ポイント
操作対象がNASオプションを搭載している以下のストレージ装置の場合だけ、本操作を実施できます。
ETERNUS DX100 S4/DX200 S4, DX500 S4/DX600 S4
ETERNUS DX100 S3/DX200 S3, DX500 S3/DX600 S3
NASインターフェースの変更は、以下の手順で実施します。
NASインターフェースの設定
IPアドレスの設定
NASインターフェースを変更する手順は、以下のとおりです。
グローバルナビゲーションタブで、[ストレージ]をクリックします。
登録されているETERNUS ディスクアレイが、メインペインに表示されます。
メインペインで、操作対象のETERNUS ディスクアレイの「名前」部分をクリックします。
カテゴリーペインで、[NAS管理]をクリックします。
カテゴリーペインの項目が、NAS管理に関する項目に切り替わります。
カテゴリーペインで、[NASインターフェース]をクリックします。
NASインターフェースの一覧が、メインペインに表示されます。
メインペインで、変更するNASインターフェースのチェックボックスをチェックします。
アクションペインで、[NASインターフェース]の下にある[変更]をクリックします。
NASインターフェース設定画面が表示されます。
入力項目 | 説明 |
---|---|
IPバージョン | NASインターフェースが使用するIPアドレスのバージョンです。 |
RIP設定 | NASインターフェースに設定するアクセス経路を自動選択するRIP機能の設定です。 |
ポート | NASインターフェースの割当て先ポートです。 変更対象のNASインターフェースにポートが割り当てられていない場合だけ設定可能です。 NASインターフェースが割り当てられていないポートを選択します。 以下のポートは選択できません。
|
冗長化ポート | NASインターフェースの割当て先ポートに対する冗長化ポートです。 割当て先ポートがすでに冗長化されている場合は、別のポートを選択することで冗長化ポートを変更、"なし"を選択することで冗長化を解除できます。 冗長化ポートに結合ポートを指定する場合は、マスターポートを選択してください。 以下のポートは選択できません。
|
結合ポートのメンバーポート設定 | 割当て先ポートおよび冗長化ポートに対して、結合するメンバーポートを設定します。 メンバーポートは最大15個まで設定できます。 結合ポートが設定されている場合、メンバーポートをすべて削除することで、ポート結合を解除できます。 割当て先ポートが冗長化されている場合、結合ポートの新規作成や解体を行うことはできません。冗長化を解除したあとで、結合ポートの設定を行ってください。 以下のポートは選択できません。
|
モード | 結合ポートの動作モードです。 負荷分散モードを選択した場合は、[負荷分散方法]を指定してください。 |
負荷分散方法 | 負荷分散モードを選択したときの負荷分散方法です。 |
ハッシュポリシー | 使用するポートの決定方法です。 モードが負荷分散(排他的論理和)またはIEEEE802.3adの場合に選択します。 |
参考
変更できる項目は、以下のとおり、変更対象のNASインターフェースの割当て先ポートの設定状態によって異なります。
本操作で変更できない項目を変更したい場合は、NASインターフェースの削除と再作成を実施してください。
変更対象のNASインターフェースが割り当てられているポートの状態 | ポートの状態の説明 | 変更の可否 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ポート結合 | 冗長化 | インターフェース設定 | IPバージョン、RIP設定 | ポート | 冗長化ポート | 結合ポートのメンバーポート | 結合ポートの詳細設定 | |
- | - | ○ | シングルポート | ○ | × | ○ | ○ | ○ |
- | ○ | ○ | アクティブポート | ○ | × | ○ | × | × |
マ | - | ○ | マスターポート | ○ | × | ○ | ○ | ○ |
マ | ○ | ○ | マスター&アクティブポート | ○ | × | ○ | ○ | ○ |
注: すべてのメンバーポートを削除することはできません。
上表における「ポートの設定状態」の意味は、以下のとおりです。
ポート結合
マ: マスターポートに設定されている状態
冗長化
○: 冗長化の設定が行われている状態
インターフェース設定
○: NASインターフェースが割り当てられている状態
対象のポートの設定状態に基づく割当て先ポート、冗長化ポート、およびメンバーポートに設定可能なポートは、「9.15.6 NASインターフェースの作成」の手順5の[参考]を参照してください。
必要な情報を入力したあと、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
IPアドレスの設定画面が表示されます。
入力項目 | 説明 |
---|---|
IPアドレス | IPv4形式のIPアドレスです。 入力条件は以下のとおりです。
|
サブネットマスク | IPv4形式のサブネットマスクです。 入力条件は以下のとおりです。
|
ゲートウェイ | IPv4形式のゲートウェイです。 入力条件は以下のとおりです。
|
IPv6リンクローカルアドレス | IPv6形式のリンクローカルアドレスです。 IPv6グローバルアドレスを指定しない場合、指定が必須です。 入力条件は以下のとおりです。
|
IPv6グローバルアドレス | IPv6形式のグローバルアドレスです。 IPv6リンクローカルアドレスを指定しない場合、指定が必須です。 IPv6ゲートウェイを指定した場合、指定が必須です。 入力条件は以下のとおりです。
|
IPv6ゲートウェイ | IPv6形式のゲートウェイです。 入力条件は以下のとおりです。
|
IPv6プレフィックス長 | IPv6形式のプレフィックス長です。 IPv6グローバルアドレスを指定した場合、指定が必須です。 入力条件は以下のとおりです。
|
ポイント
IPv6アドレスは省略形式での入力も可能です。詳細は、「3.4.11 IPv6に関する注意事項」の「設定」を参照してください。
必要な情報を入力したあと、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
情報確認画面が表示されます。
入力した情報が正しいことを確認したあと、画面右下の[変更]ボタンをクリックします。