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NETSTAGE/FIC V1.0 説明書
FUJITSU Software

10.2.4 保守情報の採取

トレースログの採取

NETSTAGE/FICの起動時にトレースログの採取を開始するかどうかは、sys定義文のtrclogオペランドで指定します。sys定義文の詳細については“11.4.1 システム定義文(sys)”を参照してください。

運用中のNETSTAGE/FICにおいて、トレースログの採取を開始または停止するには、nfictraceコマンドを使用します。nfictraceコマンドについては“12.2.6.1 nfictrace”を参照してください。

トレースログは、NETSTAGE/FICが提供するnficprtraceコマンドにより形式化して表示します。nficprtraceコマンドについては“12.2.6.2 nficprtrace”を参照してください。

マスキングしたトレースログの採取

NETSTAGE/FICにおいて、トレースログを採取する場合、トレースマスキング利用者出口プログラムを作成することにより、業務データ内のユーザ秘匿情報がトレースログに出力されることを防止できます。トレースマスキング利用者出口プログラムによりトレースログの内容を加工する場合は、trcextinf定義文を定義してください。trcextinf定義文の詳細については“11.4.12 トレースマスキング利用者出口プログラム情報定義文(trcextinf)”を参照してください。

トレースマスキング利用者出口プログラムの作成方法については、“付録G トレースマスキング利用者出口プログラムの作成方法”を参照してください。

保守資材の採取

NETSTAGE/FICのトラブル調査を富士通技術員に依頼する場合の保守資材の採取は、nficmntgetコマンドにより行います。nficmntgetコマンドについては“12.2.7.1 nficmntget”を参照してください。