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NETSTAGE/FIC V1.0 説明書LOGONサービスカストマイズオプション編
FUJITSU Software

4.4.3 端末出力メッセージ定義

端末出力メッセージのカストマイズ機能を利用する場合に定義します。定義しない場合には、標準形式の端末出力メッセージを端末画面に出力します。

端末出力メッセージ定義には、smsgdef定義文、msgfile定義文およびemsgdef定義文があります。smsgdef定義文、msgfile定義文およびemsgdef定義文の関係を図4.7に示します。

図4.7 端末出力メッセージ定義

4.4.3.1 端末出力メッセージ定義の開始定義文(smsgdef)

端末出力メッセージ定義の開始を宣言します。

本定義文は、端末出力メッセージのカストマイズ機能を利用する場合のみ指定してください。

記述形式
smsgdef メッセージ用識別子
オペランド
メッセージ用識別子

本端末出力メッセージ定義を適用する端末情報定義の開始(stermdef定義文)で指定したメッセージ用識別子を指定します。

識別子は以下の形式です。

midnnnnn
↑    ↑
|    5桁以内の数字(10進数、左詰め)
mid固定
定義例
smsgdef mid01

4.4.3.2 端末出力メッセージファイルに関する定義文(msgfile)

カストマイズする端末出力メッセージを定義します。

smsgdef定義文を指定した場合、本定義文は省略できません。

記述形式
msgfile メッセージID 端末出力メッセージファイル
オペランド
メッセージID

カストマイズする端末出力メッセージのメッセージIDを指定します。指定するメッセージIDは、4.1を参照してください。

表4.1 端末出力メッセージとメッセージIDの対応

メッセージID

標準形式メッセージ

意味

JCET010

SYSTEM READY

ユーザコネクションが解放され、LOGONコマンドが再び入力可能となりました。

JCET020

SYSTEM READY

LOGONサービスが開始されました。

端末出力メッセージファイル

メッセージIDに対応した端末出力メッセージを格納した端末出力メッセージファイルの絶対パス名を256文字以内で指定します。

注意

  • 端末出力メッセージファイルに格納する端末出力メッセージの文字コードは、EBCDICコードおよびJEF漢字コードです。

  • 端末出力メッセージファイルには実際に端末に送信されるテキストの合計が2000Byte以内、かつ端末に出力可能な長さで端末出力メッセージを格納してください。

  • 端末に端末出力メッセージを表示する場合、NETSTAGE/FICは端末出力メッセージの最後にNL(ニューライン:0x15)を付加します。

  • 端末出力メッセージファイルの作成方法の例は、“付録C 端末出力メッセージファイルの作成方法”を参照してください。

定義例
msgfile JCET010 /usr/lgs/msg01

4.4.3.3 端末出力メッセージ定義の終了定義文(emsgdef)

端末出力メッセージ定義の終了を宣言します。

smsgdef定義文を指定した場合、本定義文は省略できません。

記述形式
emsgdef
定義例
emsgdef