ここでは、HTTPトンネリング運用の開始・停止について説明します。
UNIXサーバでの運用の開始・停止
UNIX上のWebサーバでHTTPトンネリングを運用するためには、以下の手順で運用の開始・停止を行います。
運用の開始
仮想クライアントデーモンの起動
UNIX版仮想クライアントは、起動プロシジャによって起動されるため、手動での運用開始作業は必要ありません。
ただし、インストール直後、または共通環境ファイル修正後は、デーモンを再起動しなければなりません。そのような場合に手動で再起動するには、root権限で次のように起動プロシジャを実行してください。
Solarisの場合、またはLinuxでinit.dを使用する場合
# cd /etc/init.d |
Linuxでsystemdを使用する場合
# systemctl stop symnavvcl.service |
Navigatorトンネリングコンポーネントの開始
Webサーバソフトウェアとサーブレットエンジンを起動します。
Webサーバソフトウェア、およびサーブレットエンジンの起動手順は、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。
運用の停止
Navigatorトンネリングコンポーネントの停止
Webサーバソフトウェアとサーブレットエンジンを停止します。
Webサーバソフトウェア、およびサーブレットエンジンの停止手順は、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。
仮想クライアントデーモンの停止
UNIX版仮想クライアントは、停止プロシジャによって停止されるため、通常は手動での運用停止作業は必要ありません。
手動で停止を行う方法については、前述した“仮想クライアントデーモンの起動”を参照してください。
Windowsサーバでの運用の開始・停止
Windowsサーバで動作するWebサーバソフトウェア上でHTTPトンネリングを運用するためには、以下の手順で運用の開始・停止を行います。
運用の開始
仮想クライアントサービスの開始
Windows版仮想クライアントは、システム起動時にOSによって自動的に起動されるため、手動での運用開始作業は必要ありません。ただし、インストール直後、または共通環境ファイル修正後は、仮想クライアントを手動で再起動しなければなりません。手動で再起動するには、管理者権限を持つユーザで以下の作業を行ってください。
OS機能の[サービス]を開きます。
右側のペインに表示されたリストの「Interstage Navigator HTTP Virtual Client」と書かれた行の[状態]を確認します。[状態]が「開始」の場合は、その行を右クリックし、ポップアップメニューから[再起動]を選びます。それ以外の場合は、ポップアップメニューから[開始]を選びます
サービス開始処理中のプログレスバーが表示されたあと、下図のようにサービスの[状態]が「開始」となっていることを確認し、[サービス]コンソールを閉じます。
Navigatorトンネリングコンポーネントの開始
Webサーバソフトウェアとサーブレットエンジン(Servlet版Navigatorトンネリングコンポーネントの場合のみ)を起動します。
Webサーバソフトウェア、およびサーブレットエンジンの起動手順は、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。
運用の停止
Navigatorトンネリングコンポーネントの停止
Webサーバソフトウェアとサーブレットエンジン(Servlet版Navigatorトンネリングコンポーネントの場合のみ)を停止します。
Webサーバソフトウェア、およびサーブレットエンジンの停止手順は、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。
仮想クライアントサービスの停止
Windows版仮想クライアントはシステム終了時にOSによって停止されるため、通常は手動での運用停止作業は必要ありません。
一時的に運用を停止したい場合は、管理者権限を持つユーザで以下の作業を行ってください。
[サービス]コンソールを開きます。
右側のペインに表示されたリストの「Interstage Navigator HTTP Virtual Client」と書かれた行を右クリックし、ポップアップメニューから[停止]を選びます。
サービス停止処理中のプログレスバーが表示されたあと、下図のようにサービスの[状態]が空欄になっていることを確認し、[サービス]コンソールを閉じます。