端末出力メッセージのカストマイズ機能を利用する場合に定義します。定義しない場合には、標準形式の端末出力メッセージを端末画面に出力します。
端末出力メッセージ定義には、smsgdef定義文、msgfile定義文およびemsgdef定義文があります。smsgdef定義文、msgfile定義文およびemsgdef定義文の関係を図4.7に示します。
図4.7 端末出力メッセージ定義
端末出力メッセージ定義の開始を宣言します。
本定義文は、端末出力メッセージのカストマイズ機能を利用する場合のみ指定してください。
smsgdef メッセージ用識別子
本端末出力メッセージ定義を適用する端末情報定義の開始(stermdef定義文)で指定したメッセージ用識別子を指定します。
識別子は以下の形式です。
midnnnnn
↑ ↑
| 5桁以内の数字(10進数、左詰め)
mid固定
smsgdef mid01
カストマイズする端末出力メッセージを定義します。
smsgdef定義文を指定した場合、本定義文は省略できません。
msgfile メッセージID 端末出力メッセージファイル
カストマイズする端末出力メッセージのメッセージIDを指定します。指定するメッセージIDは、表4.1を参照してください。
メッセージID | 標準形式メッセージ | 意味 |
---|---|---|
JCET010 | SYSTEM READY | ユーザコネクションが解放され、LOGONコマンドが再び入力可能となりました。 |
JCET020 | SYSTEM READY | LOGONサービスが開始されました。 |
メッセージIDに対応した端末出力メッセージを格納した端末出力メッセージファイルの絶対パス名を256文字以内で指定します。
注意
端末出力メッセージファイルに格納する端末出力メッセージの文字コードは、EBCDICコードおよびJEF漢字コードです。
端末出力メッセージファイルには実際に端末に送信されるテキストの合計が2000Byte以内、かつ端末に出力可能な長さで端末出力メッセージを格納してください。
端末に端末出力メッセージを表示する場合、NETSTAGE/FICは端末出力メッセージの最後にNL(ニューライン:0x15)を付加します。
端末出力メッセージファイルの作成方法の例は、“付録C 端末出力メッセージファイルの作成方法”を参照してください。
msgfile JCET010 /usr/lgs/msg01
端末出力メッセージ定義の終了を宣言します。
smsgdef定義文を指定した場合、本定義文は省略できません。
emsgdef
emsgdef