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Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

13.3.15 JNDI

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE 7機能名/定義名

Java EE 7定義方法

説明

名前変換機能

Interstage管理コンソールの名前変換定義します。

名前変換ファイルまたはinterstage.xmlファイルに指定します。

JNDI環境プロパティに"EBEproperties"を指定します。

参照名に対応するJNDI名の指定

deployment descriptorファイルに定義した参照名(論理的な名前)は、JNDI名(物理的な名前)との対応をInterstage deployment descriptorファイルに定義できます。

INITIAL_CONTEXT_FACTORY(java.naming.factory.initial)の指定

アプレットは"com.fujitsu.interstage.ejb.jndi.FJCNCtxFactoryForClient"
クライアントは"com.fujitsu.interstage.j2ee.jndi.InitialContextFactoryForClient"
IJServerは指定しません。

INITIAL_CONTEXT_FACTORY(java.naming.factory.initial)の指定

アプレットからJava EE 7が提供するAPI(JNDI APIやEnterprise JavaBeansの呼び出し)は実行できません。

IJServerクラスタまたはアプリケーションクライアントコンテナの場合、コンテナが自動的に環境設定するため、JNDIの環境プロパティの指定は必要ありません。

スタンドアロンクライアントの場合、gf-client.jarファイルを優先的に環境変数クラスパスに設定することでプロパティが自動設定されます。
また、明示的にJNDIの環境プロパティを指定する場合には以下を指定してください。
com.sun.enterprise.naming.SerialInitContextFactory

クライアントの認証ユーザ名

JNDI環境プロパティに"FJUserID"を指定

セキュリティコールバックハンドラ

deployment descriptorファイル (application-client.xml)に任意のセキュリティコールバックハンドラを指定

クライアントの認証パスワード

JNDI環境プロパティに"FJPassword"を指定

セキュリティコールバックハンドラ

deployment descriptorファイル (application-client.xml)に任意のセキュリティコールバックハンドラを指定

J2EEアプリケーションクライアントのdeployment descriptorファイルの指定

JNDI環境プロパティに"com.fujitsu.interstage.j2ee.DeploymentDescriptorClient"を指定

Java EEアプリケーションクライアントのdeployment descriptorファイルの指定

appclientコマンドでクライアントコンテナ起動時に、-clientオプションで指定するクライアントスタブJARファイルに含まれます。クライアントスタブJARファイルは、サーバ上にアプリケーションクライアントモジュールを配備することで、asadminコマンドのget-client-stubsサブコマンドで取得できます。

HTTPトンネリング

JNDI環境プロパティに"HTTPGW"を指定

-(HTTPトンネリングはサポートされません。)

XMLファイルの検証方法

VerificationMethod

分散トランザクション制御の指定

JNDI環境プロパティに"com.fujitsu.ObjectDirector.CORBA.GlobalTransactionMode"を指定

Java EE 7機能の場合、自動的に判定を行います。

CORBAサービスの設定

クライアント環境では以下にアクセスするネーミングサービスのホスト名とポート番号を指定します。
C:\Interstage\ODWIN\etc\inithost

運用形態にTYPE1を指定したサーバー環境ではローカルホストのネーミングサービスにアクセスします。

運用形態にTYPE3を指定したサーバー環境ではInterstage動作環境定義ファイルの"NS Host Name"と"NS Port Number"にアクセスするネーミングサービスのホスト名とポート番号を指定します。

ホスト名とIIOPリスナーのポート番号の設定

クライアント環境ではエンドポイントの指定にアクセスするサーバーインスタンスのホスト名とIIOPリスナーのポート番号を指定します。指定されたサーバーインスタンス上で運用されているネーミングサービスにアクセスします。

サーバー環境ではアプリケーションを運用するサーバーインスタンス上のネーミングサービスにアクセスします。

サーバー環境で他サーバーインスタンスで運用されているEnterprise JavaBeansを呼び出す場合には、他ネーミングサービス連携機能を使用します。または、deployment descriptorファイルに定義したEJB参照名に対してInteroperable Naming Service(以降、INS)の規則を使用して、他サーバーインスタンスまたはリモートサーバのホスト名、IIOPリスナーのポート番号、JNDI名を指定します。

詳細は「4.12.3 クライアントからサーバに接続する場合の設定」を参照してください

ORBの指定

サーバー環境では自動的に設定されるため不要です。

クライアント環境でアプリケーションを起動するための環境設定として、使用するORB(Object Request Broker)を指定する必要があります。ORBとして以下のプロパティを指定します。
[プロパティ名]org.omg.CORBA.ORBClass
[プロパティ値]com.fujitsu.ObjectDirector.CORBA.ORB
[プロパティ名]org.omg.CORBA.ORBSingletonClass
[プロパティ値]com.fujitsu.ObjectDirector.CORBA.SingletonORB
[プロパティ名]javax.rmi.CORBA.StubClass
[プロパティ値]com.fujitsu.ObjectDirector.rmi.CORBA.StubDelegateImpl
[プロパティ名]javax.rmi.CORBA.UtilClass
[プロパティ値]com.fujitsu.ObjectDirector.rmi.CORBA.UtilDelegateImpl
[プロパティ名]javax.rmi.CORBA.PortableRemoteObjectClass
[プロパティ値]com.fujitsu.ObjectDirector.rmi.CORBA.PortableRemoteObjectDelegateImpl

Java EE 7機能の場合、自動的に設定されるため指定不要です

環境変数の設定

サーバー環境では自動的に設定されるため不要です。

クライアント環境でアプリケーションを起動するための環境設定として、環境変数のCLASSPATHとLD_LIBRARY_PATHの設定が必要です。詳細は「J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)」を参照してください。

環境変数の設定

IJServerクラスタを使用する場合、環境変数は自動的に設定されるため不要です。

アプリケーションクライアントコンテナを使用する場合、環境変数は自動的に設定されるため不要です。

スタンドアロンクライアントの場合、環境変数CLASSPATHの設定が必要です。

クライアント配布物へのクラスパスの設定

他プロセスで運用されたEJBアプリケーションをIIOP通信で呼び出す場合、呼び出すEJBアプリケーションを配備された時に生成されるクライアント配布物にクラスパスを設定する必要があります。

リモートインタフェースのクラスパスの設定

動的スタブにより通信に必要なクラスは動的にメモリ上に展開されるため、呼び出すEnterprise JavaBeansのリモートインタフェースのみ呼出し側のクラスパスに設定する必要があります。