ここでは、仮想L-Serverの接続ネットワークを検疫ネットワークに変更するためのネットワーク変更用XMLファイルについて説明します。
仮想L-Serverの接続ネットワークを検疫ネットワークに変更するために必要なXMLファイルです。
なお、検疫ネットワーク変更用XMLファイルの作成と格納は、本製品の運用中でも実施できます。
> rcxadm lserver show -name L-Server名 -format xml
Resourcesタグ、LServerタグ、NICsタグが必要です。
検疫ネットワークの内容に応じて、NetworkLinkタグのname、および、IpAddressタグのaddressを変更してください。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <Resources> <LServer name="L-Server名"> <NICs> <NIC> <NICIndex>NIC番号</NICIndex> <MacAddress>MACアドレス</MacAddress> <NetworkLinks> <NetworkLink name="ネットワーク名" index="0"> <IpAddress auto="IP自動設定" address="IPアドレス"/> </NetworkLink> </NetworkLinks> </NIC> </NICs> </LServer> </Resources>
要素名 | 説明 | 取り得る値、または例 |
---|---|---|
Network名 (NetworkLink name) |
L-Serverが接続するネットワーク名 |
作成済みのネットワークリソース名を指定します。
|
MACアドレス (MacAddress) |
L-ServerのNICに割り当てるMACアドレス |
Network名およびIPアドレスを変更する場合は、以下の形式で必ず指定してください。 <MacAddress>XX:XX:XX:XX:XX:XX</MacAddress> なお、MACアドレス自体の変更はできません。 |
IPアドレス (IpAddress) |
L-Serverに割り当てるIPアドレス (省略可) |
以下の方法で指定できます。
仮想PCのIPアドレスがDHCPで管理されている場合、IpAddressタグを指定しないでください。 IpAddressタグを省略した場合も、ネットワークリソースに設定してあるアドレス範囲から自動で割り当てられます。 IPアドレスの変更は、指定されたMACアドレスに対応するNICに対して行われます。そのため、MACアドレスを必ず指定してください。 |
参照
仮想L-Server向け定義情報(XML)の詳細は、以下のマニュアルを参照してください。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\files\avmgr
quarantine_L-Server名.xml
参考
複数のNICが定義されたL-Serverを隔離する場合は、NICタグに囲まれた行をNICの数だけ記載し、すべてのNICに検疫ネットワークをつなぐように設定します。
それぞれのNICに同じネットワークを指定しても問題はありません。
XMLファイルの保存場所を初期値から変更する場合には、定義ファイルを作成します。
定義ファイルの詳細は、「A.5 ネットワーク変更用XMLファイルの保存ディレクトリ定義ファイル」を参照してください。