ここでは、ストレージの事前準備について説明します。
サポートするストレージ構成
サポートするストレージ構成は以下のとおりです。
OVM for x86 3.2がサポートするストレージである
OVM for x86 3.2がサポートするストレージの詳細は、OVM for x86 3.2のマニュアルを参照してください。
シン・プロビジョニングを利用したストレージの有効活用
本書では、Oracle VM Managerのディスクのスパース割り当てをシン・プロビジョニングとして、非スパース割り当てをシック・プロビジョニングとして扱います。
シン・プロビジョニングとは、ストレージ容量を仮想化する技術です。
ストレージの効率的な活用を実現します。
事前に、必要な容量を確保する必要がなく、実際に利用している容量に応じて容量を確保し、必要に応じて拡張できる機能です。
製品では、仮想ストレージリソースをストレージプールで管理できます。
ストレージプールは、シン・プロビジョニングの属性の有無を考慮する必要があります。
シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールには、以下のリソースを登録できます。
シン・プロビジョニングの属性が設定された仮想ストレージリソース
シン・プロビジョニングの属性が設定されていないストレージプールには、以下のリソースを登録できます。
シック・プロビジョニングの属性が設定された仮想ストレージリソース
OVM for x86 3.2のストレージリポジトリには、シン・プロビジョニングを設定できません。このため、本製品では、登録されたストレージプールに設定されている属性をストレージリポジトリのプロビジョニング属性として扱います。
L-Server作成時に割り当てられるディスクリソースのプロビジョニング属性については、「導入ガイド CE」の「B.3 リソースのリソースプールへの登録」を参照して下さい。
ストレージプールに対するシン・プロビジョニング属性の設定方法については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「20.2 作成」を参照してください。
仮想L-Serverに対するストレージの割当て
「10.1.1 ストレージの割当て」の「仮想L-Serverに対するストレージの割当て」のうち、「仮想ストレージリソース(データストアなど)から自動生成したディスクリソース(仮想ディスク)の割当て」を参照してください。
ストレージ環境の事前設定
「D.3 ストレージの事前準備」の「D.3.2 ストレージ環境の事前設定」を参照してください。