J2EE機能では、Webコンテナにアクセスする場合は、必ずWebサーバを経由していました。これに対し、Java EE 7機能では、Webサーバを経由する運用とWebサーバを経由しない運用の2種類の構成があります。
WebブラウザなどのクライアントからWebサーバを経由してWebコンテナへアクセスする運用形態です。クライアントとWebサーバの間に負荷分散装置を配置する場合もこの運用形態になります。HTTPプロトコル、またはHTTPSプロトコルでアクセス可能です。
J2EEからJava EE 7に移行する場合には、J2EE機能と同じ構成のWebサーバを経由する運用を推奨します。Webサーバを経由する運用とWebサーバを経由しない運用では使用できる機能が異なるからです。提供機能の違いの詳細は、「H.1 Interstage HTTP Server 2.2とJava EE 7の機能の違い」を参照してください。
なお、この構成で運用する場合には、インストール時にカスタムインストールでWebサーバ(Interstage HTTP Server 2.2)、Webサーバコネクタ(Interstage HTTP Server 2.2用)を選択してインストールする必要があります。
Webサーバを経由する場合の運用準備の詳細は、「4.7 Webサーバを経由する場合の運用準備」を参照してください。
Webブラウザなどのクライアントから直接Webコンテナへアクセスしたり、クライアントから負荷分散装置を経由してWebコンテナにアクセスしたりする運用形態です。HTTPプロトコル、またはHTTPSプロトコルでアクセス可能です。