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Interstage Navigator ServerV9.5.0 Martbuilderユーザーズガイド
FUJITSU Software

2.1.4 Essbase サーバの場合

ここでは、Essbase サーバにデータマートを生成するために必要な環境変数、および権限の設定について説明します。

2.1.4.1 環境変数の設定

Solarisの場合

Navigatorサーバの環境設定ファイルに以下の環境変数を設定します。

環境変数

設定内容

RN_ESSBASE_MART

YES

ARBORPATH

Essbase サーバをインストールしたディレクトリへの絶対パス

LD_LIBRARY_PATH

ARBORPATH直下のbinディレクトリへの絶対パスを追加

ESSLANG

Japanese_Japan.MS932@Binary

TEMP

Essbase サーバの作業ディレクトリへの絶対パス

RN_ESSBASE_VERSION

5

【例】

PowerPlay Transformation Serverが標準のパスにインストールされている場合

RN_ESSBASE_MART=YES
ARBORPATH=/essbase
LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNrdb2b/lib:/opt/FJSVenavi/bin:/essbase/bin
ESSLANG=Japanese_Japan.MS932@Binary
TEMP=/tmp
RN_ESSBASE_VERSION=5

Windowsの場合

環境設定は、Essbase サーバのインストール時に自動的に行うこともできます。

手動で行う場合には、Navigatorサーバの環境設定ファイル(rnd.env)と、Windowsのシステム環境変数に以下の環境変数を設定します。

2.1.4.2 必要な権限

Essbase サーバにデータマートを生成する場合、Essbaseに接続する際に指定するユーザに以下の権限を与えます。

これらの権限は、アプリケーションマネージャで与えます。アプリケーションマネージャの操作方法は、Essbase サーバのマニュアルを参照してください。

2.1.4.3 Essbase サーバの環境設定

Essbase サーバとしてUNIX版を使用している場合、Essbaseマート出力時にOSの制限からEssbase関連のファイルがオープンできなくなることがあります。

Essbase サーバを起動する前に、Essbaseプロセスが使用できるファイル記述子の最大値を1024に変更してください。

Cシェルでの変更方法を以下に示します。

limit descriptors 1024