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LinkexpressTransactional Replication optionV5.0L72 説明書
FUJITSU Software

30.2 リモートデータベースのクラスタ構成

システム構成

リモートデータベースのクラスタ構成でのシステム構成について説明します。

図30.8 リモートデータベースのクラスタ構成(TRO)

シングル構成と比較した場合、DBサーバ側の構成が異なります。
DBサーバ側は、複数のサーバで構成されます。DBサーバを構成する個々のサーバを"ノード"と呼びます。
DBクライアント側からは、DBサーバは1台のサーバに見えます。DBクライアントから受信したデータは、いずれかのノードを通して共用ディスク上のデータベースに格納されます。

DBサーバ

1つのデータベースが複数台のノードから構成されます。
データベース製品をインストールし、データベースを構築します。詳細はデータベース製品のマニュアルを参照してください。

DBクライアント

データベース製品のクライアントソフトウェアをインストールして、データベースに接続するための設定を行います。詳細はデータベース製品のマニュアルを参照してください。
JournalTransferやTRMの設定については、シングル構成の場合と同じです。
TROの設定については、データベースの種別に応じた設定を行います。

グローバルサーバ(抽出側システム)

シングル構成の場合と同じです。

構築作業

クラスタ構成のリモートデータベースを含む環境を構築するためには、以下の作業を行ってください。

表30.13 リモートデータベースのクラスタ構成の環境構築に必要な作業

サーバ

作業

概要

DBサーバ

データベースの設定

データベースを構築します。詳細は各データベース製品のマニュアルを参照してください。

DBクライアント

DBクライアントの設定

データベース製品のクライアントソフトウェアをインストールし、DBサーバに接続するための設定を行います。
詳細は各データベース製品のマニュアルを参照してください。

TRMの設定

TRMの環境を構築します。
詳細は"第4部 TRM"を参照してください。

JournalTransferの設定

JournalTransferの環境を構築します。
詳細は"第5部 JournalTransfer"を参照してください。

環境変数の設定

TROに必要な環境変数を設定します。

DB動作環境定義の作成

TROのDB動作環境定義を作成します。

DBサービス定義の作成

TROのDBサービス定義を作成します。

Symfoware Server

Symfoware Serverのインタフェースで接続するFUJITSU Integrated System HA Database Readyには、Symfoware/RDBとして使用するNativeインタフェースとSymfoware/pgsとして使用するOpenインタフェースがあります。
Nativeインタフェースについては、"30.2.1 FUJITSU Integrated System HA Database Ready(Nativeインタフェース)"を参照してください。
Openインタフェースについては、"30.2.2 FUJITSU Integrated System HA Database Ready(Openインタフェース) "を参照してください。

Oracle

Oracle RACを使用したTROの構築については、"30.2.3 Oracle RAC"を参照してください。