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Symfoware Analytics Server(Operational Data Store編) V12.3.1 コマンドリファレンス
FUJITSU Software

2.20 dlofentry

名前

dlofentry - データの格納


形式1(各パラメタをコマンドの引数として指定する場合)

dlofentry cat_name=カテゴリ名
          in_file=入力データファイル
          [ given_de=蓄積データファイル名の付与値 ]
          [ keep_limit=保存期限 ]
          [ refer_start=参照可能開始日時 ]
          [ result_file=コマンド結果ファイル 
             [ write_mode_out={ a | o | n } ] ]
          [ de_dir=蓄積データファイル格納先ディレクトリ ]
          [ bak_dir=バックアップ蓄積データファイル格納先ディレクトリ ]
          [ compression_type={ gzip | fjcx | zip } ]
          [ in_attach=入力添付ファイル名 
              [ attach_dir=蓄積添付ファイル格納先ディレクトリ ]
              [ attach_bak=バックアップ蓄積添付ファイル格納先ディレクトリ ]
              [ attach_archive={ tgz | tar | zip } ] ]

形式2(各パラメタを記述したファイルをコマンドの引数として指定する場合)

dlofentry init_file=起動情報ファイル

機能説明

Interstage Information Storageへデータの格納を行います。


形式1のパラメタ

cat_name=カテゴリ名

データを格納するカテゴリ名を指定します。


in_file=入力データファイル

Interstage Information Storageに格納するデータが格納されたファイルを絶対パスで指定します。

拡張子を含むファイル名を指定できます。

ただし、ピリオド(.)で始まるファイル名は指定できません。

カテゴリ定義画面でファイル名構成要素に「入力データファイル名」が選択されている場合、蓄積データファイルのファイル名構成要素として使用されるのは、最初に出現するピリオド(.)の直前までです。最初に出現するピリオド(.)の直前までが一致する入力データファイル名を指定する場合は、蓄積データファイル名の重複を防ぐため、ファイル名構成要素に登録日時と枝番を追加してください。詳細については、“運用ガイド”の“カテゴリの定義”を参照してください。


given_de=蓄積データファイル名の付与値

ロードにより登録する蓄積データファイル名に付与する付与値を指定します。

カテゴリ定義画面でファイル名構成要素に「起動時指定ファイル名」が選択されている場合は指定が必須です。

蓄積データファイル名の付与値にアンダーライン(_)、およびピリオド(.)を含む値は指定できません。


keep_limit=保存期限(YYYY/MM/DD/hh:mm:ss形式)

ロードにより登録する蓄積データファイルの保存期限を指定します。

カテゴリ定義のロード時の指定で「ロード時に指定する」の場合は指定が必須です。


refer_start=参照可能開始日時(YYYY/MM/DD/hh:mm:ss形式)

ロードにより登録された蓄積データファイルを参照可能とする日時を指定します。

省略した場合は、ロード実行終了後、格納したデータが参照可能となります。


result_file=コマンド結果ファイル

ロードの実行結果を出力するファイルを絶対パスで指定します。

省略した場合は、コマンド結果ファイルが出力されません。

コマンド結果ファイルの出力情報については、“表示項目の見出しと意味”の“コマンド結果ファイルの出力情報例”を参照してください。


write_mode_out={ a | o | n }

コマンド結果ファイルの書き込みモードを指定します。「コマンド結果ファイル」を指定する場合だけ指定します。以下のいずれかを指定します。

a:追記

o:上書き

n:新規作成

省略した場合はnとなります。

書き込みモードが「n:新規作成」の場合、すでに同名のファイルが存在していると、ロード実行時にエラーとなります。


de_dir=蓄積データファイル格納先ディレクトリ

蓄積データファイルの格納先ディレクトリを絶対パスで指定します。

省略した場合は、カテゴリ定義画面で指定した格納先に出力されます。

指定したディレクトリが存在しない場合、エラーとなります。


bak_dir=バックアップ蓄積データファイル格納先ディレクトリ

蓄積データファイルのバックアップの格納先ディレクトリを絶対パスで指定します。

省略した場合は、カテゴリ定義画面で指定した格納先に出力されます。

指定したディレクトリが存在しない場合、エラーとなります。

カテゴリの定義のバックアップ要否が、「バックアップ不要」になっている場合、本オプションは指定できません。指定した場合はエラーとなります。


compression_type={ gzip | fjcx | zip }

蓄積データファイルの圧縮形式を指定します。以下のいずれかを指定します。

Linuxgzip:gzip圧縮形式

OSのgzipコマンドで圧縮した形式です。

省略した場合はgzipとなります。

fjcx:fjcx圧縮形式

gzip形式やzip形式より圧縮率を高めた形式です。入力データファイルのサイズが大きく、夜間処理など格納時間に余裕のある場合に向いています。gzip形式やzip形式より格納に時間を要します。

Windowszip:zip圧縮形式

OSのzipで圧縮した形式です。

省略した場合はzipとなります。


in_attach=入力添付ファイル名

入力データファイルに紐付く入力添付ファイルが存在するディレクトリまたはファイル名を絶対パスで指定します。

省略した場合は入力添付ファイルのロードを行いません。

指定したディレクトリまたはファイルが存在しない場合はエラーとなります。

指定したディレクトリ配下にファイルまたはディレクトリが存在しない場合は、空の蓄積添付ファイルを作成します。


attach_dir=蓄積添付ファイル格納先ディレクトリ

蓄積添付ファイルの格納先ディレクトリを絶対パスで指定します。

本パラメタを省略した場合、蓄積データファイル格納先ディレクトリの配下に蓄積添付ファイルを格納します。

格納先のディレクトリは事前にユーザーが作成しておく必要があります。

in_attachを省略した場合に本パラメタを指定した場合はエラーとなります。


attach_bak=バックアップ蓄積添付ファイル格納先ディレクトリ

蓄積添付ファイルのバックアップの格納先ディレクトリを絶対パスで指定します。

本パラメタを省略した場合、バックアップ蓄積データファイル格納先ディレクトリ配下にバックアップ蓄積添付ファイルを格納します。

格納先のディレクトリは事前にユーザーが作成しておく必要があります。

in_attachを省略した場合に本パラメタを指定した場合はエラーとなります。

カテゴリ定義のバックアップ要否が、「バックアップ不要」になっている場合、本オプションは指定できません。指定した場合はエラーとなります。


attach_archive={ tgz | tar | zip }

蓄積添付ファイルのアーカイブ形式を指定します。以下のいずれかを指定します。

Linuxtgz:tgz形式

入力添付ファイルをアーカイブして、さらに圧縮して格納する方法です。

OSのtarコマンドでアーカイブし、かつ-zオプションで圧縮した形式です。

tar:tar形式

入力添付ファイルをアーカイブして格納する方法です。

OSのtarコマンドでアーカイブした形式です。

省略した場合はtgzとなります。

Windowszip:zip形式

入力添付ファイルをアーカイブして、さらに圧縮して格納する方法です。

OSのzipでアーカイブした形式です。

省略した場合はzipとなります。

in_attachを省略した場合に本パラメタを指定した場合はエラーとなります。

アーカイブ形式の詳細については、“運用ガイド”の“データの格納”を参照してください。


形式2のパラメタ

init_file=起動情報ファイル

形式1のパラメタを以下に示す形式で記述したテキストファイルを、絶対パスで指定します。


起動情報ファイルの形式

起動情報ファイルのフォーマット

Linux#  カテゴリ名
cat_name=CAT1
#  入力データファイル名
in_file=/DIRX/FIDX1.xml
#  コマンド結果ファイル
result_file=/DIRX/FRX1
-The End-
Windows#  カテゴリ名
cat_name=CAT1
#  入力データファイル名
in_file=D:\DIRX\FIDX1.xml
#  コマンド結果ファイル
result_file=D:\DIRX\FRX1
-The End-

使用例

例1(形式1:カテゴリ“cat1”に、CSV形式の入力データファイル“adtlog091104.csv”をgzip形式で格納する場合)

Linuxdlofentry cat_name=cat1 in_file=/DATA/adtlog091104.csv result_file=/DIRX/FRX1

例2(形式1:カテゴリ“cat2”にXML形式の入力データファイル“connect01.xml”をfjcx形式で格納する場合)

Linuxdlofentry cat_name=cat2 in_file=/DATA/connect01.xml compression_type=fjcx result_file=/DIRX/FRX1
Windowsdlofentry cat_name=cat2 in_file=D:\DATA\connect01.xml compression_type=fjcx result_file=D:\DIRX\FRX1

例3(形式1:カテゴリ“cat3”に、XML形式の入力データファイルD:\DATA\xml\connect01.xmlをgzip形式で格納し、入力添付ファイル/tmp/attachをtgz形式で/ATTACHに格納する場合)

Linuxdlofentry cat_name=cat3 in_file=/DATA/xml/connect01.xml in_attach=/tmp/attach attach_dir=/ATTACH attach_bak=/ATTACHbak  attach_archive=tgz  result_file=/DIRX/FRX1

例4(形式2:各パラメタを記述した起動情報ファイルをコマンドの引数として指定する場合)

各パラメタはファイルに記述し、dlofentry コマンドの引数にはファイル指定であることを示すパラメタ「init_file」を指定します。

Linuxdlofentry init_file=/DIRC/FIP1
Windowsdlofentry init_file=D:\DIRC\FIP1

Linux起動情報ファイル:/DIRC/FIP1

cat_name=cat1
in_file=/DATA/adtlog091104.csv
result_file=/DIRX/FRX1
-The End-

Windows起動情報ファイル:D:\DIRC\FIP1

cat_name=cat1
in_file=D:\DATA\adtlog091104.csv
result_file=D:\DIRX\FRX1
-The End-

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0 : 正常終了

1 : 条件付正常終了

255 : 異常終了


表示項目の見出しと意味

コマンド結果ファイルの出力情報例

Linuxカテゴリ名:cat3                                                                                         (1)
入力データファイル:/DATA/xml/connect01.xml                                                              (2)
起動日時:2011/04/18 16:13:10.519                                                                        (3)
下記の蓄積データファイルは作成・登録済みになりました。
蓄積データファイル名(ヘッダファイル)    バックアップファイル(ヘッダファイル)
----------------------------------------------------------------------------------------------------
/DATA/data_in/CAT/CAT_20110418161310_01.gz    /DATA/data_in/CAT/bak/CATbak_20110418161310_01.gz          (4)
----------------------------------------------------------------------------------------------------
蓄積添付ファイル名    バックアップ蓄積添付ファイル名
----------------------------------------------------------------------------------------------------
/DATA/data_in/CAT/00022/CAT_20110418161310_01/at_00022_20110418161310528.tgz    /DATA/data_in/CAT/bak/00022/CATbak_20110418161310_01/at_00022_20110418161310528.tgz                      (5)
----------------------------------------------------------------------------------------------------
蓄積データファイル登録タイムスタンプ:20110418161310528                                                  (6)
-The End-
Windowsカテゴリ名:cat3                                                                                         (1)
入力データファイル:D:\DATA\xml\connect01.xml                                                            (2)
起動日時:2011/04/18 16:13:10.519                                                                        (3)
下記の蓄積データファイルは作成・登録済みになりました。
蓄積データファイル名(ヘッダファイル)    バックアップファイル(ヘッダファイル)
----------------------------------------------------------------------------------------------------
D:\DATA\data_in\CAT\CAT_20110418161310_01.zip    D:\DATA\data_in\CAT\bak\CATbak_20110418161310_01.zip    (4)
----------------------------------------------------------------------------------------------------
蓄積添付ファイル名    バックアップ蓄積添付ファイル名
----------------------------------------------------------------------------------------------------
D:\DATA\data_in\CAT\00022\CAT_20110418161310_01\at_00022_20110418161310528.zip    D:\DATA\data_in\CAT\bak\00022\CATbak_20110418161310_01\at_00022_20110418161310528.zip                    (5)
----------------------------------------------------------------------------------------------------
蓄積データファイル登録タイムスタンプ:20110418161310528                                                  (6)
-The End-


(1) カテゴリ名

カテゴリ名

(2) 入力データファイル名

利用者データ

(3) ロード起動日時

ロード機能が起動した日時

(4) 蓄積データファイル名 バックアップ蓄積データファイル名

Interstage Information Storageが管理する際の蓄積データファイル名、およびバックアップ蓄積データファイル名

(5) 蓄積添付ファイル名 バックアップ蓄積添付ファイル名

Interstage Information Storageが管理する際の蓄積添付ファイル名、およびバックアップ蓄積添付ファイル名

(6) 蓄積データファイル登録タイムスタンプ

データが格納された日時