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ETERNUS SF Express 16.8 / Storage Cruiser 16.8 / AdvancedCopy Manager 16.8 Webコンソール説明書
FUJITSU Storage

9.15.6 NASインターフェースの作成

ポイント

操作対象がNASオプションを搭載している以下のストレージ装置の場合だけ、本操作を実施できます。

  • ETERNUS DX100 S4/DX200 S4, DX500 S4/DX600 S4

  • ETERNUS DX100 S3/DX200 S3, DX500 S3/DX600 S3

NASインターフェースの作成は、以下の手順で実施します。

  1. NASインターフェースの設定

  2. IPアドレスの設定


NASインターフェースを作成する手順は、以下のとおりです。

  1. グローバルナビゲーションタブで、[ストレージ]をクリックします。
    登録されているETERNUS ディスクアレイが、メインペインに表示されます。

  2. メインペインで、操作対象のETERNUS ディスクアレイの「名前」部分をクリックします。

  3. カテゴリーペインで、[NAS管理]をクリックします。
    カテゴリーペインの項目が、NAS管理に関する項目に切り替わります。

  4. カテゴリーペインで、[NASインターフェース]をクリックします。
    NASインターフェースの一覧が、メインペインに表示されます。

  5. アクションペインで、[NASインターフェース]の下にある[作成]をクリックします。
    NASインターフェースの設定画面が表示されます。

    入力項目

    説明

    IPバージョン

    NASインターフェースが使用するIPアドレスのバージョンです。

    RIP設定

    NASインターフェースに設定するアクセス経路を自動選択するRIP機能の設定です。

    VLAN ID

    NASインターフェースにVLAN IDを設定するかどうかの選択です。

    1つのポートに複数のNASインターフェースを割り当てる場合は、"設定する"を選択してください。

    ポート

    NASインターフェースの割当て先ポートです。

    以下のポートは選択できません。

    • 結合ポートのメンバーポート

    冗長化ポート

    NASインターフェースの割当て先ポートに対する冗長化ポートです。

    割当て先ポートが冗長化されている場合、"なし"を選択することで冗長化を解除できます。

    冗長化ポートに結合ポートを指定する場合は、マスターポートを選択してください。

    以下のポートは選択できません。

    • 割当て先ポートと同じCMのポート

    • ほかのポートの冗長化ポート

    • 結合ポートのメンバーポート

    結合ポートのメンバーポート設定

    割当て先ポートおよび冗長化ポートに対して、結合するメンバーポートを設定します。

    メンバーポートは最大15個まで設定できます。

    結合ポートが設定されている場合、メンバーポートをすべて削除することで、ポート結合を解除できます。

    割当て先ポートが冗長化されている場合、結合ポートの新規作成や解体を行うことはできません。冗長化を解除したあとで、結合ポートの設定を行ってください。

    以下のポートは選択できません。

    • マスターポートと異なるCMのポート

    • NASインターフェース割当て済みのポート

    • 冗長化されているポート

    • 結合ポートのマスターポート

    • ほかの結合ポートのメンバーポート

    モード

    結合ポートの動作モードです。

    負荷分散モードを選択した場合は、[負荷分散方法]を指定してください。

    負荷分散方法

    負荷分散モードを選択したときの負荷分散方法です。

    ハッシュポリシー

    使用するポートの決定方法です。

    モードが負荷分散(排他的論理和)またはIEEEE802.3adの場合に選択します。

    参考

    割当て先ポート、冗長化ポート、およびメンバーポートに設定可能なポートは、以下のとおり、対象のポートの設定状態によって異なります。

    ポートの設定状態

    ポートの設定状態の説明

    設定の可否

    ポート結合

    冗長化

    インターフェース設定

    VLAN ID

    割当て先ポート

    冗長化ポート

    メンバーポート

    -

    -

    -

    -

    未設定ポート

    -

    -

    VLAN IDなしNASインターフェースが割り当てられたシングルポート


    (注1)

    ×

    -

    -

    VLAN IDありNASインターフェースが割り当てられたシングルポート

    ×

    -

    -

    VLAN IDありNASインターフェースとVLAN IDなしNASインターフェースが割り当てられたシングルポート

    ×

    -

    -

    -

    NASインターフェースが割り当てられていないスタンバイポート

    ×

    ×

    -

    VLAN IDなしNASインターフェースが割り当てられたアクティブポート


    (注1)


    (注2)

    ×

    -

    VLAN IDありNASインターフェースが割り当てられたアクティブポート


    (注2)

    ×

    -

    VLAN IDありNASインターフェースとVLAN IDなしNASインターフェースが割り当てられたアクティブポート


    (注1)


    (注2)

    ×

    -

    -

    -

    NASインターフェースが割り当てられていないメンバーポート

    ×

    ×


    (注3)

    -

    -

    -

    NASインターフェースが割り当てられていないマスターポート

    ×

    -

    VLAN IDなしNASインターフェースが割り当てられたマスターポート


    (注1)

    ×

    -

    VLAN IDありNASインターフェースが割り当てられたマスターポート

    ×

    -

    VLAN IDありNASインターフェースとVLAN IDなしNASインターフェースが割り当てられたマスターポート


    (注1)

    ×

    -

    -

    NASインターフェースが割り当てられていないマスター&スタンバイポート


    (注2)

    ×

    VLAN IDなしNASインターフェースが割り当てられたマスター&アクティブポート


    (注1)


    (注2)

    ×

    VLAN IDありNASインターフェースが割り当てられたマスター&アクティブポート


    (注2)

    ×

    VLAN IDありNASインターフェースとVLAN IDなしNASインターフェースが割り当てられたマスター&アクティブポート


    (注1)


    (注2)

    ×

    注1: NASインターフェースの設定画面で[VLAN ID]に"設定する"を選択している場合だけ表示されます。
    注2: 割当て先ポートに設定されている冗長化ポートだけが表示されます。
    注3: 割当て先ポートに設定されているメンバーポートだけが表示されます。

    上表における「ポートの設定状態」の意味は、以下のとおりです。

    • ポート結合

      メ: メンバーポートに設定されている状態
      マ: マスターポートに設定されている状態

    • 冗長化

      ○: 冗長化の設定が行われている状態

    • インターフェース設定

      ○: NASインターフェースが割り当てられている状態

    • VLAN ID

      無: VLAN IDが設定されていないNASインターフェースが割り当てられている状態
      有: VLAN IDが設定されているNASインターフェースが割り当てられている状態
      混: VLAN IDが設定されていないNASインターフェースとVLAN IDが設定されているNASインターフェースが割り当てられている状態

    ポイント

    ポート結合の負荷分散方法およびハッシュポリシーは、割当て先ポートと冗長化ポートに対して同じ設定が実施されます。

  6. 必要な情報を入力したあと、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
    IPアドレスの設定画面が表示されます。

    入力項目

    説明

    IPアドレス

    IPv4形式のIPアドレスです。

    入力条件は以下のとおりです。

    • xxx.xxx.xxx.xxx (xxx は0~255の半角整数値)

    サブネットマスク

    IPv4形式のサブネットマスクです。

    入力条件は以下のとおりです。

    • xxx.xxx.xxx.xxx (xxx は0~255の半角整数値)

    ゲートウェイ

    IPv4形式のゲートウェイです。

    入力条件は以下のとおりです。

    • xxx.xxx.xxx.xxx (xxx は0~255の半角整数値)

    IPv6リンクローカルアドレス

    IPv6形式のリンクローカルアドレスです。

    IPv6グローバルアドレスを指定しない場合、指定が必須です。

    入力条件は以下のとおりです。

    • xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx (xxxx は0~ffffの半角16進数)

    IPv6グローバルアドレス

    IPv6形式のグローバルアドレスです。

    IPv6リンクローカルアドレスを指定しない場合、指定が必須です。

    IPv6ゲートウェイを指定した場合、指定が必須です。

    入力条件は以下のとおりです。

    • xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx (xxxx は0~ffffの半角16進数)

    IPv6ゲートウェイ

    IPv6形式のゲートウェイです。

    入力条件は以下のとおりです。

    • xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx (xxxx は0~ffffの半角16進数)

    IPv6プレフィックス長

    IPv6形式のプレフィックス長です。

    IPv6グローバルアドレスを指定した場合、指定が必須です。

    入力条件は以下のとおりです。

    • 3~128の半角整数値

    VLAN ID

    NASインターフェースに設定するVLAN IDです。

    入力条件は以下のとおりです。

    • 1~4094の半角整数値

    ポイント

    IPv6アドレスは省略形式での入力も可能です。詳細は、「3.4.11 IPv6に関する注意事項」の「設定」を参照してください。

  7. 必要な情報を入力したあと、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
    情報確認画面が表示されます。

  8. 入力した情報が正しいことを確認したあと、画面右下の[作成]ボタンをクリックします。