認証ログは、Navigatorが認証出口モジュールを呼び出す際に、呼び出し内容が出力されます。認証ログは、エンタープライズ認証に問題が発生した場合に採取し、原因の特定を行うために使用します。
ここでは以下の説明を行います。
認証ログの出力開始
認証ログの出力停止
認証ログの出力形式
認証ログの出力開始
認証タイプ設定ファイルで指定した認証ログディレクトリに、次の名前のファイル(認証ログファイル)を作成してください。認証ログの出力は、認証ログファイルが存在する場合に、行われます。
rn_auth_type.log
認証ログファイルには、Navigator Serverの実効ユーザが書き込みを行うことのできる権限を設定してください。
注意
本機能を使用した場合、大量のログが出力されディスクが圧迫される可能性があります。ログ出力の必要がなくなった場合には、必ずログ出力の停止を行ってください。
認証ログの出力停止
認証ログファイル(rn_auth_type.log)の削除、または名前の変更を行ってください。Navigatorは、認証ログファイルが存在する場合に、認証ログの出力を行うため、ファイルが存在しない場合は認証ログの出力を行いません。
認証ログの出力形式
以下に認証ログの出力形式を示します。
各パラメタの意味は、以下のとおりです。
認証出口モジュール内の関数の呼び出しの開始
認証出口モジュール内の関数の呼び出しの終了
認証出口モジュールのロード
上記の内容以外の情報
呼び出された認証出口モジュール内の関数の名前が出力されます。
ログの出力された日時が yyyy/mm/dd HH:MM:SS の形式で出力されます。
UNIXの場合はプロセスIDだけが出力されます。
Windowsサーバの場合、ログを出力したプロセスの情報としてプロセスID、スレッドIDが出力されます。
Navigator内部の呼び出し元の関数番号が出力されます。
呼び出し時のパラメタの値や復帰値の内容が出力されます。
【出力例】