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Data Analytics Smarter Hub V1.1.0 導入・運用・保守ガイド
FUJITSU Software

2.3.14.2 ADのセキュリティグループの作成・設定変更

外部認証に登録されたユーザーに本製品のロールを設定するための設計項目(任意)」で設計したADのセキュリティ名を本製品に登録します。

本製品のデフォルト値(DashAdmin, DashUser)でADのセキュリティグループ名を設計した場合、本作業は不要です。

ADに登録済のすべてのユーザーに本製品のユーザーロールを割りあてる運用(本製品の管理者ロール/ユーザーロールとADのセキュリティグループ連携運用off)の場合、以下の作業は行わず“dashadm adgroup modify -group off” を実行してください。

手順

セキュリティグループを新規に作成する場合

ADサーバーに本製品のロールに合わせてセキュリティグループを作成します。

[サーバーマネージャー] - [ツール] - [Active Directory ユーザーとコンピューター]画面から、対象のドメイン内にセキュリティグループを作成します。

表 2.7 ロールとセキュリティグループの対応
ロール 作成するセキュリティグループの名前
管理者ロール DashAdmin
ユーザーロール DashUser

既存のセキュリティグループに合わせて本製品の設定を変更する場合
  1. ADサーバーのセキュリティグループの設定を確認します。
  2. ADサーバーの既存のセキュリティグループ名に合わせて本製品の設定を変更します。以下のコマンドを実行します。

    # dashadm adgroup modify -group on -admin <管理者ロールを割り当てるセキュリティグループ名> -user <ユーザーロールを割り当てるセキュリティグループ名>
  3. 本製品の設定が変更されていることを確認します。以下のコマンドを実行します。

    # dashadm adgroup show

    実行結果は以下のように確認します。

    {
      "admin_group": "<管理者ロールを割り当てるセキュリティグループ名>"
      "is_enable": true,
      "user_group": "<ユーザーロールを割り当てるセキュリティグループ名>"
    }

注意

ADに対して権限のあるユーザーで本製品にログイン後、そのユーザーがAD側のグループから抜けた場合、本製品にはログインできなくなります。ただし、ユーザー一覧には、ユーザーが残ったままとなっているため、必要に応じて管理者権限でWeb UIにログインした後削除してください。

参照

dashadm adgroupコマンドの詳細は、「5.2 セキュリティグループの操作 (dashadm adgroup)」を参照してください。