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Data Analytics Smarter Hub V1.1.0 導入・運用・保守ガイド
FUJITSU Software

5.7 データベースの操作 (dashadm database)

機能説明

データベースを操作するコマンドです。

形式

dashadm database register -type athena -name <データベース表示名> [-catalog <データカタログ名>] [-workgroup <ワークグループ名>]
          -awsregion <リージョン名> -database <データベース名> [-samluse {on|off}] [-fastcheck {on|off}] [-guest {user|none}]
dashadm database modify -id <データベースID> [-name <データベース表示名>] [-samluse {on|off}] [-fastcheck {on|off}]
          [-crawler {user|password}] [-guest {user|password|none}]
dashadm database show
dashadm database unregister -id <データベースID>

ポイント

  • CrawlerのアクセスキーID、シークレットアクセスキーを対話形式で入力します。

    1.4.2 データレイク、データベースのユーザーの設計」を参照してください。

  • DASH username、password(Web UIにログインするための管理者権限をもつユーザー名、パスワード)を対話形式で入力します。

    1.4.3 本製品のWeb UIを操作する管理ユーザーの設計」を参照してください。

    ユーザーの認証方式によって指定の仕方が異なります。

    • SAML連携を利用する場合

      # dashadm database register -type athena -name <データベース表示名> [-catalog <データカタログ名>] [-workgroup <ワークグループ名>] -awsregion <リージョン名> -database <データベース名> -samluse on [-fastcheck {on|off}] [-guest {user|none}] 
    • SAML連携を利用しない場合

      # dashadm database register -type athena -name <データベース表示名> [-catalog <データカタログ名>] [-workgroup <ワークグループ名>] -awsregion <リージョン名> -database <データベース名> -samluse off [-fastcheck {on|off}] [-guest {user|none}]

サブコマンド

register
データベースを登録します。
modify
データベースの設定を変更します。
show
データベースの一覧を表示します。
unregister
データベースの登録を解除します。

オプション

-type

データベースの種別を指定します。

  • athena: Amazon Athena
-name <データベース表示名>

本製品で表示するデータベースの名前を指定します。半角英数字、エクスクラメーションマーク("!")、丸括弧"()"、アンダースコア("_")、ハイフン("-")、シングルクォーテーション(')で構成された32文字以内の文字列を指定します。

-catalog <データカタログ名>
AWS Glueのデータカタログ名を指定します。指定しない場合、AWS Glueのデータカタログ名を自動取得します。
-workgroup <ワークグループ名>

Amazon Athenaのワークグループ名を指定します。指定しない場合、デフォルトの "primary" が使用されます。

ポイント

本製品専用のワークグループを作成することで、クエリ結果や出力ファイル、クエリ履歴などを管理できます。

詳細は、「Amazon Athena ユーザーガイド」を参照してください。

-awsregion <リージョン名>
Amazon Athenaのリージョン名を指定します。
-database <データベース名>
Amazon Athenaのデータベース名を指定します。1文字~255文字の文字列を指定します。
-samluse {on|off}

SAML連携の有効、無効を指定します。

登録(register)時に本オプションを省略した場合は、有効(on)です。

設定変更(modify)時に本オプションを省略した場合は、現在の設定値(on または off)を変更しません。

-fastcheck {on|off}

検索権限チェック高速化の使用有無を指定します。

登録(register)時に本オプションを省略した場合は、無効(off)です。

設定変更(modify)時に本オプションを省略した場合は、現在の設定値(on または off)を変更しません。

注意

本オプションを有効にした場合、検索結果の最初に出てきたアイテムの権限チェック結果を後続のアイテムに適用し 権限チェックを高速化します。

そのため本オプションを有効にしたデータベースの一部のアイテムだけにアクセス権を持つユーザーに対し、 データベースのすべてのメタデータを公開する可能性があります。

本オプションは全体に均一なアクセス権限が設定されているデータベースで使用してください。

-id <データベースID>

データベースのIDを指定します。IDは、dashadm database showコマンド実行時に表示されます。

-crawler {user|password}

Crawlerのユーザー名、またはパスワードを対話形式で入力します。

Crawlerのユーザー名は、アクセスキーIDを指定します。

Crawlerのパスワードは、シークレットアクセスキーを指定します。

userを指定する場合、対話形式でユーザー名とパスワードを入力します。

passwordを指定する場合、対話形式でパスワードを入力します。

-guest {user|password|none}

Guestのユーザー名、またはパスワードを対話形式で入力します。

Guestのユーザー名は、アクセスキーIDを指定します。

Guestのパスワードは、シークレットアクセスキーを指定します。

userを指定する場合、対話形式でユーザー名とパスワードを入力します。

passwordを指定する場合、対話形式でパスワードを入力します。

noneを指定する場合、Guestのユーザーを無効化します。

表示内容

表 5.2 データベースの一覧表示
項目 意味 説明
id データベースのID

データベース登録時に本製品が自動採番するIDです。

1から順に採番されます。

label データベース表示名 登録時に指定したデータベース名を表示します。
type データベースのタイプ

データベースのタイプを表示します。

  • athena

    Amazon Athena

athena_datacatalog Amazon Athenaのデータカタログ名
athena_workgroup Amazon Athenaのワークグループ名
athena_region Amazon Athenaのリージョン名

athena_database Amazon Athenaのデータベース名
athena_samluse SAML連携の有効無効表示

SAML連携の有効、無効を表示します。

  • on: 有効
  • off: 無効
fast_check 検索権限チェック高速化の有効無効表示

検索権限チェック高速化の有効、無効を表示します。

  • true: 有効
  • false: 無効
crawler Crawlerユーザー情報

データベースの種類に応じて、以下が表示されます。

  • Amazon Athena: アクセスキーID
guest Guestユーザー情報

データベースの種類に応じて、以下が表示されます。

  • Amazon Athena: アクセスキーID