名前
jspc - 指定したディレクトリ内に格納されているJSPファイルのコンパイル
形式
jspc -webapp dir [-help] [-v] [-d dir] [-l] [-s] [-compile] [-classpath path] [-smap] [-validate] [-compilerSourceVM {1.5|5|1.6|6|1.7|7|1.8|8}] [-compilerTargetVM {1.5|5|1.6|6|1.7|7|1.8|8}] [-ignoreJspFragmentErrors] [-disablePooling]
機能説明
指定したディレクトリ内に格納されているJSPファイルのコンパイルを行います。
オプション
オプション名 | 説明 |
---|---|
-webapp | Webアプリケーションのルートパスを指定します。指定したパス内(サブディレクトリ含む)のすべてのJSPファイルをコンパイルします。 |
-help | jspcコマンドのヘルプを以下の形式で表示します。 Usage: jspc <options> [--] <jsp files> where jsp files is 各オプションの説明 |
-v | JSPコンパイル時の詳細情報を出力します。 |
-d | JSPコンパイル結果を出力するディレクトリパスを指定します。 注意 指定したディレクトリ内にコンパイル結果が存在する場合、JSPファイルのタイムスタンプがコンパイル結果のタイムスタンプよりも古いとコンパイル処理が行われません。コンパイル結果を削除するか別のディレクトリにコンパイル結果を出力してください。 |
-l | JSPコンパイルに失敗したJSPファイル名と原因を詳細に表示します。-vでも代替可能です。 |
-s | JSPコンパイルに成功したJSPファイル名を表示します。-vでも代替可能です。 |
-compile | JSPコンパイル結果からクラスファイルを作成する場合に指定します。 |
-classpath | JSP内で、-webappオプションに指定したディレクトリ配下以外に格納されているクラスを呼び出している場合に、そのクラスが格納されているディレクトリまたはJARファイルの絶対パスを指定します。 |
-smap | JSR45で定められているデバッグ情報をクラスファイルに埋め込む場合に指定します。 |
-validate | tldファイルをスキーマまたはDTDで検証する場合に指定します。 |
-compilerSourceVM | 生成するJavaソースの互換性を指定します。以下のバージョンが指定できます。
|
-compilerTargetVM | 生成するクラスファイルの互換性を指定します。以下のバージョンが指定できます。
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-ignoreJspFragmentErrors | JSPフラグメントのコンパイルエラーを無視する場合に指定します。 |
-disablePooling | カスタムタグプーリングを行わない場合に指定します。 |
戻り値
0: 正常終了
1: 異常終了
注意事項
本コマンドは、Interstage Java EE 7上で運用するJSPに対して使用してください。
jspcコマンドで事前コンパイルする場合、WEB-INF/glassfish-web.xmlのプロパティは無視されるため、jspcコマンドのオプションを指定するようにしてください。
使用例
C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\jspc -webapp c:\work\SampleServlet -v -d c:\work\compiledir -compile |
/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/jspc -webapp /tmp/SampleServlet -v -d /tmp/compiledir -compile |