ここでは、Essbase サーバにデータマートを生成するために必要な環境変数、および権限の設定について説明します。
Solarisの場合
Navigatorサーバの環境設定ファイルに以下の環境変数を設定します。
環境変数 | 設定内容 |
---|---|
RN_ESSBASE_MART | YES |
ARBORPATH | Essbase サーバをインストールしたディレクトリへの絶対パス |
LD_LIBRARY_PATH | ARBORPATH直下のbinディレクトリへの絶対パスを追加 |
ESSLANG | Japanese_Japan.MS932@Binary |
TEMP | Essbase サーバの作業ディレクトリへの絶対パス |
RN_ESSBASE_VERSION | 5 |
【例】
PowerPlay Transformation Serverが標準のパスにインストールされている場合
RN_ESSBASE_MART=YES |
Windowsの場合
環境設定は、Essbase サーバのインストール時に自動的に行うこともできます。
手動で行う場合には、Navigatorサーバの環境設定ファイル(rnd.env)と、Windowsのシステム環境変数に以下の環境変数を設定します。
Navigatorサーバの環境設定ファイルに設定する環境変数
環境変数 | 設定内容 |
---|---|
RN_ESSBASE_MART | YES |
ARBORPATH | Essbase サーバをインストールしたディレクトリへの絶対パス |
PATH | ARBORPATH直下のbinディレクトリへの絶対パスを追加 |
ESSLANG | Japanese_Japan.MS932@Binary |
Windowsサーバのシステム環境変数に設定する環境変数
環境変数 | 設定内容 |
---|---|
TEMP | Essbase サーバの作業ディレクトリへの絶対パス |
Essbase サーバにデータマートを生成する場合、Essbaseに接続する際に指定するユーザに以下の権限を与えます。
アプリケーションの作成/削除権限
既存のアプリケーションに対する設計者権限
これらの権限は、アプリケーションマネージャで与えます。アプリケーションマネージャの操作方法は、Essbase サーバのマニュアルを参照してください。
Essbase サーバとしてUNIX版を使用している場合、Essbaseマート出力時にOSの制限からEssbase関連のファイルがオープンできなくなることがあります。
Essbase サーバを起動する前に、Essbaseプロセスが使用できるファイル記述子の最大値を1024に変更してください。
Cシェルでの変更方法を以下に示します。
limit descriptors 1024 |