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Symfoware Analytics Server(Operational Data Store編) V12.3.1 コマンドリファレンス
FUJITSU Software

2.31 rdbdmpdic

名前

rdbdmpdic - RDBディクショナリのデータを外部ファイルにバックアップ


形式

rdbdmpdic -f 退避先名@デバイス名 [ {: デバイス名} ...]
          [ -e ]
          [ -y ]

機能説明

RDBディクショナリのデータを外部ファイルにバックアップします。


オプション

-f 退避先名@デバイス名[{:デバイス名} ...]

退避先名には、データの退避先となるファイル名またはデータのバックアップに使用するFIFOの特殊ファイル名を指定します。

退避先名の後を、“@”で区切り、退避先のデバイス名を指定します。

退避先名にデータの退避先となるファイル名を指定した場合、デバイス名には、文字型特殊装置(/dev/rmt/*、/dev/st*または/dev/nst*)または、UNIX系の一般ファイルのディレクトリへの絶対パス名を指定します。

デバイス名にUNIX系の一般ファイルを指定した場合は、デバイス名を“:”で区切ることにより複数指定できますが、複数記述の際には空白をはさむことはできません。

また、UNIX系の一般ファイルと文字型特殊装置(/dev/rmt/*、/dev/st*または/dev/nst*)を混在して記述することはできません。

退避先名にデータのバックアップに使用するFIFO特殊ファイル名を指定した場合、デバイス名には、FIFO特殊ファイルの存在するディレクトリの絶対パス名を指定します。

退避先名に指定できる長さは、120バイトまでです。

デバイス名に指定できる長さは、120バイトまでです。


-e

指定した退避先がすでに存在していた場合に、利用者に既存である旨を通知して判断の入力要求を行います。

この入力要求に“y”と答えた場合は、退避先が初期化された後にデータの書込みが行われます。

“n”と答えた場合、本コマンドは何も行わずに終了します。

本オプションを省略した場合で、指定した退避先がすでに存在していた場合には、既存である旨を通知して、本コマンドを終了します。


-y

デバイス名に磁気テープ装置を指定し、かつ、本オプションを指定した場合、入力要求メッセージを出力しないで、セットされている磁気テープを処理対象として処理を行います。

磁気テープがセットされていない場合は、処理を行わずにコマンドを終了します。

退避データが複数の磁気テープにまたがる場合は、2本目以降の磁気テープがセットされているかの確認が行われます。

デバイス名にUNIX系の一般ファイルのディレクトリへの絶対パス名を指定し、かつ、-eオプションを指定していない場合、本オプションは無視されます。

-eオプションを指定し、かつ、本オプションを指定した場合、書込みの確認要求は行わず、無条件に退避ファイルを作成します。


使用例

LinuxRDBディクショナリのデータを/backup/rdb、退避先名dicbackにバックアップします。

rdbdmpdic -f dicback@/backup/rdb -e -y

WindowsRDBディクショナリのデータをD:\backup\rdb、退避先名dicbackにバックアップします。

rdbdmpdic -f dicback@D:\backup\rdb -e -y

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0 : 正常終了

0以外 : 異常終了


注意事項