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Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

4.14.6 Symfoware ServerのNativeインタフェース JDBCドライバ(Type2)

Symfoware ServerのNativeインタフェースを利用する場合、Connection Managerの利用を推奨します。
Connection Managerの設定については、Symfoware Serverのマニュアルを参照してください。

環境変数の設定

以下の環境設定を行ってください。

クラスパスの設定および、パス/ライブラリパスの設定については「4.14.1 JDBCドライバの環境設定」を参照してください。

設定項目

設定値

パス

NativeインタフェースのSymfoware Server クライアント機能インストール先ディレクトリ\JDBC\fjjdbc\bin
Windows(R)システムディレクトリ\ESQL\BIN

クラスパス

NativeインタフェースのSymfoware Server クライアント機能インストール先ディレクトリ\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc4.jar

設定項目

設定値

ライブラリパス

FSUNrdb2bインストール先ディレクトリ/FSUNrdb2b/lib (注)
JDBCドライバインストール先ディレクトリ/FJSVsymjd/fjjdbc/bin (注)

クラスパス

JDBCドライバインストール先ディレクトリ/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc4.jar ()

設定項目

設定値

ライブラリパス

FJSVrdb2bインストール先ディレクトリ/FJSVrdb2b/lib (注)
JDBCドライバインストール先ディレクトリ/FJSVsymjd/fjjdbc/bin (注)

クラスパス

JDBCドライバインストール先ディレクトリ/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc4.jar ()

注) 以下のディレクトリのデフォルトは、/optです。

接続プールの設定

接続プールの設定に以下を指定してください。
リソースタイプにはデータソースクラスが実装するインタフェースを指定してください。

パラメタ

指定値

名前

任意の値

リソースタイプ

以下を指定してください。

  • javax.sql.ConnectionPoolDataSource (注)

データソースクラス名

以下を指定してください。

  • com.fujitsu.symfoware.jdbc2.SYMConnectionPoolDataSource

注) Symfoware ServerのNativeインタフェースのJDBCドライバ側のプーリング機能は、Interstage Java EE 7側のプーリング機能ですべて実現できます。そのため、Symfoware ServerのNativeインタフェースのJDBCドライバ側のプーリング機能をサポートしません。Symfoware ServerのNativeインタフェースを利用する場合、Interstage Java EE 7側のプーリング機能を利用してください。

プロパティ

以下に指定できるプロパティを説明します。説明されているプロパティ以外は編集する必要はありません。指定するプロパティの詳細は、JDBCドライバのマニュアルを参照してください。

Connection Managerを利用する場合

プロパティ名

user

ユーザIDを指定してください。

password

パスワードを指定してください。

networkProtocol

接続するネットワークプロトコル名を指定します。以下のどちらかを指定してください。指定は必須です。

  • symfold

databaseName

Connection ManagerのAPC動作環境ファイルのSQLSERVERパラメタで指定したSQLサーバ名を指定してください。指定は必須です。

description

このデータソースの説明を指定します。

SYMOption

JDBCドライバのオプションを指定します。
以下のオプションが指定可能です。

  • lang

  • schema

  • ctuneparam

  • javaconverter

  • default_isolation

  • default_readonly

  • autoclosestatement

  • statementcache

各オプションの設定値については、JDBCドライバのマニュアルを参照してください。
[SYMOptionの記述例]
statementcache=36;ctuneparam='CLI_MAX_SQL=(255);CLI_WAIT_TIME=(30)'
[記述上の注意]
各オプションの設定値に空文字列は指定できません。
例) ctuneparam='CLI_MAX_SQL='

Connection Managerを利用しない場合

プロパティ名

user

ユーザIDを指定してください。

password

パスワードを指定してください。

networkProtocol

接続するネットワークプロトコル名を指定します。以下のどちらかを指定してください。指定は必須です。

  • symfold(ローカル)

  • symford(RDB2_TCP連携)

serverName

接続するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。
本オプションは、プロトコルでリモートアクセス(RDB2_TCP連携)を設定した場合に指定可能です。

例1)IPv4の場合 127.0.0.1

例2)IPv6の場合 ::1

portNumber

接続するサーバのポート番号を指定します。
本オプションは、リモートアクセス(RDB2_TCP連携)を設定した場合に指定可能です。有効値は、1~65535の整数値です。

databaseName

接続するデータ資源名を指定してください。指定は必須です。
protocolにsymfold(ローカル)を指定した場合、以下のようにRDBシステム名を付加する必要があります。RDBシステム名を付けない運用の場合は必要ありません。

  • <RDBシステム名>.<データ資源名>

description

このデータソースの説明を指定します。

SYMOption

JDBCドライバのオプションを指定します。
以下のオプションが指定可能です。

  • lang

  • schema

  • ctuneparam

  • javaconverter

  • default_isolation

  • default_readonly

  • autoclosestatement

  • statementcache

各オプションの設定値については、JDBCドライバのマニュアルを参照してください。
[SYMOptionの記述例]
statementcache=36;ctuneparam='CLI_MAX_SQL=(255);CLI_WAIT_TIME=(30)'
[記述上の注意]
各オプションの設定値に空文字列は指定できません。
例) ctuneparam='CLI_MAX_SQL='

RDB2_TCPでSymfoware ServerのNativeインタフェースに接続するための設定

注意

Interstage Java EE 7と別のサーバシステム上にあるSymfoware ServerのNativeインタフェースにアクセスするために使用する接続形態を「RDB2_TCP」と呼びます。
RDB2_TCPでSymfoware ServerのNativeインタフェースに接続するためには、以下の作業が必要です。
以下の作業は、Interstage Java EE 7と同一のサーバシステム上にあるSymfoware ServerのNativeインタフェースにアクセスする場合は不要です。

RDB2_TCP接続用のパラメタの設定

Symfoware ServerのNativeインタフェースのシステム用動作環境ファイル内に、以下のRDB2_TCP接続用のパラメタを追加してください。

MAX_CONNECT_TCP = (n)
n : 最大接続数(省略値は0)

参考

システム用動作環境ファイルは、Symfoware ServerのNativeインタフェースインストール時に指定した場所に格納されています。格納場所を指定しないでインストールした場合は、以下の場所に格納されています。

[Symfoware ServerのNativeインタフェースがインストールされているドライブ]:\SFWETC\RDB\ETC\UXPSQLENV

/opt/FSUNrdb2b/etc/fssqlenv

/opt/FJSVrdb2b/etc/fssqlenv

注意

システム用動作環境ファイル内にMAX_CONNECT_TCPを設定していない、または最大接続数に0が指定されている場合、Java EE 7コンポーネント実行時に、Symfoware ServerのNativeインタフェース ODBCドライバのエラーが出力されます。出力されるエラーの詳細については、Symfoware Serverのマニュアルを参照してください。

RDB2_TCPのポート番号の設定

以下のファイルに、RDB2_TCP用のポート番号を設定してください。

システムフォルダ\system32\drivers\etc\services

※ システムフォルダは環境変数“SystemRoot”に設定されているフォルダです。

/etc/services

ポート番号に2050を割り当てる場合

RDBII 2050/TCP

注意

ポート番号には、システム上のアプリケーションを含むすべてのサービスにおいて、それぞれ異なるポート番号を設定する必要があります。以下の値を設定しないでください。

  • システム内の他のサービス、システム上のアプリケーションが使用するポート番号

  • システムが動的に割り当てる領域のポート番号(エフェメラルポート)

ポート番号の設定については、「付録D ポート番号」を参照してください。