMERGY コンバージドスイッチブレードだけ対応します。
以下の場合、確認メッセージが出力されます。継続するときは"y"を、キャンセルするときは"n"を入力してください。確認メッセージを抑止するには、-sオプションを指定してください。
addオペランド指定時、-fオプションを指定して-sオプションを指定しなかった場合
deleteオペランド指定時、-sオプションを指定しなかった場合
確認メッセージは以下のとおりです。
Are you sure? [y/n]:
CFX2000 series、PRIMERGY コンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8+2)に対するゾーニング設定/削除は、ゾーニングの適用が完了するのに時間がかかることがあります。storageadm zone addコマンドまたはstorageadm zone deleteコマンドでホストアフィニティとゾーニングの設定/削除を実施したときは、storageadm zone infoコマンド(-fastオプション指定なし)で装置にゾーニングが適用されたか確認してください。設定/削除内容が表示されない場合は、しばらく待ってから再実施してください。
Virtual Volume用のホストアフィニティの操作はできません。
指定されたHBAとCAについて、通常のホストアフィニティとVirtual Volume用のホストアフィニティの両方が設定されている場合、通常のホストアフィニティだけを削除し、Virtual Volume用のホストアフィニティとファイバーチャネルスイッチのゾーニングは削除しません。
名前
storageadm iscsizone - iSCSIのホストアフィニティの操作
形式
storageadm iscsizone add -ipaddr ipAddr -storage {portIpAddr,portIscsiName,affinityGroup | portID,affinityGroup} -server {serverPortIpAddr,serverPortIscsiName | serverPortIscsiName} [-svalias serverAlias] [-svname serverName] [-svhostrsp serverHostResponse] [-check]
storageadm iscsizone delete -ipaddr ipAddr -storage {portIpAddr,portIscsiName,affinityGroup | portID,affinityGroup} -server {serverPortIpAddr,serverPortIscsiName | serverPortIscsiName} [-check] [-s]
storageadm iscsizone info [-ipaddr ipAddr[,ipAddr,…] [-check]] [-csv] [-hex] [-expand]
コマンドパス
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm iscsizone
($INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)
/opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm iscsizone
機能説明
ストレージ装置のiSCSIのホストアフィニティを、設定/削除/表示します。
コマンドを実行するには、Windows環境の場合はAdministratorsグループのユーザーであること、Solaris/Linux環境の場合はOSの管理者(root)権限が必要です。
ストレージ装置のiSCSIポートのIPアドレスとiSCSIネーム、アフィニティグループ、設定するサーバのIPアドレスとiSCSIネームをオペランドに指定することで、ストレージ装置のホストアフィニティを設定/削除します。また、設定されているホストアフィニティを表示します。
対象となるストレージ装置は、本製品の管理対象装置である必要があります。
オペランド
ホストアフィニティを設定します。
ホストアフィニティを削除します。
ホストアフィニティを表示します。
オプション
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
ホストアフィニティを設定するストレージ装置のiSCSIポートのIPアドレスとiSCSIネーム、アフィニティグループ番号またはポートIDとアフィニティグループ番号を指定します。
アフィニティグループ番号は、10進数または16進数で指定します。指定例は以下のとおりです。
[10進数での指定] -storage 192.0.2.38,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029,3 [16進数での指定] -storage 192.0.2.38,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029,0x3
ポートIDは、ETERNUS DX60 S2の場合はCM番号とPort番号を連結したもの、ETERNUS DX S5 series (DX900 S5を除く), DX S4 series (DX8900 S4を除く), DX S3 series (DX8000 S3 seriesを除く), DX S2 series (DX60 S2を除く), ETERNUS AF オールフラッシュアレイ, ETERNUS DX200Fの場合はCM番号とCA番号とPort番号を連結したもの、ETERNUS DX900 S5, DX8900 S4, DX8000 S3 seriesの場合はCE番号(16進)とCM番号とCA番号とPort番号を連結したものとなります。指定例は以下のとおりです。
[CM番号=1、CA番号=2、Port番号=1、アフィニティグループ番号=6を指定] -storage 121,6 [CE番号=3、CM番号=1、CA番号=2、Port番号=1、アフィニティグループ番号=6を指定] -storage 3121,6
ホストアフィニティを設定するサーバのiSCSIポートのIPアドレスとiSCSIネームを指定します。
iSCSIホストのIPアドレスを未設定に対応している装置の場合は、iSCSIホストのIPアドレスを省略して指定できます。
ホストアフィニティを設定するサーバのiSCSIエイリアス名を指定します。
本オプション省略時は、エイリアス名が設定されません。
ホストアフィニティを設定するサーバのホストのエイリアス名を指定します。
本オプション省略時は、エイリアス名が自動で設定されます。
ホストアフィニティを設定するサーバのホストレスポンス番号を指定します。
本オプション省略時は、ホストレスポンス番号#0が設定されます。
-serverオプションで指定されたサーバが、すでに-ipaddrオプションで指定されたIPアドレスの装置にホストアフィニティ設定されているかを確認します。ホストアフィニティ設定されていないときは、処理を継続し、設定を行います。ホストアフィニティ設定されているときは、エラーとなります。
本オプション省略時は、確認を行わず、処理を継続します。
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
ホストアフィニティを削除するストレージ装置のiSCSIポートのIPアドレスとiSCSIネーム、アフィニティグループ番号またはポートIDとアフィニティグループ番号を指定します。
アフィニティグループ番号は、10進数または16進数で指定します。指定例は以下のとおりです。
[10進数での指定] -storage 192.0.2.38,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029,3 [16進数での指定] -storage 192.0.2.38,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029,0x3
ポートIDは、ETERNUS DX60 S2の場合はCM番号とPort番号を連結したもの、ETERNUS DX S5 series (DX900 S5を除く), DX S4 series (DX8900 S4を除く), DX S3 series (DX8000 S3 seriesを除く), DX S2 series (DX60 S2を除く), ETERNUS AF オールフラッシュアレイ, ETERNUS DX200Fの場合はCM番号とCA番号とPort番号を連結したもの、ETERNUS DX900 S5, DX8900 S4, DX8000 S3 seriesの場合はCE番号(16進)とCM番号とCA番号とPort番号を連結したものとなります。指定例は以下のとおりです。
[CM番号=1、CA番号=2、Port番号=1、アフィニティグループ番号=6を指定] -storage 121,6 [CE番号=3、CM番号=1、CA番号=2、Port番号=1、アフィニティグループ番号=6を指定] -storage 3121,6
ホストアフィニティを削除するサーバのiSCSIポートのIPアドレスとiSCSIネームを指定します。
iSCSIホストのIPアドレスを未設定に対応している装置の場合は、iSCSIホストのIPアドレスを省略して指定できます。
-serverオプションで指定されたサーバが、-ipaddrオプションで指定されたIPアドレスの装置にホストアフィニティ設定されているかを確認します。ホストアフィニティ設定されていないときは、エラーとなります。ホストアフィニティ設定されているときは、処理を継続し、設定を削除します。
本オプション省略時は、確認を行わず、処理を継続します。
確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。
指定したIPアドレスのストレージ装置のホストアフィニティ情報を表示します。複数のストレージ装置の情報を表示する場合は、IPアドレスをコンマ(",")で連結して指定します。
本オプション省略時は、本製品に登録されているすべてのストレージ装置の情報を表示します。
-ipaddrオプションで指定されたIPアドレスの装置が、本製品に登録されているストレージ装置か確認します。指定されたIPアドレスのすべての装置が本製品に登録されているときは、処理を継続し、設定情報を表示します。指定されたIPアドレスの装置が1つでも本製品に登録されていないときは、エラーとなります。
本オプション省略時は、確認を行わず、処理を継続します。
本オプションは、-ipaddrオプションを指定した場合だけ指定できます。
CSV形式で出力します。
アフィニティグループ番号を16進数で表示します。
ホストアフィニティの情報に以下を追加して表示します。
IPv6リンクローカルアドレス
IPv6コネクトIPアドレス
TFOステータス
追加する情報は、本ソフトウェアのバージョンレベルに依存します。本ソフトウェアをアップグレードすると、表示される情報が増える可能性があります。
本オプション省略時は、ホストアフィニティの一覧を表示します。
使用例
ホストアフィニティを追加します。
> storageadm iscsizone add -ipaddr 192.0.2.4 -storage 192.0.2.38,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029,3 -server 192.0.2.198,eui.2222222222222222 -svalias alias2222 -svname name2222 -svhostrsp 2 INFO:swsag0001:Command terminated normally.
ホストアフィニティを削除します。
> storageadm iscsizone delete -ipaddr 192.0.2.4 -storage 192.0.2.38,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029,3 -server 192.0.2.198,eui.2222222222222222 INFO:swsag0001:Command terminated normally.
ホストアフィニティを表形式で表示します。
> storageadm iscsizone info -ipaddr 192.0.2.4,192.0.2.5 <<< iSCSI CA Zone Information >>> DEVICE NAME(IP ADDRESS) PORT ISCSI CA ISCSI CA AFFINITY SERVER SERVER ID IP ADDRESS ISCSI NAME GROUP IP ADDRESS ISCSI NAME ------------------------------ ---- --------------- ---------------- -------- --------------- ---------------- DX60S4(192.0.2.4) 00 192.0.2.38 iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029 6 192.0.2.198 eui.2222222222222222 01 192.0.2.39 iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029 6 192.0.2.198 eui.2222222222222222 01 192.0.2.39 iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029 6 192.0.2.199 eui.3333333333333333 10 192.0.2.40 iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029 - - - 11 192.0.2.41 iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029 - - - E4000(192.0.2.5) 000 192.0.2.38 iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e4000:0000000001 3 192.0.2.198 eui.2222222222222222 120 192.0.2.40 iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e4000:0000000001 3 192.0.2.158 eui.4444444444444444 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------- INFO:swsag0001:Command terminated normally.
ホストアフィニティをCSV形式で表示します。
> storageadm iscsizone info -ipaddr 192.0.2.4,192.0.2.5 -csv DEVICE NAME(IP ADDRESS),PORT ID,ISCSI CA IP ADDRESS,ISCSI CA ISCSI NAME,AFFINITY GROUP,SERVER IP ADDRESS,SERVER ISCSI NAME DX60S4(192.0.2.4),00,192.0.2.38,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029,6,192.0.2.198,eui.2222222222222222 ,01,192.0.2.39,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029,6,192.0.2.198,eui.2222222222222222 ,01,192.0.2.39,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029,6,192.0.2.199,eui.3333333333333333 ,10,192.0.2.40,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029,-,-,- ,11,192.0.2.41,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029,-,-,- E4000(192.0.2.5),000,192.0.2.38,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e4000:0000000001,3,192.0.2.198,eui.2222222222222222 ,120,192.0.2.38,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e4000:0000000001,3,192.0.2.158,eui.4444444444444444
ホストアフィニティを表形式で追加情報を含めて表示します。
> storageadm iscsizone info -expand <<< iSCSI CA Zone Information >>> DEVICE NAME(IP ADDRESS) PORT ISCSI CA ISCSI CA AFFINITY SERVER SERVER ISCSI CA LINK LOCAL IP ADDRESS ISCSI CA CONNECT IP ADDRESS TFO STATUS ID IP ADDRESS ISCSI NAME GROUP IP ADDRESS ISCSI NAME ------------------------------ ---- --------------- ---------------- -------- --------------- ---------------- --------------------------------------- --------------------------------------- ---------- DX60S4(192.0.2.4) 00 192.0.2.38 iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029 6 192.0.2.198 eui.2222222222222222 fe80::128c:24d8:3016:250a:56ff:fe67:a524 2001:100a:ab13:cd24:ef3f:db72:fe11:cd21 - 01 192.0.2.39 iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029 6 192.0.2.198 eui.2222222222222222 fe80::128c:24d8:3016:250a:56ff:fe67:a525 2001:100a:ab13:cd24:ef3f:db72:fe11:cd22 - 01 192.0.2.39 iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029 6 192.0.2.199 eui.3333333333333333 fe80::128c:24d8:3016:250a:56ff:fe67:a525 2001:100a:ab13:cd24:ef3f:db72:fe11:cd22 - 10 192.0.2.40 iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029 - - - - - - 11 192.0.2.41 iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029 - - - - - - E4000(192.0.2.5) 000 192.0.2.38 iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e4000:0000000001 3 192.0.2.198 eui.2222222222222222 fe80::254b:781a:4b35:c531:1a3d:198e:30c6 2001:100a:451f:fd32:230b:12ac:dd2a:a2e5 - 120 192.0.2.40 iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e4000:0000000001 3 192.0.2.158 eui.4444444444444444 fe80::254b:781a:4b35:c531:1a3d:198e:30d5 2001:100a:451f:fd32:230b:12ac:dd2a:a289 - DX600(192.0.2.6) 010 192.0.2.50 iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e6000:0000000011 4 192.0.2.200 eui.8888888888888888 fe80::0200:0e50:da80:0414 2001:200a:241f:fd55:210b:80ac:cc2a:a129 Active DX600(192.0.2.7) 010 192.0.2.50 iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e6000:0000000011 4 192.0.2.200 eui.8888888888888888 fe80::0200:0e50:da80:0414 2001:200a:241f:fd55:210b:80ac:cc2a:a129 Standby --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- INFO:swsag0001:Command terminated normally.
ホストアフィニティをCSV形式で追加情報を含めて表示します。
> storageadm iscsizone info -expand -csv DEVICE NAME(IP ADDRESS),PORT ID,ISCSI CA IP ADDRESS,ISCSI CA ISCSI NAME,AFFINITY GROUP,SERVER IP ADDRESS,SERVER ISCSI NAME, ISCSI CA LINK LOCAL IP ADDRESS,ISCSI CA CONNECT IP ADDRESS,TFO STATUS DX60S4(192.0.2.4),00,192.0.2.38,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029,6,192.0.2.198,eui.2222222222222222,fe80::128c:24d8:3016:250a:56ff:fe67:a524,2001:100a:ab13:cd24:ef3f:db72:fe11:cd21,- DX60S4(192.0.2.4),01,192.0.2.39,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029,6,192.0.2.198,eui.2222222222222222,fe80::128c:24d8:3016:250a:56ff:fe67:a525,2001:100a:ab13:cd24:ef3f:db72:fe11:cd22,- DX60S4(192.0.2.4),01,192.0.2.39,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029,6,192.0.2.199,eui.3333333333333333,fe80::128c:24d8:3016:250a:56ff:fe67:a525,2001:100a:ab13:cd24:ef3f:db72:fe11:cd22,- DX60S4(192.0.2.4),10,192.0.2.40,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029,-,-,-,-,-,- DX60S4(192.0.2.4),11,192.0.2.41,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e2000:0000000029,-,-,-,-,-,- E4000(192.0.2.5),000,192.0.2.38,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e4000:0000000001,3,192.0.2.198,eui.2222222222222222,fe80::254b:781a:4b35:c531:1a3d:198e:30c6,2001:100a:451f:fd32:230b:12ac:dd2a:a2e5,- E4000(192.0.2.5),120,192.0.2.38,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e4000:0000000001,3,192.0.2.158,eui.4444444444444444,fe80::254b:781a:4b35:c531:1a3d:198e:30d5,2001:100a:451f:fd32:230b:12ac:dd2a:a289,- DX600(192.0.2.6),010,192.0.2.50,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e6000:0000000011,4, 192.0.2.200,eui.8888888888888888,fe80::0200:0e50:da80:0414,2001:200a:241f:fd55:210b:80ac:cc2a:a129,Active DX600(192.0.2.7),010,192.0.2.50,iqn.2000-09.com.fujitsu:storage-system.e6000:0000000011,4, 192.0.2.200,eui.8888888888888888,fe80::0200:0e50:da80:0414,2001:200a:241f:fd55:210b:80ac:cc2a:a129,Standby
注意事項
設定を追加/削除/表示するストレージ装置は、本製品に登録されている必要があります。
事前に、ETERNUS Web GUIで、ETERNUS ディスクアレイにゾーン設定(アフィニティグループの作成)をしておく必要があります。
deleteオペランド指定時は以下の確認メッセージが出力されます。継続するときは"y"を、キャンセルするときは"n"を入力してください。なお、-sオプションを指定した場合は、確認メッセージが出力されません。
Are you sure? [y/n]:
Virtual Volume用のホストアフィニティの操作はできません。
指定されたHBAとCAについて、通常のホストアフィニティとVirtual Volume用のホストアフィニティの両方が設定されている場合、通常のホストアフィニティだけを削除し、Virtual Volume用のホストアフィニティは削除しません。
名前
storageadm perfdata - 性能情報の操作
形式
storageadm perfdata export outDirName -ipaddr ipAddr [-date startTime[-endTime]]
コマンドパス
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm perfdata
($INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)
/opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm perfdata
機能説明
ストレージ装置およびファイバーチャネルスイッチの性能情報を出力します。
コマンドを実行するには、Windows環境の場合はAdministratorsグループのユーザーであること、Solaris/Linux環境の場合はOSの管理者(root)権限が必要です。
性能情報を操作する装置のIPアドレスと日付を指定することで、装置の性能情報をCSV形式で出力します。
対象となる装置は、本製品の管理対象装置、かつ、性能監視を実施中または過去に実施していた必要があります。
サポート装置は、以下のとおりです。
ETERNUS DX series, ETERNUS AF オールフラッシュアレイ, ETERNUS DX200F
性能監視をサポートしている、ファイバーチャネルスイッチおよびファイバーチャネルスイッチブレード
出力するCSVファイルの詳細は、以下のとおりです。
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | PORT.csv |
ヘッダー行 | Date,PortX - Tx Throughput, PortX - Rx Throughput, PortX - CRC Error, ... |
データ行 | date,port0s,port0r,port0e, ... ,portNs,portNr,portNe 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。date以降には、port数分の情報が出力されます。 |
ETERNUS DX S5 series (DX900 S5を除く), DX S4 series (DX8900 S4を除く), DX S3 series (DX8000 S3 seriesを除く), DX60 S2/DX80 S2/DX90 S2, ETERNUS AF オールフラッシュアレイ, ETERNUS DX200Fの場合
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | CM.csv |
ヘッダー行 | Date, CM0xX - CPU Use Rate, CM0xX - Copy Remain, ... |
データ行 | date,CM0u,CM0r, ... ,CMNu,CMNr 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。date以降には、CM数分の情報が出力されます。 |
ETERNUS DX900 S5, DX8900 S4, DX8000 S3 seriesの場合
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | CM.csv |
ヘッダー行 | Data, CE0xXCM0xX - CPU Use Rate, CE0xXCM0xX - Copy Remain, ... |
データ行 | date,CE0CM0u,CE0CM0r, ... ,CENCMNu,CENCMNr 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。date以降には、CM数分の情報が出力されます。 |
ETERNUS DX400 S2 series, DX8000 S2 seriesの場合
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | CM/nnnn.csv |
ヘッダー行 | Date, CM0xX:CPUX - CPU Use Rate, CM0xX:CPUX(ROE) - CPU Use Rate, CM0xX:CPUX - Copy Remain |
データ行 | date,cpu,roe,remain 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。 |
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | LogicalVolume/nnnn.csv |
ヘッダー行 | Date, LogicalVolume0xXXXX - Read IOPS, |
データ行 | date,read,write,through-r,through-w,resp-r,resp-w,hit-r,hit-w,fetch, 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。 |
注1: Extreme Cacheの性能情報サポート装置で機能が無効の場合は、"0"を出力します。
例: Extreme Cacheの性能情報サポート装置の場合(機能無効) …,hit-r-extreme-cache,hit-r-dram-extreme-cache …,0,0
注2: Extreme Cacheの性能情報非サポート装置の場合は、値を出力せず、コンマを詰めて出力します。
例: Extreme Cacheの性能情報非サポート装置の場合 …,hit-r-extreme-cache,hit-r-dram-extreme-cache …,,
注3: Host-LU QoSの性能情報(QoS Delay Time)サポートの装置で機能が無効の場合は、"0"を出力します。
例: Host-LU QoSの性能情報サポート装置の場合(機能無効) …,delay-r-qos,delay-w-qos …,0,0
注4: Host-LU QoSの性能情報(QoS Delay Time)が非サポートの装置の場合は、値を出力せず、コンマを詰めて出力します。
例: Host-LU QoSの性能情報非サポート装置の場合 …,delay-r-qos,delay-w-qos …,,
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | RAIDGroup/nnnn.csv |
ヘッダー行 | Date, RAIDGroup0xXXXX - Read IOPS, |
データ行 | date,read,write,through-r,through-w,resp-r,resp-w,hit-r,hit-w,fetch, 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。 |
注1: Extreme Cacheの性能情報サポート装置で機能が無効の場合は、"0"を出力します。
例: Extreme Cacheの性能情報サポート装置の場合(機能無効) …,hit-r-extreme-cache,hit-r-dram-extreme-cache …,0,0
注2: Extreme Cacheの性能情報非サポート装置の場合は、値を出力せず、コンマを詰めて出力します。
例: Extreme Cacheの性能情報非サポート装置の場合 …,hit-r-extreme-cache,hit-r-dram-extreme-cache …,,
注3: Host-LU QoSの性能情報(QoS Delay Time)サポートの装置で機能が無効の場合は、"0"を出力します。
例: Host-LU QoSの性能情報サポート装置の場合(機能無効) …,delay-r-qos,delay-w-qos …,0,0
注4: Host-LU QoSの性能情報(QoS Delay Time)が非サポートの装置の場合は、値を出力せず、コンマを詰めて出力します。
例: Host-LU QoSの性能情報非サポート装置の場合 …,delay-r-qos,delay-w-qos …,,
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | Disk/nnnn.csv |
ヘッダー行 |
|
データ行 | date,Disk0, ... ,DiskN 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。date以降には、Disk数分の情報が出力されます。 |
ETERNUS DX series (DX900 S5, DX8900 S4, DX8000 S3 seriesを除く), ETERNUS AF オールフラッシュアレイ, ETERNUS DX200Fの場合
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | Port/nnnn.csv |
ヘッダー行 |
|
データ行 | date,read,write,through-r,through-w 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。 |
ETERNUS DX900 S5, DX8900 S4, DX8000 S3 seriesの場合
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | Port/nnnn.csv |
ヘッダー行 | Date, CE0xX:CM0xX:CA0xX:PortX - Read IOPS, CE0xX:CM0xX:CA0xX:PortX - Write IOPS, |
データ行 | date,read,write,through-r,through-w 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。 |
注: 対象のCA/CM Portのポートモードに応じて、ヘッダー行の各ポート名の末尾に以下の表記が追加されます。
ポートモード | FC | iSCSI |
---|---|---|
CA | - | (iSCSI-CA) |
RA | (FC-RA) | (iSCSI-RA) |
CA/RA | (FC-CA/RA) | (iSCSI-CA/RA) |
Initiator | (FC-Initiator) | - |
FC-Initiatorポートの性能情報は、ETERNUS DX S5 series, DX8900 S4, ETERNUS AF S3 series、またはファームウェア版数がV10L80以降の、ETERNUS DX S4/S3 series (DX8900 S4を除く), ETERNUS AF S2 series, AF series, ETERNUS DX200Fの場合だけ、表示されます。
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | ACTIVE_DISK.csv |
ヘッダー行 | Date, Total Disks, Active Disks |
データ行 | date,total,active 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。 |
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | SYSTEM_POWER_CONSUMPTION.csv |
ヘッダー行 | Date, System Power Consumption |
データ行 | date, power 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。 |
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | SYSTEM_TEMPERATURE.csv |
ヘッダー行 | Date, System Temperature |
データ行 | date, temperature 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。 |
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | NAS/System/nnnn.csv |
ヘッダー行 | Date, CM0xX - CPU Use Rate, CM0xX - CIFS Operations, CM0xX - NFS Operations |
データ行 | date,CMuse,CMcifs,CMnfs 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。 |
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | NAS/LogicalVolume/nnnn.csv |
ヘッダー行 | Date, LogicalVolume0xXXXX - Read Throughput, LogicalVolume0xXXXX - Write Throughput |
データ行 | date,through-r,through-w 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。 |
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | DataReduction/LogicalVolume/nnnn.csv (nnnnは、16進数表記のLogicalVolume番号) (注1、注2) |
ヘッダー行 | Date, LogicalVolume0xXXXX - Data Compression Rate, LogicalVolume0xXXXX - Unaligned I/O Rate |
データ行 | date,data-compression-rate,unaligned-io-rate 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。 |
注1: ストレージ装置のDeduplication/Compressionが有効な場合だけ、ディレクトリが作成されます。
注2: ボリュームのDeduplication/Compressionが有効な場合だけ、CSVファイルが出力されます。
注3: ボリュームのDeduplicationだけが有効な場合、データ圧縮率は表示されません。
オペランド
指定した日付の性能情報をCSV形式で出力します。
性能情報を出力するディレクトリを指定します。存在するディレクトリ名を絶対パスで指定してください。
性能情報は、outDirNameディレクトリ配下に、以下の構成で出力されます。
オプション
性能情報を出力する装置のIPアドレスを指定します。
出力対象となる装置は、以下の条件を満たす必要があります。
本製品に登録されていて、性能監視対象である、以下のどれかの装置
ETERNUS DX series, ETERNUS AF オールフラッシュアレイ, ETERNUS DX200F
性能監視をサポートしている、ファイバーチャネルスイッチおよびファイバーチャネルスイッチブレード
性能監視の設定方法は、「7.2.2 性能管理指示」を参照してください。
出力する性能情報の開始・終了時刻を、それぞれYYYYMMDDhhmm形式で指定します。開始・終了時刻は、以下のように、ハイフン(-)で連結する必要があります。
YYYYMMDDhhmm-YYYYMMDDhhmm
ハイフン(-)と終了時刻を省略すると、コマンド実行時刻が終了時刻となります。
開始時刻には、終了時刻よりも過去の時刻を指定する必要があります。また、開始・終了時刻には、2001年8月1日0時0分よりも未来の時刻、かつコマンド実行時刻よりも過去の時刻を指定する必要があります。
本オプション省略時は、コマンド実行時刻の30分前が開始時刻、コマンド実行時刻が終了時刻となります。
使用例
IPアドレスが192.0.2.10の装置の、2012年1月1日0時0分から2012年1月1日23時59分までの性能情報を、C:\workディレクトリに出力する場合
> storageadm perfdata export "c:\work" -ipaddr 192.0.2.10 -date 201201010000-201201012359
IPアドレスが192.0.2.10の装置の、2012年1月1日0時0分から現在までの性能情報を、C:\workディレクトリに出力する場合
> storageadm perfdata export "c:\work" -ipaddr 192.0.2.10 -date 201201010000
IPアドレスが192.0.2.10の装置の、2012年1月1日0時0分から2012年1月1日23時59分までの性能情報を、/var/tmp/workディレクトリに出力する場合
> storageadm perfdata export /var/tmp/work -ipaddr 192.0.2.10 -date 201201010000-201201012359
IPアドレスが192.0.2.10の装置の、2012年1月1日0時0分から現在までの性能情報を、/var/tmp/workディレクトリに出力する場合
> storageadm perfdata export /var/tmp/work -ipaddr 192.0.2.10 -date 201201010000
名前
storageadm spindle - ディスクドライブの制御
形式
storageadm spindle start -ipaddr ipAddr {-raid raidGroupNumber[,raidGroupNumber,...] | -server} [-sync [-time timeout]]
storageadm spindle stop -ipaddr ipAddr {-raid raidGroupNumber[,raidGroupNumber,...] | -server} [-sync [-time timeout]] [-s] [-f]
storageadm spindle info -ipaddr ipAddr [{-raid raidGroupNumber[,raidGroupNumber,...] | -server}]
コマンドパス
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm spindle
($INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)
/opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm spindle
機能説明
ストレージ装置のRAIDを構成しているディスクドライブのスピンドル回転制御およびディスクドライブ本体の電源制御を行います。
コマンドを実行するには、Windows環境の場合はAdministratorsグループのユーザーであること、Solaris/Linux環境の場合はOSの管理者(root)権限が必要です。
状態表示時にストレージ装置を指定した場合は、RAIDを構成しているディスクドライブのスピンドル回転状態およびディスクドライブ本体の電源状態を表示します。
サーバを指定した場合は、サーバが使用するストレージ装置のRAIDグループ番号とボリューム番号を表示します。
ストレージ装置のIPアドレスおよびRAIDグループ番号をオペランドに指定することで、ストレージ装置のRAIDを構成しているディスクドライブの回転制御およびディスクドライブ本体の電源制御を行います。
サーバのIPアドレスを指定することで、そのサーバが使用しているストレージ装置のディスクドライブの回転制御およびディスクドライブ本体の電源制御を行います。
対象となるストレージ装置およびサーバは、本製品の管理対象装置である必要があります。
オペランド
ストレージ装置のRAIDグループを構成するディスクドライブを起動します。
ストレージ装置のRAIDグループを構成するディスクドライブを停止します。
ストレージ装置のRAIDグループのエコモード情報を表示します。または、サーバが使用しているストレージ装置の情報を表示します。
オプション
ストレージ装置またはサーバの、IPアドレスを指定します。
起動対象のRAIDグループ番号を、16進数で指定します。
RAIDグループ番号を複数指定する場合は、コンマ(",")で区切って指定します。
-ipaddrオプションにストレージ装置のIPアドレスを指定した場合に、本オプションを指定します。
サーバが使用しているストレージ装置のディスクドライブを起動します。
-ipaddrオプションにサーバのIPアドレスを指定した場合に、本オプションを指定します。
処理が完了する、または-timeオプションで指定した時間が経過するまで、復帰しません。
-syncオプション指定時のタイムアウト値(単位は秒)を、1~86400の範囲で指定します。
本オプション省略時のタイムアウト値は600秒です。
ストレージ装置またはサーバの、IPアドレスを指定します。
停止対象のRAIDグループ番号を、16進数で指定します。
RAIDグループ番号を複数指定する場合は、コンマ(",")で区切って指定します。
-ipaddrオプションにストレージ装置のIPアドレスを指定した場合に、本オプションを指定します。
サーバが使用しているストレージ装置のディスクドライブを停止します。
-ipaddrオプションにサーバのIPアドレスを指定した場合に、本オプションを指定します。
処理が完了する、または-timeオプションで指定した時間が経過するまで、復帰しません。
-syncオプションを指定した場合のタイムアウト値(単位は秒)を、1~86400の範囲で指定します。
本オプション省略時のタイムアウト値は600秒です。
確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。
関連するRAIDグループのディスクドライブを強制的に停止します。
ストレージ装置またはサーバの、IPアドレスを指定します。
状態表示対象のRAIDグループ番号を、16進数で指定します。
RAIDグループ番号を複数指定する場合は、コンマ(",")で区切って指定します。
-ipaddrオプションにストレージ装置のIPアドレスを指定した場合に、本オプションを指定します。
本オプション省略時は、指定したストレージ装置のすべてのRAIDグループ情報を表示します。
サーバが使用しているストレージ装置のRAIDグループのエコモード情報およびボリューム番号を表示します。
-ipaddrオプションにサーバのIPアドレスを指定した場合に、本オプションを指定します。
使用例
ストレージ装置のIPアドレスとRAIDグループ番号を指定して、RAIDグループを構成しているディスクドライブを起動します。
> storageadm spindle start -ipaddr 192.0.2.10 -raid 0x0000,0x0001
ストレージ装置のIPアドレスとRAIDグループ番号を指定して、RAIDグループを構成しているディスクドライブを停止します。
> storageadm spindle stop -ipaddr 192.0.2.10 -raid 0x0001
サーバを指定して、サーバが使用しているディスクドライブを停止します。
> storageadm spindle stop -ipaddr 192.0.2.11 -server
ストレージ装置のすべてのRAIDグループのエコモード状態を表示します。
> storageadm spindle info -ipaddr 192.0.2.10 <<< ECO Mode RAID Group Information >>> RAIDGROUP_NUMBER(NAME) MODE DISK_STATUS CONTROL SCHEDULE ------------------------ ---- ------------------- ------- --------------- 0x0000(data1) ON Idle OFF External 0x0001(data2) ON in the boot process ON 01-NAME0001 0x0002 OFF Active - 0x0003 - Active - -------------------------------------------------------------------------
表示内容は、以下のとおりです。
項目 | 説明 |
---|---|
RAIDGROUP_NUMBER(NAME) | RAIDグループ番号を、4桁の16進数で表示します。 |
MODE | RAIDグループに設定されているエコモードの状態を表示します。
|
DISK_STATUS | RAIDグループのディスクドライブの動作状態を表示します。
|
CONTROL | RAIDグループに設定されているディスクドライブの制御状態を表示します。
|
SCHEDULE | RAIDグループに設定されているエコモードスケジュールを以下の形式で表示します。External(外部制御)のスケジュール名は、"External"と表示します。 |
注1: ディスクドライブのスピンドル回転またはディスクドライブ本体の電源の起動処理中
注2: ディスクドライブのスピンドル回転またはディスクドライブ本体の電源の停止処理中
サーバが使用するストレージ装置のRAIDグループ番号およびボリューム番号を表示します。
> storageadm spindle info -ipaddr 192.0.2.11 -server <<< ECO Mode RAID GROUP information for Server >>> IP_ADDRESS RAID MODE DISK_STATUS CONTROL STOP --------------- ------ ---- ------------------- ------- ---- 192.0.2.10 0x0000 ON Idle OFF 0x0001 ON Active ON * ------------------------------------------------------------ <<< Disk use information on Server >>> IP_ADDRESS RAID VOLUME --------------- ------ -------------------------------------------------------- 192.0.2.10 0x0000 0x0000,0x0001,0x0002,0x0003,0x0004,0x0005,0x0006,0x0007, 0x0008,0x0009,0x000A,0x000B,0x000C,0x000D,0x000E,0x000F 0x0001 0x0010,0x0011,0x0012,0x0013,0x0014,0x0015,0x0016,0x0017, 0x0018,0x0019,0x001A,0x001B,0x001C,0x001D,0x001E,0x001F -------------------------------------------------------------------------------
各列に表示される情報の見方は、以下のとおりです。
<<< ECO Mode RAID GROUP information for Server >>> の情報
項目 | 説明 |
---|---|
IP_ADDRESS | サーバが接続するストレージ装置のIPアドレスを表示します。 |
RAID | サーバが使用しているボリュームのRAIDグループの番号を、4桁の16進数で表示します。 |
MODE | RAIDグループに設定されているエコモードの状態を表示します。
|
DISK_STATUS | RAIDグループのディスクドライブの動作状態を表示します。
|
CONTROL | RAIDグループに設定されているディスクドライブの制御状態を表示します。
|
STOP | 指定したサーバが使用するディスクドライブの停止は指示されていますが、当該RAIDグループのディスクドライブがほかのサーバから使用されている、またはRAIDグループが以下のどれかの状態のため、停止できない場合に“*”を表示します。
|
注1: ディスクドライブのスピンドル回転またはディスクドライブ本体の電源の起動処理中
注2: ディスクドライブのスピンドル回転またはディスクドライブ本体の電源の停止処理中
<<< Disk use information on Server >>> の情報
項目 | 説明 |
---|---|
IP_ADDRESS | サーバが接続するストレージ装置のIPアドレスを表示します。 |
RAID | サーバが使用しているボリュームのRAIDグループの番号を、4桁の16進数で表示します。 |
VOLUME | サーバが使用しているボリュームの番号を、4桁の16進数で表示します。 |
注意事項
ディスクドライブのスピンドル回転制御・ディスクドライブ本体の電源制御・状態表示を行うストレージ装置は、本製品に登録されている必要があります。
エコモードの操作ができないRAIDグループがあります。「1.2.5 ストレージの省電力運用」の「エコモードの操作ができないRAIDグループ」を参照してください。
RAIDグループの起動・停止の制御を実施するには、RAIDグループのエコモードをONまたはON(power off)にする必要があります。手順は、「6.1.6 エコモードの操作方法」を参照してください。
サーバのIPアドレスを指定してディスクドライブの回転制御・ディスクドライブ本体の電源制御をする場合は、ストレージ装置との接続変更を行わないでください。
以下の状態のときは、サーバのIPアドレスを指定して、ディスクドライブの回転停止、およびディスクドライブ本体の電源切断はできません。
停止するディスクドライブに共用ディスクが含まれているとき
共用ディスクを使用するすべてのサーバの状態を確認し、共用ディスクの停止可否を判断してください。停止可能な場合は、-fオプションを指定してください。
停止するディスクドライブのRAIDグループに、ほかのサーバが使用しているディスクドライブが存在するとき
当該RAIDグループのディスクドライブを使用するすべてのサーバに対してサーバのIPアドレスを指定するか、-fオプションを指定してください。-fオプションを指定する場合は、関連するすべてのサーバの状態を確認し、ディスクドライブの停止可否を判断してください。なお、サーバとRAIDグループは、1対1の構成を推奨します。
停止するディスクドライブのRAIDグループに未使用のディスクドライブがあるとき
-fオプションを指定して再実施するか、RAIDグループを指定して実施してください。
停止するディスクドライブのRAIDグループが「エコモードの操作ができないRAIDグループ」のどれかのとき
stopオペランドを指定しても、対象のRAIDグループに属しているボリュームがLUNコンカチネーション機能によって異なるRAIDグループと連結している場合、ディスクドライブは停止されません。関連するすべてのRAIDグループのディスクドライブを停止させる場合は、関連するすべてのRAIDグループを指定するか、-fオプションを指定してください。ただし、関連するRAIDグループが「エコモードの操作ができないRAIDグループ」のどれかの場合は、ディスク制御はできません。
stopオペランド指定時は以下の確認メッセージが出力されます。継続するときは"y"を、キャンセルするときは"n"を入力してください。なお、-sオプションを指定した場合は、確認メッセージが出力されません。
Are you sure? [y/n]:
サーバが使用するストレージ装置の情報には、ディスク制御できるストレージ装置の情報が表示されます。ディスク制御できないストレージ装置の情報は表示されません。ディスク制御できるストレージ装置とディスク制御できないストレージ装置を混在して接続している場合は、ディスク制御できるストレージ装置の情報だけが表示されます。
RAIDグループが以下の状態のときは、ディスクドライブが停止しません。
ストレージ装置のCMおよびディスクドライブのアクセス経路に関するモジュールに故障した部品があるとき
RAIDグループを構成するディスクドライブが故障したとき
アドバンスト・コピーのコピーデータがあるとき
EC/RECのセッションがあるとき(コピーデータがないときを含みます。ただし、EC/RECをSuspend状態にしたときは、停止します。)
QuickOPC/SnapOPCのセッションがあるとき(コピーデータがないときを含みます。)
名前
esfsnap - マネージャーの調査資料の採取
形式
esfsnap -dir dirName [-all]
コマンドパス
$INS_DIR\Common\bin\esfsnap
($INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)
/opt/FJSVesfcm/bin/esfsnap
機能説明
マネージャーの調査資料を採取するコマンドです。
コマンドを実行するには、OSの管理者権限が必要です。
マネージャーで何らかの問題が発生した場合に、調査資料を採取するために使用します。採取した資料は、当社技術員(SE)に渡してください。
オプション
調査資料を格納するディレクトリを、dirName に指定します。
Windows環境の場合は、ドライブ文字から始まるフルパス名(70Byteまで)を指定してください。
Solaris/Linux環境の場合は、フルパス名を指定してください。
調査資料は、"esfsnap_"で始まる名前で出力されます。本コマンド実行前に、dirName に以下の空き容量があることを確認してください。
採取資料の種類 | 必要な空き容量 |
---|---|
初期調査資料 | 40MB以上 |
詳細調査資料 | 80 + (2 * 装置登録台数) MB以上 |
調査に必要なすべての調査資料を採取します。本オプションを指定すると、採取される資料の容量が大きくなります。トラブルの初期調査(切分け)のために資料を採取する場合、本オプションの指定は不要です。
使用例
初期調査用資料を、D:\tempディレクトリに採取します。
> esfsnap -dir D:\temp
初期調査用資料を、/var/tmpディレクトリに採取します。
> esfsnap -dir /var/tmp
名前
esfadm esfdata - 構成情報の操作
形式
esfadm esfdata backup -ipaddr ipAddr [-s]
esfadm esfdata restore -all [-s]
esfadm esfdata delete -all
コマンドパス
$INS_DIR\Common\bin\esfadm esfdata
($INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)
/opt/FJSVesfcm/bin/esfadm esfdata
機能説明
本製品が保存しているいくつかの構成情報について、ETERNUS ディスクアレイへバックアップ、または、ETERNUS ディスクアレイからリストアします。また、装置削除されたETERNUS ディスクアレイに関する構成情報をリポジトリから削除します。
オペランド
構成情報をETERNUS ディスクアレイにバックアップします。
構成情報をETERNUS ディスクアレイからリストアします。
装置削除したETERNUS ディスクアレイに関する構成情報を削除します。
オプション
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。
登録されているすべてのETERNUS ディスクアレイからリストアします。
確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。
装置削除したETERNUS ディスクアレイに関するすべての構成情報を削除します。
使用例
構成情報をバックアップします。
> esfadm esfdata backup -ipaddr 192.0.2.10 Are you sure? [y/n]: y esfadm00000 The command ended normally.
構成情報をリストアします。
> esfadm esfdata restore -all Are you sure? [y/n]: y esfadm00000 The command ended normally.
構成情報を削除します。
> esfadm esfdata delete -all Are you sure? [y/n]: y esfadm00000 The command ended normally.
注意事項
esfadm esfdata restoreコマンドは、本製品のリポジトリが壊れた場合やバックアップから復旧した場合に使用してください。
esfadm esfdata backupコマンドは、ETERNUS ディスクアレイの障害によりETERNUS ディスクアレイに保存していた構成情報が壊れた場合だけ使用してください。
当社技術員によるETERNUS ディスクアレイの保守の終了後、当社技術員の指示に従って使用してください。
esfadm esfdata deleteコマンドは、ETERNUS ディスクアレイを装置削除し、再利用することがない場合だけ使用してください。メンテナンス目的など、一時的に装置削除している場合は使用しないでください。
本コマンドは、VVOLメタデータとVVOLデータストアの構成情報を対象としています。
VMware vSphere Virtual Volumes環境では、作成されているVirtual Volumeの数により、処理に時間がかかることがあります。