ここでは、L-Platformについて説明します。
L-Platformとは、たとえば複数階層システム(Web/AP/DB)のように複数のサーバをネットワークで接続したシステム(プラットフォーム)全体をまとめて管理するための論理的なリソースです。
L-Platformを用いることで、複数のサーバ、ストレージ、ネットワークの設定と運用を簡単な操作で行うことができます。
本製品では、L-Platformの配備と運用をまとめてできます。
L-Platformは、以下のリソースの組合せを定義します。
L-Server
物理サーバと仮想サーバ(VM)を共通で管理する論理的なサーバです。
L-Serverについては、「2.2.3 L-Server」を参照してください。
ネットワークリソース
L-Serverの間を接続するネットワークを表現するリソースです。ネットワークリソースを利用することで、スイッチや仮想スイッチの設定を自動的に行い、L-Serverをネットワークに接続できます。
詳細は、「2.2.7 ネットワークの簡易化」を参照してください。
ファイアーウォールリソース
複数階層システムの階層を分離し、セキュリティを保つためのリソースです。
サーバロードバランサーリソース
サーバへのアクセスを分散し、予期しないサーバ障害によるアクセス不可やアクセスの集中によるサーバのレスポンス遅延を回避するためのリソースです。
L-Platformの構成は、以下のとおりです。