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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2 設計ガイド
FUJITSU Software

E.9.3 ストレージの事前準備

ここでは、ストレージの事前準備について説明します。


ポートするストレージ構成

サポートするストレージ構成は以下のとおりです。

シン・プロビジョニングを利用したストレージの有効活用

本書では、Oracle VM Managerのディスクのスパース割り当てをシン・プロビジョニングとして、非スパース割り当てをシック・プロビジョニングとして扱います。

シン・プロビジョニングとは、ストレージ容量を仮想化する技術です。

ストレージの効率的な活用を実現します。

事前に、必要な容量を確保する必要がなく、実際に利用している容量に応じて容量を確保し、必要に応じて拡張できる機能です。

製品では、仮想ストレージリソースをストレージプールで管理できます。

ストレージプールは、シン・プロビジョニングの属性の有無を考慮する必要があります。

シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールには、以下のリソースを登録できます。

シン・プロビジョニングの属性が設定されていないストレージプールには、以下のリソースを登録できます。

OVM for x86 3.2のストレージリポジトリには、シン・プロビジョニングを設定できません。このため、本製品では、登録されたストレージプールに設定されている属性をストレージリポジトリのプロビジョニング属性として扱います。

L-Server作成時に割り当てられるディスクリソースのプロビジョニング属性については、「導入ガイド CE」の「B.3 リソースのリソースプールへの登録」を参照して下さい。

ストレージプールに対するシン・プロビジョニング属性の設定方法については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「20.2 作成」を参照してください。


仮想L-Serverに対するストレージの割当て

10.1.1 ストレージの割当て」の「仮想L-Serverに対するストレージの割当て」のうち、「仮想ストレージリソース(データストアなど)から自動生成したディスクリソース(仮想ディスク)の割当て」を参照してください。


ストレージ環境の事前設定

D.3 ストレージの事前準備」の「D.3.2 ストレージ環境の事前設定」を参照してください。