ページの先頭行へ戻る
Interstage Navigator ServerV9.5.0 セットアップガイド Vol.1(Enterprise Edition用)
FUJITSU Software

6.1.6 xinetdの設定(Linuxでxinetdを使用する場合のみ実施)

Navigatorサーバのインストール時に設定しなかった場合に行います。

Linuxでxinetdを使用する場合のみに必要な設定です。

xinetdが扱うサービスにNavigator Server用のサービスを追加します。通常xinetdにサービスを追加するには、/etc/xinetd.dディレクトリに各サービス用の設定ファイルを作成することで行います。xinetdが扱うサービスの追加方法の詳細については、 OSやディストリビューションのマニュアルを参照してください。

/etc/xinetd.dディレクトリに作成するNavigator Server用の設定ファイルは、以下のような構造で指定します。

設定ファイルの指定方法の詳細は、ディストリビューションのマニュアルなどを参照してください。

service <service_name>
{
      <属性> <代入演算子> <値>...
      ...
}

属性

socket_type

必ず“stream”を設定します。

protocol

必ず“tcp”を設定します。

wait

必ず“no”を設定します。

user

必ず“root”を設定します。

flags

IPv6を使用する場合、“IPv6”を指定します。IPv4のみを使用する場合はflagsの属性を指定する必要はありません。

server

“rnd.shの絶対パス”を設定します。

ただし、以下の3つの条件を満たしている場合は、“rndの絶対パス”を設定します。

・core生成可能なサイズ制限に関する環境設定を行っていない場合

・OS認証の場合

・32ビット論理空間で運用している場合

※core生成可能なサイズ制限に関する環境設定については、“20.5 core生成可能なサイズ制限に関する環境設定”を参照してください。

※「rnd.sh」、「rnd」は、以下のディレクトリに格納されています。

  • 32ビット論理空間で運用する場合
    /opt/FJSVenavi/bin

  • 64ビット論理空間で運用する場合
    /opt/FJSVenavi/bin64

server_args

環境設定ファイルを絶対パスで設定します。

instances

Navigatorサーバの最大接続数に1を加えた値を設定します。

per_source

Navigatorサーバの最大接続数に1を加えた値を設定します。

【記述例】

設定が完了したら、xinetdを再起動するなどしてxinetdに設定の再読み込みを行わせます。これによって上記の設定が有効となります。

xinetdの設定ファイルの詳細、設定の再読み込みの方法については、使用しているディストリビューションのマニュアルなどを参照してください。

注意

マートバッチ機能をサーバ上で使用する場合は、サービスの名前として必ず“rn”を設定してください。