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Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

13.1.3 構成の違い

J2EE機能では、Webコンテナにアクセスする場合は、必ずWebサーバを経由していました。これに対し、Java EE 7機能では、Webサーバを経由する運用とWebサーバを経由しない運用の2種類の構成があります。

Webサーバを経由する運用(推奨)

WebブラウザなどのクライアントからWebサーバを経由してWebコンテナへアクセスする運用形態です。クライアントとWebサーバの間に負荷分散装置を配置する場合もこの運用形態になります。HTTPプロトコル、またはHTTPSプロトコルでアクセス可能です。

J2EEからJava EE 7に移行する場合には、J2EE機能と同じ構成のWebサーバを経由する運用を推奨します。Webサーバを経由する運用とWebサーバを経由しない運用では使用できる機能が異なるからです。提供機能の違いの詳細は、「H.1 Interstage HTTP Server 2.2とJava EE 7の機能の違い」を参照してください。

なお、この構成で運用する場合には、インストール時にカスタムインストールでWebサーバ(Interstage HTTP Server 2.2)、Webサーバコネクタ(Interstage HTTP Server 2.2用)を選択してインストールする必要があります。

Webサーバを経由する場合の運用準備の詳細は、「4.7 Webサーバを経由する場合の運用準備」を参照してください。

Webサーバを経由しない運用

Webブラウザなどのクライアントから直接Webコンテナへアクセスしたり、クライアントから負荷分散装置を経由してWebコンテナにアクセスしたりする運用形態です。HTTPプロトコル、またはHTTPSプロトコルでアクセス可能です。