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Data Analytics Smarter Hub V1.1.0 導入・運用・保守ガイド
FUJITSU Software

4.1.2.2 KVM環境のリストア

リストアの方法

本製品の仮想アプライアンスのリストアは、バックアップと同様、virshコマンド、cpコマンドを利用して実施します。

  1. 4.2.1 運用停止」を参照し、本製品の運用を停止します。
  2. KVMホストにログインします。
  3. 本製品の仮想アプライアンスのドメイン名(仮想マシン名)を確認します。以下のコマンドを実行します。

    # virsh list --all
  4. システム領域とユーザーデータ領域の仮想ディスクファイルの名前を確認します。以下のコマンドを実行します。

    # virsh domblklist (本製品の仮想アプライアンスのドメイン名)
  5. 本製品の仮想アプライアンスのドメイン定義を削除します。以下のコマンドを実行します。

    # virsh undefine (本製品の仮想アプライアンスのドメイン名)
  6. システム領域とユーザーデータ領域の仮想ディスクファイルを削除します。実行例は、以下のとおりです。

    # cd /var/lib/libvirt/images
    # rm (システム領域の仮想ディスクファイル)
    # rm (ユーザーデータ領域の仮想ディスクファイル)
  7. システム領域とユーザーデータ領域の仮想ディスクファイルをバックアップからリストアします。実行例は、以下のとおりです。

    # cp -p (バックアップ先ディレクトリー)/(システム領域の仮想ディスクファイル)/ /var/lib/libvirt/images/
    # cp -p (バックアップ先ディレクトリー)/(ユーザーデータ領域の仮想ディスクファイル)/ /var/lib/libvirt/images/
  8. 本製品の仮想アプライアンスのドメインをバックアップデータから定義します。以下のコマンドを実行します。

    # virsh define (バックアップ先ディレクトリー)/(本製品の仮想アプライアンスのドメイン名).xml
  9. 本製品の仮想アプライアンスを起動します。以下のコマンドを実行します。

    # virsh start (本製品の仮想アプライアンスのドメイン名)