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Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

11.2.10 Webサービスアプリケーションの仕様

■Webサービス名

Webサービス名の先頭文字が小文字の場合、大文字に変換して使用します。

■メソッド名

Webサービスアプリケーションには、Webサービスインタフェース生成ウィザードで「公開するアプリケーション名」として指定したCOBOLサーバアプリケーションごとに、これを呼び出すメソッドが実装されます。これらのメソッド名は「公開するアプリケーション名」と同じです。ただし「公開するアプリケーション名」の先頭文字が大文字の場合、これを小文字に変換して使用します。

■例外

Webサービスアプリケーションは同期アプリケーション連携実行基盤を呼出します。この呼出しで例外が発生したとき、以下の例外をWebサービスクライアントにスローします。

Webサービスアプリケーション実行時に発生した例外

スローする例外

ApfwControlException

ApfwUserException

Webサービス名BusinessLogicException

ApfwDataConversionException

ApfwInvokeException

ApfwSystemException

RemoteException

その他の例外

Webサービス名WebServiceException

注意

Webサービスアプリケーションに渡すパラメタが配列の場合、Webサービスクライアントから設定したデータが定義された要素数に満たない場合に、java.lang.ArrayIndexOutOfBoundsException の例外が発生する場合があります。

Webサービスアプリケーションがスローする独自の例外について説明します。

例外の種類

メソッドの詳細

詳細メッセージ

Webサービス名

BusinessLogicException

public int getErrorCode()

原因となる例外のエラーコードを返却します。

public byte[] getBinaryData()

原因となる例外のバイナリデータを返却します。

リクエストを特定するためのコンテキトID、Webサービスアプリケーションのメソッド名、原因となる例外の詳細メッセージが設定されます。

Webサービス名

WebServiceException

メソッドはありません。

■ログ

Webサービスアプリケーションは、JavaロギングAPIを使用し、ユーザーデバッグ情報として以下のログを出力します。ログの内容にはリクエストを特定するためのコンテキストIDが含まれます。

ログの出力クラスには、名前付きロガー(Logger)を使用します。Logger名は以下の名称になります。

com.fujitsu.interstage.apfw.ws.”Webサービス名”.Logger

ログの種類

ログレベル

内容

アクセスログ

INFO

Webサービスアプリケーションの実行開始・終了を示すログを出力します。
Webサービスアプリケーションの呼出し履歴を記録するために使用します。

トレースログ

FINE

Webサービスアプリケーションのトレースログを出力します。
デバッグ時、Webサービスアプリケーション実行履歴を記録するために使用します。

エラーログ

WARNING

サーバアプリケーションの呼出しで例外が発生したとき、サーバアプリケーションのアプリケーション名と例外に含まれる情報を出力します。

サーバアプリケーションの呼出しに失敗したとき、原因を特定するために使用します。

Loggerについては、 Java Platform API仕様のjava.util.logging.LogManagerを参照してください。