[可変情報]
{0}:ソケットのタイプ
{1}:接続先マシン名またはIPアドレス
{2}:接続先ポート
[意味]
接続先マシン名またはIPアドレス{1}、接続先ポート{2}への接続に失敗しました。
[システムの処理]
com.sun.corba.ee.transport.ORBTCPConnectTimeoutsプロパティの値に従いコネクション接続のリトライを行います。リトライ後もコネクション接続に失敗した場合は、アプリケーションに例外を通知します。
[ユーザの対処]
以下のいずれかの方法で対処してください。
接続先として指定したホスト名/IPアドレスまたはポート番号に誤りがないか確認してください。
接続先のシステムでJava EEアプリケーションが起動されているかを確認してください。
接続先マシン名またはIPアドレス{1}にマシン名が出力されている場合は、hostsファイルの内容やDNSの設定に誤りがないかを確認してください。
接続先のシステムまたは経路の途中で、ファイアウォールの設定が有効になっていないかを確認してください。
接続先ポート{2}に2809が出力されている場合は、INS形式でポート番号の指定を省略していないかを確認してください。
接続先のマシンに複数のホスト名/IPアドレスが定義されている場合、IIOPリスナーに指定したホスト名/IPアドレスと、接続先として指定したホスト名/IPアドレスが一致しているか確認してください。
本メッセージと同時にメッセージや例外情報が出力されている場合は、そのメッセージや例外情報を確認して、対処してください。
上記のいずれにも該当しない場合は、ネットワークトレースなどを採取して接続先マシン名またはIPアドレス{1}へのネットワークに異常がないかを確認してください。
[意味]
コネクションが切断されたため、データの送信処理を中止しました。
[システムの処理]
アプリケーションに例外を通知します。
[ユーザの対処]
以下のいずれかの方法で対処してください。
同時に発生しているメッセージまたは接続先に通知されているメッセージを確認し、例外が発生した原因を取り除いてください。
サーバが受け付けるコネクション数の限界値を超えたため、サーバからの通信が切断された可能性があります。ORBの総接続数の値を見直してください。
[意味]
コネクションが切断されました。
[システムの処理]
アプリケーションに例外を通知します。
[ユーザの対処]
以下のいずれかの方法で対処してください。
同時に発生しているメッセージまたは接続先に通知されているメッセージを確認し、例外が発生した原因を取り除いてください。
サーバが受け付けるコネクション数の限界値を超えたため、サーバからの通信が切断された可能性があります。ORBの総接続数の値を見直してください。
接続先のJava EEアプリケーションやマシンがダウンしていないかを確認してください。
[意味]
接続先でメッセージを正しく受信できませんでした。
[システムの処理]
IIOP通信を中断して、コネクションを切断します。
[ユーザの対処]
以下の対処を実施してください。
IPCOMと連携したIIOP通信の負荷分散機能を利用している場合は、以下を確認してください。
非フラグメントモードが設定されているか。
IPCOMで異常を検出していないか。
ネットワーク環境に問題がないかを確認してください。
[可変情報]
{0}:詳細情報
[意味]
ソケットからの読込み処理で、入出力例外が発生しました。
[システムの処理]
アプリケーションに例外を通知します。
[ユーザの対処]
何らかの原因によりコネクションが切断された可能性があります。
同時に発生しているメッセージまたは接続先に通知されているメッセージを確認し、例外が発生した原因を取り除いてください。
[可変情報]
{0}:IIOPリスナーのネットワークアドレス(マシン名またはIPアドレス) (注)
{1}:IIOPリスナーのポート番号
注)IIOPリスナーのネットワークアドレスが未設定(0.0.0.0)の場合、"all interfaces"と出力されます。
[意味]
指定されたネットワークアドレス(マシン名またはIPアドレス)およびポート番号でIIOPリスナーを作成できません。
[システムの処理]
アプリケーションに例外を通知します。
IJServerクラスタを使用している場合は、IJServerクラスタの起動時にエラーを通知します。
[ユーザの対処]
IIOPリスナーのネットワークアドレス(マシン名またはIPアドレス)およびIIOPリスナーのポートを確認してください。
注意
ネットワークアドレスには、IPアドレスまたはDNSで解決可能なホスト名を指定してください。
IPCOMと連携したIIOP通信の負荷分散機能を利用している場合は、ネットワークアドレスには、仮想ホスト名を指定する必要があります。IIOPリスナーのネットワークアドレスの設定方法については、「2.25 IPCOMを利用したIIOP通信の負荷分散」を参照してください。
「付録D ポート番号」を参照し、ポート番号のチューニングを行ってください。
IJServerクラスタのIIOPリスナーのポートにシステムプロパティ${IIOP_LISTENER_PORT}以外の値を指定している場合は、システムプロパティ${IIOP_LISTENER_PORT}を指定してください。
[可変情報]
{0}:詳細情報
[意味]
accept処理で入出力例外が発生しました。
[システムの処理]
アプリケーションに例外を通知します。
[ユーザの対処]
スタックトレースに続けて「Caused by:」として出力される例外情報から、原因を特定して対処を行ってください。
スタックトレースに続けて「Caused by: java.io.IOException: ファイルを開きすぎです」と出力されている場合、ファイルディスクリプタが不足しています。ファイルディスクリプタの設定を見直してください。
[可変情報]
{0}:返信待機時間の値(ミリ秒)
[意味]
サーバに発行したリクエストが返信待機時間に返信されなかったため、クライアント側でタイムアウトが発生しました。
[システムの処理]
アプリケーションに例外を通知します。
[ユーザの対処]
以下の対処を実施してください。
サーバ側の処理が長くかかりすぎているか、またはサーバ側の処理がハングアップしている場合は、サーバ側の処理を見直してください。
IJServerクラスタにおいて、IIOP通信で使用できる時間監視機能のプロパティ値に誤りがある場合、IIOP通信時のサーバメソッド復帰時間監視機能によるタイムアウトが発生します。サーバーログを参照して原因となる設定誤りを修正し、IJServerクラスタを再起動してください。
クライアント側のリクエスト返信待機時間が短い場合は、com.sun.corba.ee.transport.ORBWaitForResponseTimeoutプロパティの値を増やすなどの対処を実施し、リクエスト返信待機時間を増やしてください。本メッセージが通知された場合、クライアントアプリケーションには例外が通知されます。クライアントアプリケーションで、必要に応じてリクエストを再送してください。
以下の条件を満たした場合、IIOP通信時のサーバメソッド復帰時間監視機能によるタイムアウトが発生して本メッセージが出力される場合があります。IJServerクラスタの管理するコネクションが全て使用中にならないよう、ORBの総接続数の見積りを正しく実施してください。
クライアントアプリケーションからの接続数が、IJServerクラスタのORBの総接続数に設定した値に等しい。かつ、
IJServerクラスタの管理するコネクションが全て使用中(リクエスト処理中)である。かつ、
別プロセスのクライアントアプリケーションから、IJServerクラスタに対して通信を行う。
[可変情報]
{0}:全体待ち時間(ミリ秒)
[意味]
コネクション接続処理中にタイムアウトが発生しました。
[システムの処理]
アプリケーションに例外を通知します。
[ユーザの対処]
本メッセージの直前に通知されているメッセージを確認し、例外が発生した原因を取り除いてください。
[可変情報]
{0}:全体待ち時間(ミリ秒)
{1}:合計経過時間(ミリ秒)
[意味]
ソケットへの書込みでタイムアウトが発生しました。
[システムの処理]
クライアントからのリクエスト送信中の場合、IIOP通信を中断して、クライアントアプリケーションに例外を通知します。
サーバからのレスポンス送信中の場合、IIOP通信を中断します。クライアントには、サーバがIIOP通信を中断したことが通知されないため、IOP00410229またはIOP00410219が発生するまで、クライアントアプリケーションは復帰しません。
[ユーザの対処]
以下の対処を実施してください。
com.sun.corba.ee.transport.ORBTCPTimeoutsプロパティの値が小さい場合は、値を増やしてください。
サーバ・クライアント間でネットワークが切断されていないかを確認してください。
頻繁に本エラーが発生する場合は、ネットワーク環境を見直して信頼性の高いネットワークを構築してください。
サーバアプリケーションのGC時間を確認し、JVMオプションのヒープサイズ指定を見直して、GC時間がタイムアウト時間内に収まるよう調整してください。
[可変情報]
{0}:送信済みデータ長(byte)
{1}:総データ長(byte)
{2}:待ち時間(ミリ秒)
{3}:最大待ち時間(ミリ秒)
[意味]
ソケットへの書込み中に、予期せぬ例外が発生しました。
[システムの処理]
クライアントからのリクエスト送信中の場合、IIOP通信を中断して、クライアントアプリケーションに例外を通知します。
サーバからのレスポンス送信中の場合、IIOP通信を中断します。クライアントには、サーバがIIOP通信を中断したことが通知されないため、 IOP00410229またはIOP00410219が発生するまで、クライアントアプリケーションは復帰しません。
[ユーザの対処]
ソケットへの書込み中に、コネクションを切断された可能性があります。
接続先に通知されているメッセージを確認し、例外が発生した原因を取り除いてください。
[可変情報]
{0}:全体待ち時間(ミリ秒)
{1}:合計経過時間(ミリ秒)
[意味]
ソケットからの読み取りでタイムアウトが発生しました。
[システムの処理]
IIOP通信を中断して、コネクションを切断します。
[ユーザの対処]
以下の対処を実施してください。
com.sun.corba.ee.transport.ORBTCPTimeoutsプロパティの値が小さい場合は、値を増やしてください。
サーバ・クライアント間でネットワークが切断されていないかを確認してください。
頻繁に本エラーが発生する場合は、ネットワーク環境を見直して信頼性の高いネットワークを構築してください。
IPCOMと連携したIIOP通信の負荷分散機能を利用している場合は、非フラグメントモードが設定されていることを確認してください。
[可変情報]
{0}:コネクション情報
[意味]
データの受信処理で、例外が発生しました。
[システムの処理]
アプリケーションに例外を通知します。
[ユーザの対処]
何らかの原因によりコネクションが切断された可能性があります。
同時に発生しているメッセージまたは接続先に通知されているメッセージを確認し、例外が発生した原因を取り除いてください。
[可変情報]
{0}:最大受信バッファサイズ
{1}:受信データサイズ
[意味]
受信データサイズが最大受信バッファサイズを超えたため、データを受信することができません。
[システムの処理]
IIOP通信を中断して、コネクションを切断します。
[ユーザの対処]
最大メッセージ分割サイズが最大受信バッファサイズより小さくなるようにチューニングを行ってください。
IPCOMと連携したIIOP通信の負荷分散機能を利用している場合は、接続先の送信データサイズより受信バッファサイズが大きくなるようにチューニングを行ってください。
最大受信バッファサイズの変更
本メッセージが出力されたコンテナのJVMオプションに以下のように設定します。
JVMオプションは、asadminコマンドのcreate-jvm-optionsサブコマンドを使用して設定できます。
-Dcom.sun.corba.ee.transport.ORBMaximumReadByteBufferSize=値
詳細は以下を参照してください。
最大メッセージ分割サイズの変更
接続先がクライアントの場合
com.sun.corba.ee.giop.ORBFragmentSizeプロパティを使用します。
-Dcom.sun.corba.ee.giop.ORBFragmentSize=値
接続先がコンテナの場合
ORBの最大メッセージ分割サイズを変更します。ORBの設定は、Interstage Java EE 7管理コンソールまたはasadminコマンドを使用して変更できます。
詳細については、以下のマニュアルを参照してください。
Interstage Java EE 7管理コンソールヘルプ
[可変情報]
{0}:例外情報
{1}:コネクション情報
[意味]
データの受信処理で、データの読込みが完了できませんでした。
[システムの処理]
アプリケーションに例外を通知します。
[ユーザの対処]
何らかの原因によりコネクションが切断された可能性があります。
同時に発生しているメッセージまたは接続先に通知されているメッセージを確認し、例外が発生した原因を取り除いてください。