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Interstage Data Effector V9.3.x リファレンス集
FUJITSU Software

3.3.4 結合型

結合型は、以下のいずれかを選択できます。

図3.40 結合型の定義

INNER JOIN方式

入力ジャーナルファイルのデータが、入力マスタファイルに存在しない場合、そのデータを出力しません。

LEFT OUTER JOIN方式

入力ジャーナルファイルのデータが、入力マスタファイルに存在しない場合、そのデータは空で出力します。

FULL OUTER JOIN方式

入力ジャーナルファイルのデータが入力マスタファイルに存在しない、または、入力マスタファイルのデータが入力ジャーナルファイルに存在しない場合には、そのデータは空で出力します。

ポイント

FULL OUTER JOIN方式の出力結果は、入力ジャーナルファイルの後に、入力ジャーナルファイルに存在しなかった入力マスタファイルのレコード(以降、未連結のマスタレコードと略します)が出力されます。

未連結のマスタレコードは、以下の順番で出力されます。

  • 入力マスタファイル内のレコード順

  • 入力マスタファイルが複数指定されている場合は、replace用動作環境ファイルのMstFileパラメタに記述したファイルの順番

出力結果例については、“導入・運用ガイド”の“結合できなかったデータもすべて出力する場合”を参照してください。


以下に、同じデータを各JOIN方式で連結した出力結果のイメージを示します。


ポイント

結合型に“INNER”を指定した場合、入力ジャーナルファイルのレコードに対して、結合関係式が真となる入力マスタファイルのレコードが存在しないとき、未連結のジャーナルレコードは出力されません。この場合、以下のパラメタを設定することで、未連結のジャーナルレコードを別のディレクトリに出力できます。

  • 基本コマンド利用時は、replace用動作環境ファイルのExceptRecordFolderパラメタ

  • C API利用時は、AsisSetEnvironment関数の環境パラメタExceptRecordFolder

  • 統合コマンド利用時は、統合定義ファイルのExceptRecordFolder属性


機能の詳細については、以下を参照してください。