アクセスログに出力される情報について説明します。
出力形式のラベルと情報の間は、タブ文字で区切られています。
[DATE]ラベル
ファイルに書き込みをした日時が出力されます。
出力形式:
| [DATE] YYYY-MM-DD 24HH :MI :SS | 
出力される日時は、サーバ側の日時です。
[USERNAME]ラベル
Navigator Serverへの接続を行ったユーザ名が出力されます。
出力形式:
| [USERNAME] ユーザ名 | 
[CLIENT]ラベル
Navigator Serverへ接続したクライアントのIPアドレスが出力されます。
出力形式:
| [CLIENT] IPアドレス | 
注意
Navigator Webクライアントからアクセスしている場合は、Navigator Webコンポーネントが動作しているサーバのIPアドレスが規制の対象となります。
HTTPトンネリング機能を利用してサーバに接続している場合は、Navigatorトンネリングコンポーネントが動作しているサーバのIPアドレスが規制の対象となります。
[P-ID]ラベル
Navigator ServerプログラムのプロセスIDが出力されます。
出力形式:
| [P-ID] プロセスID | 
[FROM]ラベル
問い合わせの対象となったテーブルが出力されます。
出力形式は、参照するデータベース種別によって、以下のようなパターンがあります。
出力形式:
参照するデータベース種別がSymfoware/RDB、SQL Server、またはPostgresの場合
| [FROM] スキーマ名.テーブル名 … | 
出力されるテーブル名は、スキーマ名で修飾されます。テーブルが複数あるときは、タブ文字で区切って出力されます。
参照するデータベース種別がOracleの場合
| [FROM] スキーマ名.テーブル名 … | 
出力されるテーブル名は、スキーマ名で修飾されます。テーブルが複数あるときは、タブ文字で区切って出力されます。
データベースリンク名は、他サイトのOracleのテーブルの場合に出力されます。
参照するデータベース種別がODBCドライバの場合
| [FROM] 修飾文字列{sep}テーブル名 … | 
出力されるテーブル名は、参照するODBCドライバの仕様に合わせた形式で修飾されます。テーブルが複数あるときは、タブ文字で区切って出力されます。
修飾文字列は、テーブル名を修飾する文字列です。ODBCドライバの仕様に合わせた形式で、データベース名、スキーマ名、オーナ名などです。データソースによっては、それらを組み合せたもので構成されます。
{sep}、{sep1}、および{sep2}は、ODBCのデータソースが修飾名とそれに続くテーブル名、または修飾名の間の区切りとして定義されている文字列です。文字列はピリオド「.」やセミコロン「;」、アットマーク「@」などODBCドライバの仕様によって異なります。
注意
データソースにファイルを利用している場合、本ラベルは出力されません。
データソースにShunsakuを利用している場合、本ラベルは出力されません。
ヒント文を含む問い合わせの場合、本ラベルは出力されません。
[SELECT LIST]ラベル
問い合わせの対象となった項目名や拡張演算式が出力されます。
出力形式には、2つのパターンがあります。
出力形式:
| [SELECT LIST] 項目名、または拡張演算式 項目名、または拡張演算式 … | 
項目名、または拡張演算式が複数あるときは、タブ文字で区切って出力されます。
アスタリスク「*」は、全項目指定を意味します。
拡張演算式以外の演算式のときは、項目名だけが出力されます。
演算式の出力例を以下に示します。
演算式「項目1||項目2」は、項目1と項目2の項目情報が出力されます。
演算式「MAX(項目1)」は、項目1の項目情報が出力されます。
演算式「数値項目1*0.8」は、数値項目1の項目情報が出力されます。
演算式「1+1」は、項目情報には出力されません。
注意
データソースにファイルを利用している場合、本ラベルは出力されません。
データソースにShunsakuを利用している場合、本ラベルは出力されません。
ヒント文を含む問い合わせの場合、本ラベルは出力されません。
[WHERE]ラベル
問い合わせで条件を指定した場合に、問い合わせ条件の対象となった項目名や拡張演算式が出力されます。
出力形式:
| [WHERE] 項目名、または拡張演算式 項目名、または拡張演算式 … | 
項目名、または拡張演算式が複数あるときは、タブ文字で区切って出力されます。
拡張演算以外の演算式については項目名だけが出力されます。演算式の例については、“ [SELECT LIST]ラベル”を参照してください。
注意
データソースにファイルを利用している場合、本ラベルは出力されません。
データソースにShunsakuを利用している場合、本ラベルは出力されません。
ヒント文を含む問い合わせの場合、本ラベルは出力されません。
[GROUP BY]ラベル
問い合わせで集計表を指定し、全値型、またはカテゴリ型の管理ポイントを指定した場合に、対象となった管理ポイントの項目名、または拡張演算式が出力されます。
出力形式:
| [GROUP BY] 項目名、または拡張演算式 項目名、または拡張演算式 … | 
項目名、または拡張演算式が複数あるときは、タブ文字で区切って出力されます。
拡張演算以外の演算式については項目名だけが出力されます。演算式の例については、“ [SELECT LIST]ラベル”を参照してください。
注意
データソースにファイルを利用している場合、本ラベルは出力されません。
データソースにShunsakuを利用している場合、本ラベルは出力されません。
ヒント文を含む問い合わせの場合、本ラベルは出力されません。
[ORDER BY]ラベル
問い合わせで集計表を指定し、管理ポイントを指定した場合に、対象となった管理ポイントの項目名、または拡張演算式が出力されます。
出力形式:
| [ORDER BY] 項目名、または拡張演算式 項目名、または拡張演算式 … | 
項目名、または拡張演算式が複数あるときは、タブ文字で区切って出力されます。
拡張演算以外の演算式については項目名だけが出力されます。演算式の例については、“ [SELECT LIST]ラベル”を参照してください。
注意
データソースにファイルを利用している場合、本ラベルは出力されません。
データソースにShunsakuを利用している場合、本ラベルは出力されません。
ヒント文を含む問い合わせの場合、本ラベルは出力されません。
[SELECT STATEMENT]ラベル
問い合わせを行う命令文が出力されます。
出力形式:
| [SELECT STATEMENT] SELECT文 | 
注意
データソースにShunsaku、またはファイルを利用している場合は、内部的な問い合わせ内容を表すSELECT文を出力します。
[FILE TYPE]ラベル
問い合わせの対象となるファイルの種別が出力されます。
データソースにファイルを利用している場合に出力されます。
出力形式:
| [FILE TYPE] ファイルの種別 | 
ファイルの種別を以下のように出力します。
CSVファイルの場合:CSV
[FILE LIST]ラベル
問い合わせの対象となるファイルの一覧が絶対パスで出力されます。複数のファイルを対象としている場合は、タブ区切りで出力されます。
データソースにファイルを利用している場合に出力されます。
出力形式:
| [FILE LIST] 対象ファイルの絶対パス | 
[SHUNSAKU SEARCH]ラベル
Shunsakuの検索式が出力されます。
データソースにShunsakuを利用している場合に出力されます。
出力形式:
| [SHUNSAKU SEARCH] 検索式 | 
[SHUNSAKU RETURN]ラベル
Shunsakuのリターン式が出力されます。
データソースにShunsakuを利用している場合に出力されます。
出力形式:
| [SHUNSAKU RETURN] リターン式 | 
[OPEN START]ラベル
データソースへの問い合わせ依頼の開始時刻が出力されます。
出力形式:
| [OPEN START] YYYY-MM-DD 24HH :MI :SS.nnn | 
出力される日時は、サーバ側の日時です。
[OPEN END]ラベル
データソースへの問い合わせ依頼の終了時刻が出力されます。
問い合わせ依頼でエラーが発生した場合には、エラーが発生した時点の時刻となります。
出力形式:
| [OPEN END] YYYY-MM-DD 24HH :MI :SS.nnn | 
出力される日時は、サーバ側の日時です。
[FETCH1]ラベル
データソースへの問い合わせ結果の、1件目のデータの読み込み終了時刻が出力されます。
問い合わせの結果データが0件の場合でも出力されます。
問い合わせ結果を読み込む前にエラーとなった場合には、出力されません。
出力形式:
| [FETCH1] YYYY-MM-DD 24HH :MI :SS.nnn | 
出力される日時は、サーバ側の日時です。
[FETCH2]ラベル
データソースへの問い合わせ結果の、2件目のデータの読み込み終了時刻が出力されます。
問い合わせの結果データが0件の場合や、2件目の読み込み前にエラーとなった場合は、出力されません。
FETCHの時間は、1件目に時間がかかり、2件目以降は、ほぼ同じ時間となる傾向があります。2件目以降のFETCHの性能は、このラベルの値を目安としてください。
問い合わせの結果データが0件の場合、出力されません。またNavigator Serverでは、一部の内部処理でテーブルの問い合わせを検査するために、1件だけを読み込んだ後、読み込みの終了をデータベースから受け取る前にカーソル処理を終了することがあります。この特別なパターンのSQL実行においても、本情報は出力されません。
出力形式:
| [FETCH2] YYYY-MM-DD 24HH :MI :SS.nnn | 
出力される日時は、サーバ側の日時です。
[FETCH TIME1]ラベル
データソースへの問い合わせ依頼開始から、問い合わせ結果の1件目のデータの読み込み終了までの経過時間が出力されます。
問い合わせの結果データが0件の場合や、問い合わせ結果を読み込む前にエラーとなった場合には、出力されません。
出力形式:
| [FETCH TIME1] MMMMMMMMMM | 
出力される時間は、サーバ側の時間から算出されます。
問い合わせ結果の1件目データの読み込みに24時間以上かかった場合は、正しい時間が出力されません。
[FETCH TIME2]ラベル
問い合わせ結果の1件目データの読み込み終了から、2件目データの読み込み終了までの経過時間が出力されます。
問い合わせ結果のデータが0件の場合や、2件目の読み込み前にエラーとなった場合は、出力されません。
また、項目のプロパティでサンプルデータを表示させた場合のSQL実行なども本情報は出力されません。
出力形式:
| [FETCH TIME2] MMMMMMMMMM | 
出力される時間は、サーバ側の時間から算出されます。
問い合わせ結果データの1件目の読み込みに24時間以上かかった場合は、正しい時間が出力されません。
[NUMBER OF ROWS]ラベル
問い合わせの際にデータベースから読み込んだレコードの件数が出力されます。
問い合わせでエラーが発生した場合には、エラーが発生した時点で読み込んだレコード件数が出力されます。
出力形式:
| [NUMBER OF ROWS] MMMMMMMMMM | 
[ERROR]ラベル
データソースへのアクセス処理で発生したエラー情報が出力されます。
出力形式:
| [ERROR] メッセージ番号 メッセージ | 
[APPLICATION INFORMATION]ラベル
Webクライアントやクライアント識別情報に対応したクライアントを使用している場合、クライアント識別情報が出力されます。詳細は、“B.8 クライアント識別情報”を参照してください。
出力形式:
| [APPLICATION INFORMATION] クライアント識別情報 | 
表記の説明
YYYY-MM-DD 24HH:MI:SS、および YYYY-MM-DD 24HH:MI:SS.nnn
| YYYY | 西暦で年を4桁で出力します。 | 
| MM | 月を右詰め左0埋めの2桁で出力します。 | 
| DD | 日を右詰め左0埋めの2桁で出力します。 | 
| 24HH | 24時間形式で時間を右詰め左0埋めの2桁で出力します。 | 
| MI | 分を右詰め左0埋めの2桁で出力します。 | 
| SS | 秒を右詰め左0埋めの2桁で出力します。 | 
| nnn | ミリ秒を左詰め右0埋めの3桁で出力します。 | 
MMMMMMMMMM :ミリ秒またはレコード数を最大10桁の左詰めで出力します。