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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2 設計ガイド
FUJITSU Software

E.5.2 サーバの事前準備

第8章 サーバ環境の決定と設定」の作業に加えて、以下の作業が必要です。

L-Serverのマイグレーションのための前提条件

RHEL-KVM環境における仮想L-Serverのライブマイグレーションまたはコールドマイグレーションのための前提条件は、以下のとおりです。

L-Serverのライブマイグレーションのための設定

本製品のRHEL-KVM環境では、仮想L-ServerのライブマイグレーションでSSHを使用します。

マネージャーでL-Serverをライブマイグレーションする各ホスト間に、以下の設定が必要です。

「Red Hat Enterprise Linux 6 Virtualization Administration Guide」の以下を参照し、設定してください。

Red Hat Enterprise Linuxのマニュアルが集約されている以下のURLからも参照できます。

URL: https://access.redhat.com/site/documentation/en-US/Red_Hat_Enterprise_Linux/index.html


ホストOSのスワップ領域の設定

ホストOSのスワップ領域の確保が不十分な場合、仮想L-Serverの起動に失敗する可能性があります。適切に設定してください。

詳細は、「Red Hat Enterprise Linux 6 Virtualization Administration Guide」の以下を参照してください。

Chapter 7. Overcommitting with KVM

7.1. Introduction

URL:
https://access.redhat.com/site/documentation/en-US/Red_Hat_Enterprise_Linux/6/html/Virtualization_Administration_Guide/chap-Virtualization-Tips_and_tricks-Overcommitting_with_KVM.html

また、スワップ領域の確保が難しい場合、ゲストOSのカーネルパラメーター(/proc/sys/vm/overcommit_memory)を設定することで、仮想L-Serverのメモリ領域不足による起動失敗を回避できます。

詳細は、「Red Hat Enterprise Linux 6 Performance Tuning Guide」の以下を参照してください。

Chapter 5. Memory

5.4. Capacity Tuning

URL:
https://access.redhat.com/site/documentation/en-US/Red_Hat_Enterprise_Linux/6/html/Performance_Tuning_Guide/s-memory-captun.html


Red Hatが提供するDMマルチパス機能を使用する場合の設定

/etc/multipath.confにおいて、以下のように設定してください。

詳細については、以下のRedHatのドキュメントを参照してください。

URL: https://access.redhat.com/knowledge/docs/en-US/Red_Hat_Enterprise_Linux/6/html/DM_Multipath/index.html

Red Hat Enterprise Linuxのマニュアルが集約されている以下のURLからも参照できます。

URL: https://access.redhat.com/site/documentation/en-US/Red_Hat_Enterprise_Linux/index.html