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NETSTAGE/FIC V1.0 説明書
FUJITSU Software

11.4.1 システム定義文(sys)

sys定義文はFIC識別子単位の環境に関する定義をします。

記述形式
sys      name=システム定義名
         prtctype=tnnet
         maxrhost=最大rhost定義数
         maxtninf=最大tninf定義数
         maxvlu=最大vlu定義数
         maxvlugr=最大vlugr定義数
        [maxdtlen={最大データ長|8}]
        [maxhost={最大host定義数|0}]
        [rcvapwtm={要求電文応答待ち時間|60}]
        [tnaskmd={yes|no}]
        [tnrtytm={生存監視時間|300}]
        [tnrsptm={生存監視応答待ち時間|10}]
[trclog={yes|no}] [trcloggene={トレースログ世代数|10}] [trclogsize={トレースログサイズ|5}]
オペランド
name

システム定義の名前(sys名)を8文字以内で指定します。

prtctype

プロトコルタイプを指定します。

指定可能な値は、以下のとおりです。

  tnnet  :TN通信機能
maxrhost

定義可能なrhost定義文数の最大値を10進数で指定します。

指定可能な値は、1≦rhost定義文数の最大値≦32です。

定義可能なrhost定義文数は、動的反映により追加するrhost定義文数も含みます。

本オペランドの指定値を超えてrhost定義文を定義することはできません。

maxtninf

定義可能なtninf定義文数の最大値を10進数で指定します。

指定可能な値は、1≦tninf定義文数の最大値≦320です。

定義可能なtninf定義文数は、動的反映により追加するtninf定義文数も含みます。

本オペランドの指定値を超えてtninf定義文を定義することはできません。

maxvlu

定義可能なvlu定義文数の最大値を10進数で指定します。

指定可能な値は、1≦vlu定義文数の最大値≦20000です。

定義可能なvlu定義文数は、動的反映により追加するvlu定義文数も含みます。

本オペランドの指定値を超えてvlu定義文を定義することはできません。

maxvlugr

定義可能なvlugr定義文数の最大値を10進数で指定します。

指定可能な値は、1≦vlugr定義文数の最大値≦20000です。

定義可能なvlugr定義文数は、動的反映により追加するvlugr定義文数も含みます。

本オペランドの指定値を超えてvlugr定義文を定義することはできません。

maxdtlen

TN通信における最大RU長を、10進数でキロバイト単位(1KB=1024Byte)に指定します。

指定可能な値は、2≦最大RU長(KB)≦62です。
本オペランドを省略した場合、8が設定されます。

maxhost

定義可能なhost定義文数の最大値を10進数で指定します。

指定可能な値は、0≦host定義文数の最大値≦20000です。

定義可能なhost定義文数は、動的反映により追加するhost定義文数も含みます。

本オペランドを省略した場合、0が設定されます。

本オペランドの指定値を超えてhost定義文を定義することはできません。

rcvapwtm

TN通信機能がTN通信端末への要求電文に対する応答を受信するまでの時間を秒単位に10進数で指定します。

指定可能な値は、0≦応答待ち時間(秒)≦1800です。

本オペランドを省略した場合、60が設定されます。

本オペランドに“0”を指定した場合、監視を行いません。

tnaskmd

TN通信機能がTN通信端末生存監視を行うかどうかを指定します。

指定可能な値は、以下のとおりです。

  yes:生存監視を行う
  no :生存監視を行わない

本オペランドを省略した場合、“no”が設定されます。

tnrtytm

TN通信機能がTN通信端末生存監視を行う生存監視要求の送信間隔時間を10進数で指定します。

指定可能な値は1≦送信間隔時間(秒)≦3600です。

本オペランドを省略した場合、300が設定されます。

本オペランドはtnaskmdに“yes”を指定した場合に有効です。

tnrsptm

TN通信端末生存監視において、生存監視要求に対する応答待ち時間を10進数で指定します。

TN通信機能がTN通信端末生存監視電文に対する応答を受信するまでの時間を秒単位に10進数で指定します。生存監視要求は3回リトライします。

指定可能な値は、1≦応答待ち時間(秒)≦3600です。

本オペランドを省略した場合、10が設定されます。

本オペランドはtnaskmdに“yes”を指定した場合に有効です。

trclog

NETSTAGE/FICの起動時よりトレースログを採取するかどうかを指定します。

指定可能な値は、以下のとおりです。

  yes: 採取する 
  no : 採取しない 

本オペランドを省略した場合、“yes”が設定されます。

trcloggene

プロセスグループあたりのトレースログファイルの世代管理数を10進数で指定します。

指定可能な値は、0≦トレースログ世代数≦20です。

0を指定した場合、世代管理を行いません。

本オペランドを省略した場合、10が設定されます。

trclogsize

トレースログファイルのサイズをメガバイト単位で指定します。

指定可能な値は、1≦トレースログサイズ≦10です。

本オペランドを省略した場合、5が設定されます。

注意

  • トレースログは、制御データ(640Byte)と通信プロトコルの送受信データで構成され、トレースログファイルに格納されます。

  • トレースログファイルとして獲得される最大サイズ(メガバイト)は次のとおりです。

    • trcloggeneオペランドに0を指定した場合、trclogsize*(procgr定義文の数*2+1)MBです。

    • trcloggeneオペランドに0以外を指定した場合、trclogsize*(procgr定義文の数*2+1)*trcloggene MBです。