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Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.1(Enterprise Edition用)
FUJITSU Software

K.1.4 HTTPトンネリング運用の開始・停止

ここでは、HTTPトンネリング運用の開始・停止について説明します。

UNIXサーバでの運用の開始・停止

UNIX上のWebサーバでHTTPトンネリングを運用するためには、以下の手順で運用の開始・停止を行います。

運用の開始

  1. 仮想クライアントデーモンの起動

    UNIX版仮想クライアントは、起動プロシジャによって起動されるため、手動での運用開始作業は必要ありません。

    ただし、インストール直後、または共通環境ファイル修正後は、デーモンを再起動しなければなりません。そのような場合に手動で再起動するには、root権限で次のように起動プロシジャを実行してください。

    • Solarisの場合、またはLinuxでinit.dを使用する場合

      # cd /etc/init.d
      # sh ./symnavvcl stop
      SymNavVCL Server stopped. ←停止完了。
      # sh ./symnavvcl start
      SymNavVCL Server Started. ←起動完了。
      #

    • Linuxでsystemdを使用する場合

      # systemctl stop symnavvcl.service
      # systemctl is-active symnavvcl.service
      inactive ←停止完了。
      # systemctl start symnavvcl.service
      # systemctl is-active symnavvcl.service
      active ←起動完了。

  2. Navigatorトンネリングコンポーネントの開始

    Webサーバソフトウェアとサーブレットエンジンを起動します。

    Webサーバソフトウェア、およびサーブレットエンジンの起動手順は、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。

運用の停止

  1. Navigatorトンネリングコンポーネントの停止

    Webサーバソフトウェアとサーブレットエンジンを停止します。

    Webサーバソフトウェア、およびサーブレットエンジンの停止手順は、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。

  2. 仮想クライアントデーモンの停止

    UNIX版仮想クライアントは、停止プロシジャによって停止されるため、通常は手動での運用停止作業は必要ありません。

    手動で停止を行う方法については、前述した“仮想クライアントデーモンの起動”を参照してください。

Windowsサーバでの運用の開始・停止

Windowsサーバで動作するWebサーバソフトウェア上でHTTPトンネリングを運用するためには、以下の手順で運用の開始・停止を行います。

運用の開始

  1. 仮想クライアントサービスの開始

    Windows版仮想クライアントは、システム起動時にOSによって自動的に起動されるため、手動での運用開始作業は必要ありません。ただし、インストール直後、または共通環境ファイル修正後は、仮想クライアントを手動で再起動しなければなりません。手動で再起動するには、管理者権限を持つユーザで以下の作業を行ってください。

    1. OS機能の[サービス]を開きます。

    2. 右側のペインに表示されたリストの「Interstage Navigator HTTP Virtual Client」と書かれた行の[状態]を確認します。[状態]が「開始」の場合は、その行を右クリックし、ポップアップメニューから[再起動]を選びます。それ以外の場合は、ポップアップメニューから[開始]を選びます
      サービス開始処理中のプログレスバーが表示されたあと、下図のようにサービスの[状態]が「開始」となっていることを確認し、[サービス]コンソールを閉じます。

  2. Navigatorトンネリングコンポーネントの開始

    Webサーバソフトウェアとサーブレットエンジン(Servlet版Navigatorトンネリングコンポーネントの場合のみ)を起動します。
    Webサーバソフトウェア、およびサーブレットエンジンの起動手順は、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。

運用の停止

  1. Navigatorトンネリングコンポーネントの停止

    Webサーバソフトウェアとサーブレットエンジン(Servlet版Navigatorトンネリングコンポーネントの場合のみ)を停止します。

    Webサーバソフトウェア、およびサーブレットエンジンの停止手順は、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。

  2. 仮想クライアントサービスの停止

    Windows版仮想クライアントはシステム終了時にOSによって停止されるため、通常は手動での運用停止作業は必要ありません。

    一時的に運用を停止したい場合は、管理者権限を持つユーザで以下の作業を行ってください。

    1. [サービス]コンソールを開きます。

    2. 右側のペインに表示されたリストの「Interstage Navigator HTTP Virtual Client」と書かれた行を右クリックし、ポップアップメニューから[停止]を選びます。
      サービス停止処理中のプログレスバーが表示されたあと、下図のようにサービスの[状態]が空欄になっていることを確認し、[サービス]コンソールを閉じます。