NETSTAGE/FICが複数の富士通メインフレームとFNA-ACパススルー通信を行うとき、サーバ負荷分散装置に富士通メインフレームへのTCPコネクションを負荷分散させることで、端末から確立されるFNAセションの振分けを実現します。これをセション振分けといいます。
なお、本書では、VTAM応用プログラムを応用プログラムと記し、VTAM応用プログラムおよびAIMプロシジャを合わせて業務アプリケーションと記します。
図1.3にサーバ負荷分散装置を用いたセション振分けを示します。
図1.3 サーバ負荷分散装置を用いたセション振分け
NETSTAGE/FICの動作
サーバ負荷分散装置を使用してセション振分けを行う場合、NETSTAGE/FICは、サーバ負荷分散装置の仮想IPアドレスに対してTCPコネクションの接続を行います。
サーバ負荷分散装置の動作
サーバ負荷分散装置を使用してセション振分けを行う場合、サーバ負荷分散装置は、サーバ負荷分散装置の仮想IPアドレスに対するTCPコネクションを、分散対象の富士通メインフレームに対して振分けます。
分散対象のTCP/IP通信のポート番号は102です。