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Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

6.16 予兆監視機能から警告が通知された場合の対処

予兆監視機能が提供する警告メッセージ「OM3204」には、以下の2つの種類があります。事象の種類は、警告メッセージの可変情報の詳細メッセージで通知します。


) 本マニュアルでは、「Javaヒープ」と記載している場合は、メモリ割当てプール(New世代領域とOld世代領域)を指します。Javaヒープの構造については、「チューニングガイド」の「JDK/JRE 8のチューニング」-「基礎知識」を参照してください。


注意

  • 同一のJava VMプロセス上に予兆が検出されても、警告メッセージに含まれる詳細メッセージが同一である場合は、同じ原因のメッセージの出力過多を防ぐため、前回のメッセージ出力から10分間は次のメッセージ出力を抑止します。

  • 何らかの要因でJavaアプリケーションの実行環境が変更されると、実行するJavaアプリケーションを変更していない場合でも、Javaアプリケーション実行時のオブジェクトの使われ方(オブジェクトの生成や不要となるタイミングなど)が変化し、それに伴ってガーベジコレクション処理の発生状況が変化することがあります。
    その結果、従来環境では出力されなかった本メッセージが変更後の実行環境では出力されるようになることがあるため、Javaアプリケーションを変更していない場合でも、以下のような要因でJavaアプリケーションの実行環境が変更された場合は、Javaヒープに関する設定を再度チューニングしてください。

    • アプリケーションサーバーのバージョンを変更した場合

    • JDK/JREのバージョンを変更した場合

    • 実行モードを32ビットから64ビットの環境へ変更した場合

    • ハードウェアを変更した場合

    • OSを変更した場合