ここでは、PowerPlay Enterprise Serverにデータマートを生成するために必要な環境変数の設定について説明します。
UNIX版の場合
PowerCubeを生成する場合、それぞれの条件に合わせて、Navigatorサーバの環境設定ファイルに、以下の環境変数を設定します。
Navigatorサーバの環境設定ファイルに設定する環境変数
以下の環境変数が「NO」に設定されていることを確認してください。
環境変数 | 設定内容 |
---|---|
RN_MART_ASCII_FILENAME | NO |
【例】
RN_MART_ASCII_FILENAME=NO |
PowerPlay Transformation ServerとNavigatorサーバを同じサーバにインストールする場合
Navigatorサーバの環境設定ファイルに、以下の環境変数を設定します。
環境変数 | 設定内容 |
---|---|
COGNOS_HOME | PowerPlay Transformation Serverのセットアップ先ディレクトリへの絶対パスを指定します。詳細はPowerPlayのマニュアルを参照してください。 |
PATH | COGNOS_HOME環境変数に指定する絶対パスを追加します。 |
LD_LIBRARY_PATH | COGNOS_HOME環境変数に指定する絶対パスを追加します。 |
【例】
COGNOS_HOME=/usr/cognos/cer3/bin |
NULL値の扱いについて
Navigatorで、集計時の絞り込みなどによって表示されないデータやNULL値となっているデータは、PowerCube生成時に欠落値として扱われます。
(例:データの値の大きいほうから5件のみを表示した場合の6件目以降のデータ)
ただし、Navigatorサーバの環境設定ファイルに、以下の環境変数を指定することで、「0」、または該当なしのどちらかで、PowerCubeを生成するか選択できます。
環境変数 | 設定内容 |
---|---|
RN_POWERPLAY_MISSING |
|
【例】
RN_POWERPLAY_MISSING=ZERO |
Windowsの場合
Navigatorサーバの環境設定ファイル(rnd.env)と、Windowsのシステム環境変数に以下の環境変数を設定します。
Navigatorサーバの環境設定ファイルに設定する環境変数
環境変数 | 設定内容 |
---|---|
RN_MART_ASCII_FILENAME | NO |
【例】
RN_MART_ASCII_FILENAME=NO |
Windowsサーバのシステム環境変数に設定する環境変数
PowerPlay Transformation Serverが、Navigatorサーバと同じサーバにインストールされている場合、PowerPlay Transformation Serverの実行モジュールが存在するディレクトリを、システムの環境変数PATHに設定してください。
環境変数 | 設定内容 |
---|---|
PATH | PowerPlay Transformation Serverのセットアップ先ディレクトリへの絶対パスを指定します。 |
【例】
PowerPlay Transformation Serverが標準のパスにインストールされている場合
PATH=~;C:\Program Files\Cognos\cer3\bin |
NULL値の扱いについて
Navigatorで、集計時の絞り込みなどによって表示されないデータやNULL値となっているデータは、PowerCube生成時に欠落値として扱われます。
(例:データの値の大きいほうから5件のみを表示した場合の6件目以降のデータ)
ただし、Navigatorサーバの環境設定ファイルに、以下の環境変数を指定することで、「0」、または該当なしのどちらかで、PowerCubeを生成するか選択できます。
環境変数 | 設定内容 |
---|---|
RN_POWERPLAY_MISSING |
|
【例】
RN_POWERPLAY_MISSING=ZERO |