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NETSTAGE/FIC V1.0 説明書セション振分けオプション編
FUJITSU Software

1.2.1 セション振分け

NETSTAGE/FICが複数の富士通メインフレームとFNA-ACパススルー通信を行うとき、サーバ負荷分散装置に富士通メインフレームへのTCPコネクションを負荷分散させることで、端末から確立されるFNAセションの振分けを実現します。これをセション振分けといいます。

なお、本書では、VTAM応用プログラムを応用プログラムと記し、VTAM応用プログラムおよびAIMプロシジャを合わせて業務アプリケーションと記します。

図1.3にサーバ負荷分散装置を用いたセション振分けを示します。

図1.3 サーバ負荷分散装置を用いたセション振分け

NETSTAGE/FICの動作

サーバ負荷分散装置を使用してセション振分けを行う場合、NETSTAGE/FICは、サーバ負荷分散装置の仮想IPアドレスに対してTCPコネクションの接続を行います。

サーバ負荷分散装置の動作

サーバ負荷分散装置を使用してセション振分けを行う場合、サーバ負荷分散装置は、サーバ負荷分散装置の仮想IPアドレスに対するTCPコネクションを、分散対象の富士通メインフレームに対して振分けます。

分散対象のTCP/IP通信のポート番号は102です。