11.44.3 JSSR22000番台のメッセージ

Session Registry Serverのメッセージです。

JSSRS: WARNING: JSSR22001: The processing request to the IJServer was prevented. client=%s1 server=%s2 pid=%s3 tid=%s4
JSSRS: 警告: JSSR22001: IJServerへの処理要求を抑止します。 client=%s1 server=%s2 pid=%s3 tid=%s4

[可変情報]

%s1 : IJServerクラスタのIPアドレス:制御用HTTPリスナーのポート番号
%s2 : Session Registry Server名
%s3 : Session Registry ServerのプロセスID
%s4 : 処理スレッド名

[意味]

IJServerクラスタの状態、またはIJServerクラスタとSession Registry Serverとの間のネットワークの異常を検出したため、<client>で示されるIJServerクラスタへの処理要求を抑止します。

[原因]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

[システムの処理]

本メッセージ以降、該当IJServerクラスタへの処理要求を行いません。つまり、セッションのリカバリ発生時、最新セッションの取得(かつ、該当IJServerクラスタからのセッションの削除)要求を行いません。Session Registry Serverで保持しているセッションを使用します。
問題が解決すれば、自動的に抑止は解除されます。

[ユーザの対処]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

JSSRS: INFO: JSSR22002: The processing request to the IJServer has started. client=%s1 server=%s2 pid=%s3 tid=%s4
JSSRS: 情報: JSSR22002: IJServerへの処理要求を開始します。 client=%s1 server=%s2 pid=%s3 tid=%s4

[可変情報]

%s1 : IJServerクラスタのIPアドレス:制御用HTTPリスナーのポート番号
%s2 : Session Registry Server名
%s3 : Session Registry ServerのプロセスID
%s4 : 処理スレッド名

[意味]

<client>で示されるIJServerクラスタへの処理要求を開始します。

[システムの処理]

セッションのリカバリ発生時、該当IJServerクラスタへ最新セッションの取得(かつ、該当IJServerクラスタからのセッションの削除)要求を行うようになります。

JSSRS: INFO: JSSR22003: The IJServer was registered. client=%s1 server=%s2 pid=%s3 tid=%s4
JSSRS: 情報: JSSR22003: IJServerを登録しました。 client=%s1 server=%s2 pid=%s3 tid=%s4

[可変情報]

%s1 : IJServerクラスタのIPアドレス:制御用HTTPリスナーのポート番号
%s2 : Session Registry Server名
%s3 : Session Registry ServerのプロセスID
%s4 : 処理スレッド名

[意味]

<client>で示されるIJServerクラスタを登録しました。

JSSRS: WARNING: JSSR22101: Session consistency check was not performed. client=%s1 apl=%s2 server=%s3 pid=%s4 tid=%s5
JSSRS: 警告: JSSR22101: セションの整合性確認が行われていません。 client=%s1 apl=%s2 server=%s3 pid=%s4 tid=%s5

[可変情報]

%s1 : IJServerクラスタのIPアドレス:制御用HTTPリスナーのポート番号
%s2 : Webアプリケーション名
%s3 : Session Registry Server名
%s4 : Session Registry ServerのプロセスID
%s5 : 処理スレッド名

[意味]

<client>で示されるIJServerクラスタとSession Registry Serverとの間で、Webアプリケーション<apl>のセッションの整合性確認が行われていません。

[原因]

IJServerクラスタとSession Registry Serverとの通信で異常発生後、通信は復旧しましたがセッションの整合性確認が行われていません。
以下の後、セッションの整合性確認が行われていません。
- Session Registry Serverの再起動
- IJServerクラスタの再起動、またはアプリケーションプロセス異常終了後の再起動
- モジュールの再配備

[システムの処理]

整合性確認が自動的に行われます。
整合性確認によりIJServerクラスタのセッションはSession Registry Serverにバックアップされ、また、他のIJServerクラスタでリカバリして処理されているセッションは、一意性を保証するため元のIJServerクラスタからは削除されます。

[ユーザの対処]

なし。

JSSRS: INFO: JSSR22102: Session consistency check processing has started. client=%s1 apl=%s2 server=%s3 pid=%s4 tid=%s5
JSSRS: 情報: JSSR22102: セションの整合性確認処理を開始しました。 client=%s1 apl=%s2 server=%s3 pid=%s4 tid=%s5

[可変情報]

[意味]

<client>で示されるIJServerクラスタとSession Registry Serverとの間で、Webアプリケーション<apl>のセッションの整合性確認処理を開始しました。

[システムの処理]

整合性確認が行われます。
整合性確認によりIJServerクラスタのセッションはSession Registry Serverにバックアップされ、また、他のIJServerクラスタでリカバリして処理されているセッションは、一意性を保証するため元のIJServerクラスタからは削除されます。

JSSRS: INFO: JSSR22103: The session consistency check is complete. client=%s1 apl=%s2 server=%s3 pid=%s4 tid=%s5
JSSRS: 情報: JSSR22103: セションの整合性確認が完了しました。 client=%s1 apl=%s2 server=%s3 pid=%s4 tid=%s5

[可変情報]

[意味]

<client>で示されるIJServerクラスタとSession Registry Serverとの間で、Webアプリケーション<apl>のセッションの整合性確認が完了しました。

JSSRS: ERROR: JSSR22104: The session consistency check failed. client=%s1 apl=%s2 detail=%s3 server=%s4 pid=%s5 tid=%s6
JSSRS: エラー: JSSR22104: セションの整合性確認に失敗しました。 client=%s1 apl=%s2 detail=%s3 server=%s4 pid=%s5 tid=%s6

[可変情報]

%s1 : IJServerクラスタのIPアドレス:制御用HTTPリスナーのポート番号
%s2 : Webアプリケーション名
%s3 : 内部情報
%s4 : Session Registry Server名
%s5 : Session Registry ServerのプロセスID
%s6 : 処理スレッド名

[意味]

<client>で示されるIJServerクラスタとSession Registry Serverとの間で、Webアプリケーション<apl>のセッションの整合性確認に失敗しました。

[原因]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

[システムの処理]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

[ユーザの対処]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

JSSRS: ERROR: JSSR22201: The session backup failed. client=%s1 server=%s2 pid=%s3 tid=%s4
JSSRS: エラー: JSSR22201: セションのバックアップに失敗しました。 client=%s1 server=%s2 pid=%s3 tid=%s4

[可変情報]

%s1 : IJServerクラスタのIPアドレス:制御用HTTPリスナーのポート番号
%s2 : Session Registry Server名
%s3 : Session Registry ServerのプロセスID
%s4 : 処理スレッド名

[意味]

セッションのバックアップに失敗しました。

[原因]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

[システムの処理]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。
問題解決後、セッションの整合性確認がIJServerクラスタとSession Registry Serverとの間で自動的に行われ、セッションはバックアップされます。

[ユーザの対処]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

JSSRS: ERROR: JSSR22211: The session recovery failed. client=%s1 apl=%s2 sessionid=%s3 server=%s4 pid=%s5 tid=%s6
JSSRS: エラー: JSSR22211: セションのリカバリに失敗しました。 client=%s1 apl=%s2 sessionid=%s3 server=%s4 pid=%s5 tid=%s6

[可変情報]

%s1 : IJServerクラスタのIPアドレス:制御用HTTPリスナーのポート番号
%s2 : Webアプリケーション名
%s3 : セッションID
%s4 : Session Registry Server名
%s5 : Session Registry ServerのプロセスID
%s6 : 処理スレッド名

[意味]

セッションのリカバリに失敗しました。

[原因]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

[システムの処理]

セッションはリカバリされません。アプリケーションでgetSession(false)を行っている場合はnull、それ以外の方法でセッションを取得している場合は新規セッションが返却されます。
以降の動作はアプリケーションに依存します。
Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージも参照してください。

[ユーザの対処]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

JSSRS: INFO: JSSR22212: The session was not recovered because it does not exist. client=%s1 apl=%s2 sessionid=%s3 server=%s4 pid=%s5 tid=%s6
JSSRS: 情報: JSSR22212: セションは存在しないため、リカバリされません。 client=%s1 apl=%s2 sessionid=%s3 server=%s4 pid=%s5 tid=%s6

[可変情報]

[意味]

<client>で示すIJServerクラスタからセッション<sessionid>のリカバリ要求が行われましたが、Session Registry Serverに存在しないため、セッションはリカバリされません。
セッションリカバリのリカバリ範囲については、「Java EEアプリケーション実行環境の提供機能」－「セッションリカバリ機能」－「セッションリカバリ機能のリカバリ範囲」を参照してください。

[システムの処理]

セッションはリカバリされません。アプリケーションでgetSession(false)を行っている場合はnull、それ以外の方法でセッションを取得している場合は新規セッションが返却されます。
以降の動作はアプリケーションに依存します。

JSSRS: INFO: JSSR22213: The session was not recovered because it has been invalidated. client=%s1 apl=%s2 sessionid=%s3 server=%s4 pid=%s5 tid=%s6
JSSRS: 情報: JSSR22213: セションは破棄済みのため、リカバリされません。 client=%s1 apl=%s2 sessionid=%s3 server=%s4 pid=%s5 tid=%s6

[可変情報]

[意味]

<client>で示すIJServerクラスタからセッション<sessionid>のリカバリ要求が行われましたが、破棄済みまたはタイムアウトしているため、セッションはリカバリされません。
セッションリカバリのリカバリ範囲については、「Java EEアプリケーション実行環境の提供機能」－「セッションリカバリ機能」－「セッションリカバリ機能のリカバリ範囲」を参照してください。

[システムの処理]

JSSRS: ERROR: JSSR22214: Failed to get swapped out data. The session was not recovered. client=%s1 apl=%s2 sessionid=%s3 server=%s4 pid=%s5 tid=%s6
JSSRS: エラー: JSSR22214: 退避したデータの復元に失敗しました。セションはリカバリされません。 client=%s1 apl=%s2 sessionid=%s3 server=%s4 pid=%s5 tid=%s6

[可変情報]

[意味]

<client>で示すIJServerクラスタからセッション<sessionid>のリカバリ要求が行われましたが、長時間使用されていないためメモリから退避していたセッションの復元に失敗しました。セッションはリカバリされません。

[原因]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

[システムの処理]

[ユーザの対処]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

JSSRS: INFO: JSSR22215: The session was not recovered because it is in use in another IJServer. client=%s1 client2=%s2 apl=%s3 sessionid=%s4 server=%s5 pid=%s6 tid=%s7
JSSRS: 情報: JSSR22215: 別のIJServerでセションを使用中のため、リカバリされません。 client=%s1 client2=%s2 apl=%s3 sessionid=%s4 server=%s5 pid=%s6 tid=%s7

[可変情報]

%s1 : セッションのリカバリ要求元のIJServerクラスタのIPアドレス:制御用HTTPリスナーのポート番号
%s2 : セッションを使用中のIJServerクラスタのIPアドレス:制御用HTTPリスナーのポート番号
%s3 : Webアプリケーション名
%s4 : セッションID
%s5 : Session Registry Server名
%s6 : Session Registry ServerのプロセスID
%s7 : 処理スレッド名

[意味]

<client>が示すIJServerクラスタからのセッションのリカバリ要求の処理において、<client2>が示すIJServerクラスタでセッション使用中のため(最新セッションの取得処理がタイムアウトしたため)、セッションはリカバリされません。

[システムの処理]

JSSRS: INFO: JSSR22216: The session is recovered. client=%s1 apl=%s2 sessionid=%s3 detail=%s4 server=%s5 pid=%s6 tid=%s7
JSSRS: 情報: JSSR22216: セションをリカバリします。 client=%s1 apl=%s2 sessionid=%s3 detail=%s4 server=%s5 pid=%s6 tid=%s7

[可変情報]

%s1 : IJServerクラスタのIPアドレス:制御用HTTPリスナーのポート番号
%s2 : Webアプリケーション名
%s3 : セッションID
%s4 : 詳細情報
%s5 : Session Registry Server名
%s6 : Session Registry ServerのプロセスID
%s7 : 処理スレッド名

[意味]

セッションを<client>が示すIJServerクラスタにリカバリします。

<detail>=serverの場合：
すでにバックアップされ、Session Registry Serverで保持していたセッションを使用します。
<detail>=latestの場合：
もともとセッションを保持していたIJServerクラスタから最新のセッションを取得し使用します。

JSSRS: ERROR: JSSR22301: Failed to get the updated session. client=%s1 apl=%s2 sessionid=%s3 server=%s4 pid=%s5 tid=%s6
JSSRS: エラー: JSSR22301: 最新セション取得に失敗しました。 client=%s1 apl=%s2 sessionid=%s3 server=%s4 pid=%s5 tid=%s6

[可変情報]

[意味]

<client>で示すIJServerクラスタから、最新セッション取得に失敗しました。

[原因]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

[システムの処理]

Session Registry Serverにすでにバックアップされているセッションを使用します。
Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージも参照してください。

[ユーザの対処]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

JSSRS: ERROR: JSSR22501: Failed to initialize the serialized function. server=%s1 pid=%s2 tid=%s3
JSSRS: エラー: JSSR22501: 永続化機能の初期化に失敗しました。 server=%s1 pid=%s2 tid=%s3

[可変情報]

%s1 : Session Registry Server名
%s2 : Session Registry ServerのプロセスID
%s3 : 処理スレッド名

[意味]

永続化機能の初期化に失敗しました。

[原因]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

[システムの処理]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

[ユーザの対処]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

JSSRS: INFO: JSSR22502: Reading of the serialized sessions is complete. apl=%s1 server=%s2 pid=%s3 tid=%s4
JSSRS: 情報: JSSR22502: 永続化されているセションの読み込みが完了しました。 apl=%s1 server=%s2 pid=%s3 tid=%s4

[可変情報]

%s1 : Webアプリケーション名
%s2 : Session Registry Server名
%s3 : Session Registry ServerのプロセスID
%s4 : 処理スレッド名

[意味]

Webアプリケーション<apl>の、永続化されているセッションの読み込みが完了しました。

[システムの処理]

読み込んだセッションの情報を元に運用を行います。

JSSRS: ERROR: JSSR22503: Failed to read the serialized sessions. apl=%s1 server=%s2 pid=%s3 tid=%s4
JSSRS: エラー: JSSR22503: 永続化されているセションの読み込みに失敗しました。 apl=%s1 server=%s2 pid=%s3 tid=%s4

[可変情報]

%s1 : Webアプリケーション名
%s2 : Session Registry Server名
%s3 : Session Registry ServerのプロセスID
%s4 : 処理スレッド名

[意味]

Webアプリケーション<apl>の、永続化されているセッションの読み込みに失敗しました。

[原因]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

[システムの処理]

該当アプリケーションのセッションの情報なしで処理を開始します。
IJServerクラスタが動作している場合は、IJServerクラスタに存在しているセッションは自動的にバックアップされ、永続化されます。

[ユーザの対処]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

JSSRS: ERROR: JSSR22504: The session serialization failed. apl=%s1 server=%s2 pid=%s3 tid=%s4
JSSRS: エラー: JSSR22504: セションの永続化に失敗しました。 apl=%s1 server=%s2 pid=%s3 tid=%s4

[可変情報]

%s1 : Webアプリケーション名
%s2 : Session Registry Server名
%s3 : Session Registry ServerのプロセスID
%s4 : 処理スレッド名

[意味]

Webアプリケーション<apl>のセッションの永続化に失敗しました。

[原因]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

[システムの処理]

セッションの永続化ができません。Session Registry Serverが再起動した場合や、クラスタによりシステムが切り替わった場合、セッションを継続できない、またはセッションが古くなる可能性があります。

[ユーザの対処]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

JSSRS: WARNING: JSSR22505: Failed to swap out a session that was unused for a long time. apl=%s1 sessionid=%s2 server=%s3 pid=%s4 tid=%s5
JSSRS: 警告: JSSR22505: 長時間未使用セションの退避に失敗しました。 apl=%s1 sessionid=%s2 server=%s3 pid=%s4 tid=%s5

[可変情報]

%s1 : Webアプリケーション名
%s2 : セッションID
%s3 : Session Registry Server名
%s4 : Session Registry ServerのプロセスID
%s5 : 処理スレッド名

[意味]

長時間使用されていないセッションのメモリからの退避に失敗しました。

[原因]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

[システムの処理]

実行中の退避処理を中止します。セッションのメモリからの退避は、Session Registry Serverのメモリ使用効率改善のために行われるものです。
このメッセージ自体はセッションの消失や古い状態へ戻るなど、アプリケーション動作への影響を意味するわけではありませんが、対処を行わない場合、永続化に関係して他の問題(永続化不可能など)を引き起こす可能性があります。

[ユーザの対処]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

JSSRS: WARNING: JSSR22801: The maximum number of sessions that can be maintained was exceeded. The session will be deleted from the backup. apl=%s1 sessionid=%s2 server=%s3 pid=%s4 tid=%s5
JSSRS: 警告: JSSR22801: 保持するセションの上限数を超えました。セションをバックアップから削除します。 apl=%s1 sessionid=%s2 server=%s3 pid=%s4 tid=%s5

[可変情報]

%s1 : Webアプリケーション名
%s2 : セッションID
%s3 : Session Registry Server名
%s4 : Session Registry ServerのプロセスID
%s5 : 処理スレッド名

[意味]

Session Registry Serverで保持するセッションの上限数を超えました。セッションをバックアップから削除します。

[原因]

Session Registry Server用のIJServerクラスタのJava VMオプション“com.fujitsu.interstage.jservlet.sessionrecovery.backup.limit”で指定した、Session Registry Serverで保持するセッションの上限数を超えました。
運用で想定しているセッション数の見積もりを超えたセッションの生成が行われている可能性があります。

[システムの処理]

バックアップされているセッションのうち、更新された時間が最も古いものをバックアップから削除します。
セッション自体がIJServerクラスタから破棄されるわけではないため、セッションのリカバリが発生する異常(IJServerクラスタダウンや再起動、ネットワーク異常など)が発生しない限りはアプリケーション処理に影響はありませんが、それらが発生した場合、該当セッションのリカバリはできません。

[ユーザの対処]

以下の対処を行ってください。

アプリケーションにおいて、ログアウトや一連の操作終了時などでセッションの破棄(invalidateメソッド呼び出し)を正しく行っているか確認してください。
Webブラウザを途中で終了した場合など、不要なセッションがタイムアウトまで破棄されず残ることとなります。タイムアウト値が必要十分な大きさであるか(必要以上に大きくないか)確認してください。
上記問題がない場合、メモリ(ヒープ)使用量を考慮の上、上限値の再設定を行ってください。必要であればメモリの増設もご検討ください。メモリ(ヒープ)使用量については、「チューニングガイド」の「必要資源」－「メモリ容量」－「サーバ機能を使用する場合」を参照してください。

JSSRS: ERROR: JSSR22901: The expired session is not sent to any IJServers because an error occured. apl=%s1 sessionid=%s2 server=%s3 pid=%s4 tid=%s5
JSSRS: エラー: JSSR22901: 異常が発生したため期限切れセションをIJServerへ送信しません。 apl=%s1 sessionid=%s2 server=%s3 pid=%s4 tid=%s5

[可変情報]

%s1 : Webアプリケーション名
%s2 : セッションID
%s3 : Session Registry Server名
%s4 : Session Registry ServerのプロセスID
%s5 : 処理スレッド名

[意味]

異常が発生したため、Session Registry ServerからIJServerクラスタへ期限切れセッションが送信されません。

[原因]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

[システムの処理]

期限切れセッションはIJServerクラスタへ送信されません。そのため、以下のセッション破棄関連処理がIJServerクラスタで実行されません。

javax.servlet.http.HttpSessionListener#sessionDestroyed(javax.servlet.http.HttpSessionEvent)
javax.servlet.http.HttpSessionAttributeListener#attributeRemoved(javax.servlet.http.HttpSessionBindingEvent)
javax.servlet.http.HttpSessionBindingListener#valueUnbound(javax.servlet.http.HttpSessionBindingEvent)

[ユーザの対処]

Session Registry Serverのログに同時に出力されているメッセージを参照してください。

JSSRS: INFO: JSSR22902: The expired session was sent to the IJServer successfully. apl=%s1 sessionid=%s2 client=%s3 server=%s4 pid=%s5 tid=%s6
JSSRS: 情報: JSSR22902: 期限切れセションのIJServerへの送信に成功しました。 apl=%s1 sessionid=%s2 client=%s3 server=%s4 pid=%s5 tid=%s6

[可変情報]

%s1 : Webアプリケーション名
%s2 : セッションID
%s3 : IJServerクラスタのIPアドレス:制御用HTTPリスナーのポート番号
%s4 : Session Registry Server名
%s5 : Session Registry ServerのプロセスID
%s6 : 処理スレッド名

[意味]

<client>に示されるIJServerクラスタに対して、期限切れセッションを送信しました。

JSSRS: ERROR: JSSR22903: Failed to send the expired sessions to the IJServer. apl=%s1 client=%s2 server=%s3 pid=%s4 tid=%s5
JSSRS: エラー: JSSR22903: 期限切れセションのIJServerへの送信に失敗しました。 apl=%s1 client=%s2 server=%s3 pid=%s4 tid=%s5

[可変情報]

%s1 : Webアプリケーション名
%s2 : IJServerクラスタのIPアドレス:制御用HTTPリスナーのポート番号
%s3 : Session Registry Server名
%s4 : Session Registry ServerのプロセスID
%s5 : 処理スレッド名

[意味]

<client>に示されるIJServerクラスタに対して、期限切れセッションの送信に失敗しました。

[原因]

Session Registry Serverのログに同時に出力されるメッセージを参照してください。

[システムの処理]

期限切れセッションの送信を中止します。

[ユーザの対処]

Session Registry Serverのログに同時に出力されるメッセージを参照してください。

JSSRS: ERROR: JSSR22904: Failed to send the expired sessions to all of the IJServers. apl=%s1 server=%s2 pid=%s3 tid=%s4
JSSRS: エラー: JSSR22904: 全てのIJServerに対して期限切れセションの送信に失敗しました。 apl=%s1 server=%s2 pid=%s3 tid=%s4

[可変情報]

%s1 : Webアプリケーション名
%s2 : Session Registry Server名
%s3 : Session Registry ServerのプロセスID
%s4 : 処理スレッド名

[意味]

すべてのIJServerクラスタに対して期限切れセッションの送信を試みましたが、失敗しました。

[原因]

以下の原因が考えられます。

IJServerクラスタから、アプリケーションが配備解除されています。
すべてのIJServerクラスタが停止しています。

[システムの処理]

期限切れセッションはIJServerクラスタへ送信されません。そのため、以下のセッション破棄関連処理がIJServerクラスタで実行されません。

javax.servlet.http.HttpSessionListener#sessionDestroyed(javax.servlet.http.HttpSessionEvent)
javax.servlet.http.HttpSessionAttributeListener#attributeRemoved(javax.servlet.http.HttpSessionBindingEvent)
javax.servlet.http.HttpSessionBindingListener#valueUnbound(javax.servlet.http.HttpSessionBindingEvent)

[ユーザの対処]

アプリケーションが配備解除されている場合、配備してください。

IJServerクラスタが停止している場合、IJServerクラスタを起動させてください。

JSSRS: INFO: JSSR22905: The IJServer has the same session as the expired session sent from the Session Registry Server. apl=%s1 sessionid=%s2 client=%s3 server=%s4 pid=%s5 tid=%s6
JSSRS: 情報: JSSR22905: IJServerに、送信した期限切れセションと同じセションが存在します。 apl=%s1 sessionid=%s2 client=%s3 server=%s4 pid=%s5 tid=%s6

[可変情報]

[意味]

期限切れセッションをIJServerクラスタに送信しましたが、IJServerクラスタに同じセッションが存在します。

[原因]

IJServerクラスタでセッションが長時間使用されたことや、セッションのバックアップに時間がかかったことが考えられます。

[システムの処理]

IJServerクラスタでは、Session Registry Serverから送信された期限切れセッションを受け取らず、IJServerクラスタに存在するセッションを使用します。

[ユーザの対処]

本メッセージが多発する場合は、com.fujitsu.interstage.jservlet.sessionrecovery.invalid.session.waiting.timeの値を、アプリケーションがセッションを使用する時間よりも大きな値に設定してください。

JSSRS: ERROR: JSSR22906: Failed to deserialize the expired session in the IJServer. apl=%s1 sessionid=%s2 client=%s3 server=%s4 pid=%s5 tid=%s6
JSSRS: エラー: JSSR22906: IJServerで期限切れセションの復元に失敗しました。 apl=%s1 sessionid=%s2 client=%s3 server=%s4 pid=%s5 tid=%s6

[可変情報]

[意味]

期限切れセッションをIJServerクラスタへ送信しましたが、復元に失敗しました。

[原因]

アプリケーションがSession Registry Serverにバックアップされていたセッションと互換性のないものに変更されていることが原因です。

[ユーザの対処]

セッションの属性に格納しているクラスを更新し、再活性やリロードを行った後に更新前のセッションを継続したい場合は、「Java EEアプリケーションの開発」－「アプリケーションの作成方法」－「セッションリカバリ機能を利用する場合のWebアプリケーション作成方法」を参照してアプリケーションで対応してください。
Webアプリケーションの構成(クラスファイルやJARファイルに不足がないか)を確認してください。また、必要であればクラスパスに不足がないか確認してください。