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Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.1(Enterprise Edition用)
FUJITSU Software

7.2.3 エンタープライズ認証でのユーザの登録

エンタープライズ認証を行うためには、ユーザ認証システムに対しユーザの登録を行う必要があります。

7.2.3.1 ユーザ登録

エンタープライズ認証の場合、システム管理者が以下の手順で登録作業を行います。

グループの登録

最初に、辞書の管理者と一般利用者が所属するすべてのグループを登録します。

グループの登録は、ユーザ認証システムに対して行います。グループの名前に使用できる文字、およびグループIDとして使用できる数値については、“7.2.3.2 作成するユーザ情報の注意事項”を参照してください。

Navigatorではそれぞれのユーザは、以下のどれかのグループに属していることを前提としています。

以下にグループとユーザの関連付けの例を示します。

例)全社管理者を含め7ユーザいる場合(エンタープライズ辞書運用の例)

辞書の管理者のユーザ登録

辞書の管理者のユーザを登録します。辞書の管理者は、管理する辞書を作成、変更、および削除することができます。

ユーザの登録は、使用しているユーザ認証システムに対して行います。ユーザの名前に使用できる文字については、“7.2.3.2 作成するユーザ情報の注意事項”を参照してください。

一般利用者のユーザ登録

一般利用者を所属させるグループごとに、一般利用者のユーザを登録します。

エンタープライズ認証の場合、ユーザの登録はお客様がご使用になっているユーザ認証システムに対して行います。ユーザの名前に使用できる文字、およびユーザIDとして使用できる数値については“7.2.3.2 作成するユーザ情報の注意事項”を参照してください。

グループとユーザの定義例

部門辞書運用の場合

一つの辞書環境には一つのグループだけが存在し、辞書環境単位で運用を行います。以下の例では、salesグループとemployeeグループの2つの辞書環境が存在し、運用は各辞書環境単位で行います。

  

グループ

グループ

グループ名
グループID

sales
20000

employee
30000

部門管理者
ユーザID

sales
20000 ←グループと同じID

employee
30000 ←グループと同じID

一般利用者
ユーザID

sato yamada
20001 20002

hara yamamoto
30001 30002

エンタープライズ辞書運用の場合

一つの辞書環境には、全社管理者のグループ(一つだけ)と一般利用者が所属するグループ(複数可)が存在します。運用は、辞書環境単位で行います。

  

グループ
(全社管理者用)

グループ
(一般利用者用)

グループ
(一般利用者用)

グループ名
グループID

naviadm
20000

sales
30000

employee
40000

全社管理者
ユーザID

naviadm
20001

-※2

-※2

部門管理者
ユーザID

一般利用者
ユーザID

-※1

sato yamada
30001 30002

hara yamamoto
40001 40002

※1:エンタープライズ辞書運用では、全社管理者のグループに一般利用者を登録することはできません。

※2:エンタープライズ辞書運用では、部門管理者は不要です。

7.2.3.2 作成するユーザ情報の注意事項

Navigatorが動作するために必要なユーザ情報は、以下のとおりです。

以下にそれぞれの注意事項を示します。

ユーザ名
ユーザID
ユーザ注釈
パスワード
グループ名
グループID
注意事項

(注1):ユーザ名、グループ名について

文字種別以外の命名規約については、OSの仕様に準拠する必要はなく、使用可能な文字を自由に組み合わせて命名できます。例えば、ユーザ名について、Solarisの場合の「最初の文字は英字」といった規約にしたがう必要はなく、すべて数字による名前なども可能です。

(注2):日本語の使用について

Navigator が動作する日本語コードと一致している必要があります。

RN_CHARACTER_SET=EUCが指定されている場合は、EUCコードが使用できます。

RN_CHARACTER_SET=SJISが指定されている場合は、Shift-JISコードが使用できます。

(注3):Webコンポーネントを使用する場合

Webコンポーネントでカタログを使用する場合、ユーザID、グループID共に使用可能な数値は4~2147483647です。また、グループ名に日本語を使用することはできません。