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Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

6.15.1 各タイムアウト値の設定について

セッションリカバリ機能で行う、通信のタイムアウト値の設定について説明します。
セッションリカバリ機能に関係して、以下のタイムアウト値を設定します。

設定箇所
[項目名]

値域/デフォルト値

内容

Session Registry Serverでの例

(1)

IJServerクラスタ:
8.8.3 ネットワーク設定の定義項目」の[HTTP接続のタイムアウト(timeout-seconds)]

1~2147483647 / 15(秒)

クライアントとの通信が途絶えた場合に通信を切断するまでの時間(秒)を指定します。Webコンテナは指定した値を使用して、タイムアウトのチェックを2回行うため、必要とする値を2回に分けた値で指定する必要があります。

30(秒)

(2)

IJServerクラスタ:
8.2 PCMIサービスの定義項目
[アプリケーション最大処理時間(MaximumProcessingTime)]

0~86400 / 480(秒)

アプリケーションの最大処理時間の監視時間を指定します。

480(秒)

(3)

4.23.3 Session Registry Clientの設定
[Session Registry Serverからの応答待ち時間(responseWaitTime)]

1~86400 / 440(秒)

Session Registry Serverからの応答待ち時間を設定します。

440(秒)

(4)

Session Registry Server:
8.8.3 ネットワーク設定の定義項目
[HTTP接続のタイムアウト(timeout-seconds)]

1~2147483647 / 15(秒)

このSession Registry Serverが対象とするWebコンテナからの通信が途絶えた場合に通信を切断するまでの時間(秒)を指定します。Webコンテナは指定した値を使用して、タイムアウトのチェックを2回行うため、必要とする値を2回に分けた値で指定する必要があります。

30(秒)

(5)

Session Registry Server:
8.2 PCMIサービスの定義項目
[アプリケーションの最大処理時間(maximum-processing-time)]

0~86400 / 480(秒)

Session Registry Serverの最大処理時間の監視時間を指定します。

400(秒)

(6)

Session Registry Server:
4.23.2.3 Session Registry Serverの環境設定
[最新セッション取得待ち時間(com.fujitsu.interstage.jservlet.sessionrecovery.pop.timeout)]

1~86400 / 360(秒)

セッションのリカバリ時、もともとセッションを保持していたコンテナから最新のセッションの取得を行いますが、このときの最大待ち時間を設定します。
セッションがリクエスト処理中で使用されている場合の待ち時間です。
セッション使用中のまま待ち時間をオーバーすると、該当のセッションはリカバリされません。

360(秒)


各値は、以下の関係を満たすように設定してください。

(2)  >  (3)  >  (5)  >  (6)
(1)  <=  (2)
(4)  <=  (5)