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Data Analytics Smarter Hub V1.1.0 導入・運用・保守ガイド
FUJITSU Software

2.1.1 VMware環境へのデプロイ

DVD-ROMに含まれるovaファイルを使用して、本製品の仮想アプライアンスをデプロイします。

VMware vSphere環境へのデプロイは2つの方法があります。

VMware vSphereのバージョンによって使用できる方法が異なります。

表 2.1 バージョンごとのデプロイ方法
VMware vSphereのバージョン VMware Host Client VMware vSphere Client

6.5

6.7

○: デプロイできます。

×: デプロイできません。

ポイント

  • ディスクの選択指針として、デプロイ時はシン プロビジョニング、外付けディスクは性能面からシック プロビジョニングを推奨していますが、外付けディスクでシン プロビジョニングを選択しても問題ありません。

VMware Host Clientへのデプロイ

前提条件
  • VMware Host Clientを使用する場合、バージョン1.8.0以降を使用する必要があります。
  • GPUを利用する場合、事前にドライバーなどのインストールが必要です。
手順
  1. VMware Host Clientを起動します。
  2. インベントリ内で[ホスト]を右クリックし、[仮想マシンの作成/登録]を選択します。
  3. 「作成タイプの選択」画面で、[OVFファイルまたはOVAファイルから仮想マシンをデプロイ]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
  4. 「OVFファイルとVMDKファイルの選択」画面で、仮想マシン名の入力およびDVD-ROMに含まれるovaファイルの選択を行ったあと、[次へ]ボタンをクリックします。
  5. 「ストレージの選択」画面で、仮想マシンの保存場所を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。
  6. 「デプロイのオプション」画面で、本製品が使用するネットワークとディスク形式を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。ディスク形式は"シン プロビジョニング"を指定します。
  7. 「設定の確認」画面で、[完了]ボタンをクリックし、OVFテンプレートのデプロイを完了します。
  8. [最近のタスク]に表示される本製品のデプロイの進行状況を確認し、デプロイの完了を待ちます。
  9. VMware Host Clientでデプロイした場合、デプロイ後に仮想マシンが自動起動されるため、仮想アプライアンスを停止します。

    1. VMware vCenterにログインします。
    2. 一覧から仮想マシンを選択します。右クリックして、[ゲストOSのシャットダウン]を選択し、仮想アプライアンスを停止します。
  10. VMware vCenterで、一覧から仮想マシンを選択し、仮想アプライアンスの設定を変更します。

    1. 「機能説明書」の「4.2.1 仮想アプライアンスのリソース要件」を参照し、必要に応じて仮想CPU数およびメモリーサイズを変更します。

      仮想マシンを右クリックして、[設定の編集]を選択します。

    2. 「機能説明書」の「4.2.1 仮想アプライアンスのリソース要件」で見積もったデータ領域用の仮想ディスクを追加します。

      [新規デバイスの追加」をクリックしてディスクを追加します。

      ディスクプロビジョニングは"シック プロビジョニング"を指定します。

  11. 仮想アプライアンスを起動します。

ポイント

デプロイ時の警告メッセージ

デプロイ時に下記警告が出る場合がありますが、設定・動作については問題ありません。

「OVF パッケージに、セキュリティ リスクの可能性がある詳細設定オプションが含まれています。以下の詳細設定オプションを確認してください。詳細設定オプションを承諾するには、[次へ] をクリックします。」

VMware vSphere Clientへのデプロイ

手順

  1. VMware vSphere Clientを起動し、デプロイ先のインベントリ オブジェクトを選択します。
  2. [アクション]から[OVFテンプレートのデプロイ]を選択します。
  3. 「OVFテンプレートの選択」画面で、DVD-ROMに含まれるovaファイルの選択を行ったあと、[次へ]ボタンをクリックします。
  4. 「名前とフォルダの選択」画面で、仮想マシン名の入力およびデプロイ場所の選択を行ったあと、[次へ]ボタンをクリックします。
  5. 「コンピューティングリソースの選択」画面で、仮想アプライアンスの実行場所を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
  6. 「詳細の確認」画面で、 [次へ]ボタンをクリックします。
  7. 「ストレージの選択」画面で、仮想ディスクフォーマットと仮想マシンの保存場所を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。仮想ディスクフォーマットは"シン プロビジョニング"を指定します。
  8. 「ネットワークの選択」画面で、本製品が使用するネットワークを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
  9. 「設定の確認」画面で、[FINISH]ボタンをクリックし、OVFテンプレートのデプロイを完了します。
  10. [最近のタスク]に表示される本製品のデプロイの進行状況を確認し、デプロイの完了を待ちます。
  11. 「機能説明書」の「4.2.1 仮想アプライアンスのリソース要件」を参照し、必要に応じて仮想CPU数およびメモリーサイズを変更します。
  12. 「機能説明書」の「4.2.1 仮想アプライアンスのリソース要件」で見積もったデータ領域用の仮想ディスクを追加します。ディスクプロビジョニングは"シック プロビジョニング"を指定します。
  13. 仮想アプライアンスを起動します。

ポイント

デプロイ時の警告メッセージ」を参照してください。