9.2.8 クライアントアプリケーションの作成例

クライアントアプリケーションの作成例を以下に示します。

■文字列型を使用した作成例

クライアントアプリケーションで文字列データを扱う場合、“java.lang.String”型を使用してください。
文字列型を使用する場合のクライアントアプリケーションの例を示します。

◆定義例

サーバアプリケーションがC言語の場合

実行基盤インタフェース生成ツールを使用して、Javaソースを生成する場合のIDLファイルとアプリケーション情報入力ファイルを以下に示します。

IDLファイル

module apfw_mod {
    interface apfw_intf {
        long sampleOp01(in string p1,inout wstring p2,out string p3);
    };
};

アプリケーション情報入力ファイル

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<apfw-app>
    <server>
        <target name="apl" />
        <library name="libserverapl.so" />
    </server>
    <client>
        <comment>C:\dev\app_def\src_comment\comment.txt</comment>
        <bean>
            <package>samplepkg</package>
        </bean>
    </client>
</apfw-app>

サーバアプリケーションがCOBOLの場合

COBOL開発支援ツールを使用してJavaソースを生成する場合の入力情報を、以下に示します。

COBOLプロジェクトの情報の設定値
- プロジェクト基本情報
  項目
  設定値
  プロジェクト名
  任意の値
  プロジェクトコンテンツ
  ワークスペース内に新規プロジェクトを作成（初期値）
- ターゲットの定義
  項目
  設定値
  ターゲット種別
  ダイナミックリンクライブラリ
  ターゲット名
  apl

項目	設定値
プロジェクト名	任意の値
プロジェクトコンテンツ	ワークスペース内に新規プロジェクトを作成（初期値）

項目	設定値
ターゲット種別	ダイナミックリンクライブラリ
ターゲット名	apl

登録集

P1.cbl
01 P1 PICTURE X(16).
P2.cbl
01 P2 PICTURE N(8).
P3.cbl
01 P3 PICTURE X(16).

実行基盤インタフェースを生成するアプリケーション情報の設定値

基本情報
項目
設定値
サーバアプリケーション名
apl
プログラム名
sampleOp01

項目	設定値
サーバアプリケーション名	apl
プログラム名	sampleOp01

実行基盤インタフェースの出力情報

項目		設定値
サーバアプリケーションの実行基盤インタフェースの出力形式		－
	出力ファイルのプレフィクス	sample
	コメントファイル名	C:\dev\app_def\src_comment\comment.txt
クライアントアプリケーションを使用する		チェックする
クライアントアプリケーションで使用するソースファイルの出力形式		－
	パッケージ名	samplepkg
	コメントファイル名	C:\dev\app_def\src_comment\comment.txt
コメントに生成日付を挿入する		チェックしない

パラメタと復帰値情報

項目	設定値
COBOLプログラムに渡すパラメタ	パラメタ名	P1
	パラメタタイプ	IN
	COBOL登録集名	P1.cbl
	先頭のレベル番号	01 or 77
COBOLプログラムに渡すパラメタ	パラメタ名	P2
	パラメタタイプ	INOUT
	COBOL登録集名	P2.cbl
	先頭のレベル番号	01 or 77
COBOLプログラムに渡すパラメタ	パラメタ名	P3
	パラメタタイプ	OUT
	COBOL登録集名	P3.cbl
	先頭のレベル番号	01 or 77
PROGRAM-STATUSの値を返却する	チェックする

オプション情報

項目		設定値
サーバアプリケーションのオプション情報		－
	アプリケーション作業域を使用する	チェックする
	処理結果情報および例外情報を使用する	チェックしない
	前処理を使用する	チェックしない
	後処理を使用する	チェックしない
	エラー処理を使用する	チェックしない
	トランザクション後メッセージ編集処理を使用する	チェックしない
COBOL実行基盤インタフェースの形式		－
	2進項目整数データをString型にマッピングする	チェックしない
	パラメタを初期化する	チェックしない
	サーバアプリケーションで未設定データ判定処理を使用する	チェックしない
	日本語項目をビッグエンディアンとして処理する（注）	チェックしない

注）[日本語項目をビッグエンディアンとして処理する] の選択は、Linux、Windows のサーバアプリケーションを開発する場合、またはリモート開発の設定がされていない場合に表示されます。開発するサーバアプリケーションのプラットフォームは、アプリケーション開発用プロジェクトの [プロパティ] の [リモート開発] ページで確認することができます。

◆クライアントプリケーションの作成例

beanを使用した場合

import com.fujitsu.interstage.apfw.conv.ApfwDataConversionException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.msync.ApfwInvokeException;
import java.rmi.RemoteException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.scnt.ApfwSystemException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.scnt.ApfwUserException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.msync.MsyncCall;
import samplepkg.sampleOp01Bean;

class SampleClient1
{
    public static void main(String[] args)
    {
        try
        {
            // パラメタ設定用のsamplepkg.sampleOp01Beanを生成
            sampleOp01Bean request = new sampleOp01Bean();
            // INパラメタp1を設定
            request.setP1("param1-IN");
            // INOUTパラメタp2を設定
            request.setP2("パラメタ２－インアウト");
            // MsyncCallの作成
            MsyncCall call = new MsyncCall("MyApp");
            // コンテキストIDの設定
            call.setContextId("id:11111");
            // サーバアプリケーションの呼出し
            sampleOp01Bean response = (sampleOp01Bean)call.invokeMsync(request,"apl");
            // removeメソッドの呼出し
            call.remove();
            if( response != null )
            {
                // サーバアプリケーションの結果（復帰値）を参照
                int result = response.getApfw_result();
                // INOUTパラメタp2を参照
                String inout = response.getP2();
                // OUTパラメタp3を参照
                String out = response.getP3();
                System.out.println("response-data(RETURN) : "+result);
                if( inout != null )
                {
                    System.out.println("response-data(INOUT) : "+inout);
                }
                else
                {
                    System.out.println("response-data(INOUT) : null");
                }
                if( out != null )
                {
                    System.out.println("response-data(OUT) : "+out);
                }
                else
                {
                    System.out.println("response-data(OUT) : null");
                }
            }
        }
        // 変換中の例外など
        catch(ApfwDataConversionException adce)
        {
            adce.printStackTrace();
        }
        // API内部の例外
        catch(ApfwInvokeException aie)
        {
            aie.printStackTrace();
        }
        // 通信中の例外
        catch(RemoteException re)
        {
            re.printStackTrace();
        }
        // 同期アプリケーション連携実行基盤で発生した例外
        catch(ApfwSystemException ase)
        {
            ase.printStackTrace();
        }
        // サーバアプリケーションで発生した例外
        catch(ApfwUserException aue)
        {
            aue.printStackTrace();
        }
    }
}

Mapを使用した場合

import com.fujitsu.interstage.apfw.conv.ApfwDataConversionException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.msync.ApfwInvokeException;
import java.rmi.RemoteException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.scnt.ApfwSystemException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.scnt.ApfwUserException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.msync.MsyncCall;
import java.util.HashMap;

class SampleClient1
{
    public static void main(String[] args)
    {
        try
        {
            // パラメタ設定用のjava.util.HashMapを生成
            HashMap<String, Object> request = new HashMap<String, Object>();
            // INパラメタp1を設定
            request.put("p1", "param1-IN");

            // INOUTパラメタp2を設定
            request.put("p2", "パラメタ２－インアウト");
            // MsyncCallの作成
            MsyncCall call = new MsyncCall("MyApp");
            // コンテキストIDの設定
            call.setContextId("id:11111");
            // サーバアプリケーションの呼出し
            HashMap response = (HashMap)call.invokeMsync(request,"apl");
            // removeメソッドの呼出し
            call.remove();
            if( response != null )
            {
                // サーバアプリケーションの結果（復帰値）を参照
                int result = (String)response.get("apfw_result");
                // INOUTパラメタp2を参照
                String inout = (String)response.get("p2");
                // OUTパラメタp3を参照
                String out = (String)response.get("p3");
                System.out.println("response-data(RETURN) : "+result);
                if( inout != null )
                {
                    System.out.println("response-data(INOUT) : "+inout);
                }
                else
                {
                    System.out.println("response-data(INOUT) : null");
                }
                if( out != null )
                {
                    System.out.println("response-data(OUT) : "+out);
                }
                else
                {
                    System.out.println("response-data(OUT) : null");
                }
            }
        }
        // 変換中の例外など
        catch(ApfwDataConversionException adce)
        {
            adce.printStackTrace();
        }
        // API内部の例外
        catch(ApfwInvokeException aie)
        {
            aie.printStackTrace();
        }
        // 通信中の例外
        catch(RemoteException re)
        {
            re.printStackTrace();
        }
        // 同期アプリケーション連携実行基盤で発生した例外
        catch(ApfwSystemException ase)
        {
            ase.printStackTrace();
        }
        // サーバアプリケーションで発生した例外
        catch(ApfwUserException aue)
        {
            aue.printStackTrace();
        }
    }
}

■class型を使用した作成例

classを使用する場合のクライアントアプリケーションの例を示します。

◆定義例

サーバアプリケーションがC言語の場合

classを扱う場合には、IDLファイルに構造体型を定義します。
実行基盤インタフェース生成ツールを使用して、Javaソースを生成する場合のIDLファイルとアプリケーション情報入力ファイルを以下に示します。

IDLファイル

struct PARAM1STR {
    string mem11;
    wstring mem12;
};

struct PARAM2STR {
    string mem21;
    wstring mem22;
};

struct PARAM3STR {
    string mem31;
    wstring mem32;
};

module apfw_mod {
    interface apfw_intf {
        long sampleOp02(in PARAM1STR P1,inout PARAM2STR P2,out PARAM3STR P3);
    };
};

アプリケーション情報入力ファイル

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<apfw-app>
    <server>
        <target name="apl" />
        <library name="libserverapl.so" />
    </server>
    <client>
        <comment>C:\dev\app_def\src_comment\comment.txt</comment>
        <bean>
            <package>samplepkg</package>
        </bean>
    </client>
</apfw-app>

サーバアプリケーションがCOBOLの場合

COBOL開発支援ツールを使用してJavaソースを生成する場合の入力情報を、以下に示します。

COBOLプロジェクトの情報の設定値
- プロジェクト基本情報
  項目
  設定値
  プロジェクト名
  任意の値
- ターゲットの定義
  項目
  設定値
  ターゲット種別
  ダイナミックリンクライブラリ
  ターゲット名
  apl

項目	設定値
プロジェクト名	任意の値

項目	設定値
ターゲット種別	ダイナミックリンクライブラリ
ターゲット名	apl

登録集

P1.cbl

 01 PARAM1STR.
   02 MEM11 PICTURE X(16).
   02 MEM12 PICTURE N(8).

P2.cbl

 01 PARAM2STR.
   02 MEM21 PICTURE X(16).
   02 MEM22 PICTURE N(8).

P3.cbl

 01 PARAM3STR.
   02 MEM31 PICTURE X(16).
   02 MEM32 PICTURE N(8).

実行基盤インタフェースを生成するアプリケーション情報の設定値

基本情報
項目
設定値
サーバアプリケーション名
apl
プログラム名
sampleOp02

項目	設定値
サーバアプリケーション名	apl
プログラム名	sampleOp02

実行基盤インタフェースの出力情報

項目		設定値
サーバアプリケーションの実行基盤インタフェースの出力形式		－
	出力ファイルのプレフィクス	sample
	コメントファイル名	C:\dev\app_def\src_comment\comment.txt
クライアントアプリケーションを使用する		チェックする
クライアントアプリケーションで使用するソースファイルの出力形式		－
	パッケージ名	samplepkg
	コメントファイル名	C:\dev\app_def\src_comment\comment.txt
コメントに生成日付を挿入する		チェックしない

パラメタと復帰値情報

項目	設定値
COBOLプログラムに渡すパラメタ	パラメタ名	PARAM1STR
	パラメタタイプ	IN
	COBOL登録集名	P1.cbl
	先頭のレベル番号	01 or 77
COBOLプログラムに渡すパラメタ	パラメタ名	PARAM2STR
	パラメタタイプ	INOUT
	COBOL登録集名	P2.cbl
	先頭のレベル番号	01 or 77
COBOLプログラムに渡すパラメタ	パラメタ名	PARAM3STR
	パラメタタイプ	OUT
	COBOL登録集名	P3.cbl
	先頭のレベル番号	01 or 77
PROGRAM-STATUSの値を返却する	チェックする

オプション情報

項目		設定値
サーバアプリケーションのオプション情報		－
	アプリケーション作業域を使用する	チェックする
	処理結果情報および例外情報を使用する	チェックしない
	前処理を使用する	チェックしない
	後処理を使用する	チェックしない
	エラー処理を使用する	チェックしない
	トランザクション後メッセージ編集処理を使用する	チェックしない
COBOL実行基盤インタフェースの形式		－
	2進項目整数データをString型にマッピングする	チェックしない
	パラメタを初期化する	チェックしない
	サーバアプリケーションで未設定データ判定処理を使用する	チェックしない
	日本語項目をビッグエンディアンとして処理する（注）	チェックしない

◆クライアントプリケーションの作成例

beanを使用した場合

import com.fujitsu.interstage.apfw.conv.ApfwDataConversionException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.msync.ApfwInvokeException;
import java.rmi.RemoteException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.scnt.ApfwSystemException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.scnt.ApfwUserException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.msync.MsyncCall;
import samplepkg.sampleOp02Bean;
import samplepkg.PARAM1STR;
import samplepkg.PARAM2STR;
import samplepkg.PARAM3STR;

class SampleClient2
{
    public static void main(String[] args)
    {
        try
        {
            // パラメタ設定用のsamplepkg.sampleOp02Beanを生成
            sampleOp02Bean request = new sampleOp02Bean();
            PARAM1STR p1str = new PARAM1STR("param1-IN", "パラメタ１－イン");
            PARAM2STR p2str = new PARAM2STR("param2-INOUT", "パラメタ２－インアウト");
            // INパラメタp1を設定
            request.setP1(p1str);
            // INOUTパラメタp2を設定
            request.setP2(p2str);
            // MsyncCallの作成
            MsyncCall call = new MsyncCall("MyApp");
            // コンテキストIDの設定
            call.setContextId("id:22222");
            // サーバアプリケーションの呼出し
            sampleOp02Bean response = (sampleOp02Bean)call.invokeMsync(request,"apl");
            // removeメソッドの呼出し
            call.remove();
            if( response != null )
            {
                // サーバアプリケーションの結果（復帰値）を参照
                int result = response.getApfw_result();
                // INOUTパラメタp2を参照
                PARAM2STR inout = response.getP2();
                // OUTパラメタp3を参照
                PARAM3STR out = response.getP3();
                System.out.println("response-data(RETURN): "+result);
                if( inout != null )
                {
                    if( inout.mem21 != null )
                    {
                        System.out.println("response-data(INOUT) : mem21 : "+inout.mem21);
                    }
                    else
                    {
                        System.out.println("response-data(INOUT) : mem21 : null");
                    }
                    if( inout.mem22 != null )
                    {
                        System.out.println("response-data(INOUT) : mem22 : "+inout.mem22);
                    }
                    else
                    {
                        System.out.println("response-data(INOUT) : mem22 : null");
                    }
                }
                else
                {
                    System.out.println("response-data(INOUT) : null");
                }
                if( out != null )
                {
                    if( out.mem31 != null )
                    {
                        System.out.println("response-data(OUT) : mem31 : "+out.mem31);
                    }
                    else
                    {
                        System.out.println("response-data(OUT) : mem31 : null");
                    }
                    if( out.mem32 != null )
                    {
                        System.out.println("response-data(OUT) : mem32 : "+out.mem32);
                    }
                    else
                    {
                        System.out.println("response-data(OUT) : mem32 : null");
                    }
                }
                else
                {
                    System.out.println("response-data(OUT) : null");
                }
            }
        }
        // 変換中の例外など
        catch(ApfwDataConversionException adce)
        {
            adce.printStackTrace();
        }
        // API内部の例外
        catch(ApfwInvokeException aie)
        {
            aie.printStackTrace();
        }
        // 通信中の例外
        catch(RemoteException re)
        {
            re.printStackTrace();
        }
        // 同期アプリケーション連携実行基盤で発生した例外
        catch(ApfwSystemException ase)
        {
            ase.printStackTrace();
        }
        // サーバアプリケーションで発生した例外
        catch(ApfwUserException aue)
        {
            aue.printStackTrace();
        }
    }
}

Mapを使用した場合

import com.fujitsu.interstage.apfw.conv.ApfwDataConversionException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.msync.ApfwInvokeException;
import java.rmi.RemoteException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.scnt.ApfwSystemException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.scnt.ApfwUserException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.msync.MsyncCall;
import java.util.HashMap;
import java.util.Map;

class SampleClient2
{
    public static void main(String[] args)
    {
        try
        {
            // パラメタ設定用のjava.util.HashMapを生成
            HashMap<String, Object> request = new HashMap<String, Object>();
            HashMap<String, Object> p1str = new HashMap<String, Object>();
            p1str.put("mem11", "param1-IN");
            p1str.put("mem12", "パラメタ１－イン");
            HashMap<String, Object> p2str = new HashMap<String, Object>();
            p2str.put("mem21", "param2-INOUT");
            p2str.put("mem22",  "パラメタ２－インアウト");
            // INパラメタP1を設定
            request.put("P1", p1str);
            // INOUTパラメタP2を設定
            request.put("P2", p2str);

            // MsyncCallの作成
            MsyncCall call = new MsyncCall("MyApp");
            // コンテキストIDの設定
            call.setContextId("id:22222");
            // サーバアプリケーションの呼出し
            HashMap response = (HashMap)call.invokeMsync(request,"apl");
            // removeメソッドの呼出し
            call.remove();
            if( response != null )
            {
                // サーバアプリケーションの結果（復帰値）を参照
                int result = ((Integer)response.get("apfw_result")).intValue();
                // INOUTパラメタp2を参照
                Map inout = (Map)response.get("P2");
                // OUTパラメタp3を参照
                Map out = (Map)response.get("P3");
                System.out.println("response-data(RETURN) : " + result);
                if( inout != null )
                {
                    if( inout.get("mem21") != null )
                    {
                        System.out.println("response-data(INOUT) : mem21 : "+inout.get("mem21"));
                    }
                    else
                    {
                        System.out.println("response-data(INOUT) : mem21 : null");
                    }
                    if( inout.get("mem22") != null )
                    {
                        System.out.println("response-data(INOUT) : mem22 : "+inout.get("mem22"));
                    }
                    else
                    {
                        System.out.println("response-data(INOUT) : mem22 : null");
                    }
                }
                else
                {
                    System.out.println("response-data(INOUT) : null");
                }
                if( out != null )
                {
                    if( out.get("mem31") != null )
                    {
                        System.out.println("response-data(OUT) : mem31 : "+out.get("mem31"));
                    }
                    else
                    {
                        System.out.println("response-data(OUT) : mem31 : null");
                    }
                    if( out.get("mem32") != null )
                    {
                        System.out.println("response-data(OUT) : mem32 : "+out.get("mem32"));
                    }
                    else
                    {
                        System.out.println("response-data(OUT) : mem32 : null");
                    }
                }
                else
                {
                    System.out.println("response-data(OUT) : null");
                }
            }
        }
        // 変換中の例外など
        catch(ApfwDataConversionException adce)
        {
            adce.printStackTrace();
        }
        // API内部の例外
        catch(ApfwInvokeException aie)
        {
            aie.printStackTrace();
        }
        // 通信中の例外
        catch(RemoteException re)
        {
            re.printStackTrace();
        }
        // 同期アプリケーション連携実行基盤で発生した例外
        catch(ApfwSystemException ase)
        {
            ase.printStackTrace();
        }
        // サーバアプリケーションで発生した例外
        catch(ApfwUserException aue)
        {
            aue.printStackTrace();
        }
    }
}

■配列型を使用した作成例

配列型を使用する場合のクライアントアプリケーションの例を示します。

◆定義例

サーバアプリケーションがC言語の場合

実行基盤インタフェース生成ツールを使用して、Javaソースを生成する場合のIDLファイルとアプリケーション情報入力ファイルを以下に示します。

IDLファイル

struct P1ARRAY {
    string p1array_val[3];
};
struct P2ARRAY {
    wstring p2array_val[2];
};
struct P3ARRAY {
    string p3array_val[5];
};

module apfw_mod {
    interface apfw_intf {
        long sampleOp03(in P1ARRAY p1array,inout P2ARRAY p2array,out P3ARRAY p3array);
    };
};

アプリケーション情報入力ファイル

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<apfw-app>
    <server>
        <target name="apl" />
        <library name="libserverapl.so" />
    </server>
    <client>
        <comment>C:\dev\app_def\src_comment\comment.txt</comment>
        <bean>
            <package>samplepkg</package>
        </bean>
    </client>
</apfw-app>

サーバアプリケーションがCOBOLの場合

COBOL開発支援ツールを使用してJavaソースを生成する場合の入力情報を、以下に示します。

COBOLプロジェクトの情報の設定値
- プロジェクト基本情報
  項目
  設定値
  プロジェクト名
  任意の値
- ターゲットの定義
  項目
  設定値
  ターゲット種別
  ダイナミックリンクライブラリ
  ターゲット名
  apl

項目	設定値
プロジェクト名	任意の値

項目	設定値
ターゲット種別	ダイナミックリンクライブラリ
ターゲット名	apl

登録集

P1.cbl

 01 P1ARRAY.
   02 P1ARRAY-VAL PICTURE X(16) OCCURS 3.

P2.cbl

 01 P2ARRAY.
   02 P2ARRAY-VAL PICTURE N(8) OCCURS 2.

P3.cbl

 01 P3ARRAY.
   02 P3ARRAY-VAL PICTURE X(16) OCCURS 5.

実行基盤インタフェースを生成するアプリケーション情報の設定値

基本情報
項目
設定値
サーバアプリケーション名
apl
プログラム名
sampleOp03

項目	設定値
サーバアプリケーション名	apl
プログラム名	sampleOp03

実行基盤インタフェースの出力情報

項目		設定値
サーバアプリケーションの実行基盤インタフェースの出力形式		－
	出力ファイルのプレフィクス	sample
	コメントファイル名	C:\dev\app_def\src_comment\comment.txt
クライアントアプリケーションを使用する		チェックする
クライアントアプリケーションで使用するソースファイルの出力形式		－
	パッケージ名	samplepkg
	コメントファイル名	C:\dev\app_def\src_comment\comment.txt
コメントに生成日付を挿入する		チェックしない

パラメタと復帰値情報

項目	設定値
COBOLプログラムに渡すパラメタ	パラメタ名	P1ARRAY
	パラメタタイプ	IN
	COBOL登録集名	P1.cbl
	先頭のレベル番号	01 or 77
COBOLプログラムに渡すパラメタ	パラメタ名	P2ARRAY
	パラメタタイプ	INOUT
	COBOL登録集名	P2.cbl
	先頭のレベル番号	01 or 77
COBOLプログラムに渡すパラメタ	パラメタ名	P3ARRAY
	パラメタタイプ	OUT
	COBOL登録集名	P3.cbl
	先頭のレベル番号	01 or 77
PROGRAM-STATUSの値を返却する	チェックする

オプション情報

項目		設定値
サーバアプリケーションのオプション情報		－
	アプリケーション作業域を使用する	チェックする
	処理結果情報および例外情報を使用する	チェックしない
	前処理を使用する	チェックしない
	後処理を使用する	チェックしない
	エラー処理を使用する	チェックしない
	トランザクション後メッセージ編集処理を使用する	チェックしない
COBOL実行基盤インタフェースの形式		－
	2進項目整数データをString型にマッピングする	チェックしない
	パラメタを初期化する	チェックしない
	サーバアプリケーションで未設定データ判定処理を使用する	チェックしない
	日本語項目をビッグエンディアンとして処理する（注）	チェックしない

◆クライアントプリケーションの作成例

beanを使用した場合

import com.fujitsu.interstage.apfw.conv.ApfwDataConversionException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.msync.ApfwInvokeException;
import java.rmi.RemoteException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.scnt.ApfwSystemException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.scnt.ApfwUserException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.msync.MsyncCall;
import samplepkg.sampleOp03Bean;
import samplepkg.P1ARRAY;
import samplepkg.P2ARRAY;
import samplepkg.P3ARRAY;

class SampleClient3
{
    public static void main(String[] args)
    {
        try
        {
            // パラメタ設定用のsamplepkg.sampleOp03Beanを生成
            sampleOp03Bean request = new sampleOp03Bean();
            String[] p1array_val = new String[3];
            String[] p2array_val = new String[2];
            for( int i = 0; i < p1array_val.length; i++)
            {
                p1array_val[i] = new String("param1-IN");
            }
            for( int i = 0; i < p2array_val.length; i++)
            {
                p2array_val[i] = new String("パラメタ２－インアウト");
            }
            P1ARRAY p1array = new P1ARRAY( p1array_val );
            P2ARRAY p2array = new P2ARRAY( p2array_val );
            // INパラメタP1ARRAYを設定
            request.setP1array(p1array);
            // INOUTパラメタP2ARRAYを設定
            request.setP2array(p2array);
            // MsyncCallの作成
            MsyncCall call = new MsyncCall("MyApp");
            // コンテキストIDの設定
            call.setContextId("id:33333");
            // サーバアプリケーションの呼出し
            sampleOp03Bean response = (sampleOp03Bean)call.invokeMsync(request,"apl");
            // removeメソッドの呼出し
            call.remove();
            if( response != null )
            {
                // サーバアプリケーションの結果（復帰値）を参照
                int result = response.getApfw_result();
                // INOUTパラメタP2ARRAYを参照
                P2ARRAY inout = response.getP2array();
                // OUTパラメタP3ARRAYを参照
                P3ARRAY out = response.getP3array();
                System.out.println("response-data(RETURN) : " + result);

                String[] inout_val = inout.p2array_val;
                String[] out_val = out.p3array_val;

                if( inout_val != null )
                {
                    for( int i = 0; i < inout_val.length; i++)
                    {
                        if( inout_val[i] != null )
                        {
                            System.out.println("response-data(INOUT) : ["+i+"] : "+inout_val[i]);

                        }
                        else
                        {
                            System.out.println("response-data(INOUT) : ["+i+"] : null");
                        }
                    }
                }
                else
                {
                    System.out.println("response-data(INOUT) : null");
                }
                if( out_val != null )
                {
                    for( int i = 0; i < out_val.length; i++)
                    {
                        if( out_val[i] != null )
                        {
                            System.out.println("response-data(OUT) : ["+i+"] : "+out_val[i]);
                        }
                        else
                        {
                            System.out.println("response-data(OUT) : ["+i+"] : null");
                        }
                    }
                }
                else
                {
                    System.out.println("response-data(OUT) : null");
                }
            }
        }
        // 変換中の例外など
        catch(ApfwDataConversionException adce)
        {
            adce.printStackTrace();
        }
        // API内部の例外
        catch(ApfwInvokeException aie)
        {
            aie.printStackTrace();
        }
        // 通信中の例外
        catch(RemoteException re)
        {
            re.printStackTrace();
        }
        // 同期アプリケーション連携実行基盤で発生した例外
        catch(ApfwSystemException ase)
        {
            ase.printStackTrace();
        }
        // サーバアプリケーションで発生した例外
        catch(ApfwUserException aue)
        {
            aue.printStackTrace();
        }
    }
}

備考．IDLファイルに定義した配列の長さが超過または不足した場合は、例外が発生します。

Mapを使用した場合

import com.fujitsu.interstage.apfw.conv.ApfwDataConversionException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.msync.ApfwInvokeException;
import java.rmi.RemoteException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.scnt.ApfwSystemException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.scnt.ApfwUserException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.msync.MsyncCall;
import java.util.HashMap;
import java.util.Map;

class SampleClient3
{
    public static void main(String[] args)
    {
        try
        {
            // パラメタ設定用のjava.util.HashMapを生成
            HashMap<String, Object> request = new HashMap<String, Object>();
            // パラメタp1array / p2array設定用のjava.util.HashMapを生成
            HashMap<String, Object> in = new HashMap<String, Object>();
            HashMap<String, Object> inout = new HashMap<String, Object>();

            // パラメタp1array / p2arrayに設定する配列を定義する
            String[] inarray = new String[3];
            String[] inoutarray = new String[2];
            for( int i = 0; i < inarray.length; i++)
            {
                inarray[i] = new String("param1-IN");
            }
            for( int i = 0; i < inoutarray.length; i++)
            {
                inoutarray[i] = new String("パラメタ２－インアウト");
            }
            // パラメタp1array / p2arrayに配列データを設定する
            in.put("p1array_val", inarray );
            inout.put("p2array_val", inoutarray );

            // INパラメタp1を設定
            request.put("p1array", in);
            // INOUTパラメタp2を設定
            request.put("p2array", inout);
            // MsyncCallの作成
            MsyncCall call = new MsyncCall("MyApp");
            // コンテキストIDの設定
            call.setContextId("id:33333");
            // サーバアプリケーションの呼出し
            HashMap<String, Object> response = (HashMap<String, Object>)call.invokeMsync(request,"apl");
            // removeメソッドの呼出し
            call.remove();
            if( response != null )
            {
                // サーバアプリケーションの結果（復帰値）を参照
                int result = ((Integer)response.get("apfw_result")).intValue();
                // INOUTパラメタp2arrayを参照
                Map inout_ret = (Map)response.get("p2array");
                // OUTパラメタp3arrayを参照
                Map out = (Map)response.get("p3array");

                // p2arrayの配列データを参照
                String[] inoutarray_ret = (String[])inout_ret.get("p2array_val");
                // p3arrayの配列データを参照
                String[] outarray = (String[])out.get("p3array_val");

                System.out.println("response-data(RETURN) : " + result);

                if( inoutarray_ret != null )
                {
                    for( int i = 0; i < inoutarray_ret.length; i++)
                    {
                        if( inoutarray_ret[i] != null )
                        {
                            System.out.println("response-data(INOUT) : ["+i+"] : "+inoutarray_ret[i]);

                        }
                        else
                        {
                            System.out.println("response-data(INOUT) : ["+i+"] : null");
                        }
                    }
                }
                else
                {
                    System.out.println("response-data(INOUT) : null");
                }
                if( outarray != null )
                {
                    for( int i = 0; i < outarray.length; i++)
                    {
                        if( outarray[i] != null )
                        {
                            System.out.println("response-data(OUT) : ["+i+"] : "+outarray[i]);
                        }
                        else
                        {
                            System.out.println("response-data(OUT) : ["+i+"] : null");
                        }
                    }
                }
                else
                {
                    System.out.println("response-data(OUT) : null");
                }
            }
        }
        // 変換中の例外など
        catch(ApfwDataConversionException adce)
        {
            adce.printStackTrace();
        }
        // API内部の例外
        catch(ApfwInvokeException aie)
        {
            aie.printStackTrace();
        }
        // 通信中の例外
        catch(RemoteException re)
        {
            re.printStackTrace();
        }
        // 同期アプリケーション連携実行基盤で発生した例外
        catch(ApfwSystemException ase)
        {
            ase.printStackTrace();
        }
        // サーバアプリケーションで発生した例外
        catch(ApfwUserException aue)
        {
            aue.printStackTrace();
        }
    }
}

備考．IDLファイルに定義した配列の長さが超過または不足した場合は、例外が発生します。

■バイナリデータを使用した作成例

バイナリを定義したIDLファイルとアプリケーション情報入力ファイルを使用して、Javaソースを生成した場合のクライアントアプリケーションの例を示します。

◆定義例

サーバアプリケーションがC言語の場合

実行基盤インタフェース生成ツールを使用して、Javaソースを生成する場合のIDLファイルとアプリケーション情報入力ファイルを以下に示します。

IDLファイル

typedef sequence<octet> PARAM1BIN;
typedef sequence<octet> PARAM2BIN;
typedef sequence<octet> PARAM3BIN;

module apfw_mod {
    interface apfw_intf {
        long sampleOp04 (
            in PARAM1BIN param1bin,
            inout PARAM2BIN param2bin,
            out PARAM3BIN param3bin
        );
    };
};

アプリケーション情報入力ファイル

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<apfw-app>
    <server>
        <target name="apl" />
        <library name="libserverapl.so" />
    </server>
    <client>
        <comment>C:\dev\app_def\src_comment\comment.txt</comment>
        <bean>
            <package>samplepkg</package>
        </bean>
    </client>
</apfw-app>

サーバアプリケーションがCOBOLの場合

COBOL開発支援ツールを使用してJavaソースを生成する場合の入力情報を、以下に示します。

COBOLプロジェクトの情報の設定値
- プロジェクト基本情報
  項目
  設定値
  プロジェクト名
  任意の値
- ターゲットの定義
  項目
  設定値
  ターゲット種別
  ダイナミックリンクライブラリ
  ターゲット名
  apl

項目	設定値
プロジェクト名	任意の値

項目	設定値
ターゲット種別	ダイナミックリンクライブラリ
ターゲット名	apl

登録集

P1.cbl

 01 PARAM1BIN.
   49 AREALEN   PICTURE 9(9) COMP-5.
   49 VALLEN    PICTURE 9(9) COMP-5.
   49 VAL       USAGE POINTER.

P2.cbl

 01 PARAM2BIN.
   49 AREALEN   PICTURE 9(9) COMP-5.
   49 VALLEN    PICTURE 9(9) COMP-5.
   49 VAL       USAGE POINTER.

P3.cbl

 01 PARAM3BIN.
   49 AREALEN   PICTURE 9(9) COMP-5.
   49 VALLEN    PICTURE 9(9) COMP-5.
   49 VAL       USAGE POINTER.

実行基盤インタフェースを生成するアプリケーション情報の設定値

基本情報
項目
設定値
サーバアプリケーション名
apl
プログラム名
sampleOp04

項目	設定値
サーバアプリケーション名	apl
プログラム名	sampleOp04

実行基盤インタフェースの出力情報

項目		設定値
サーバアプリケーションの実行基盤インタフェースの出力形式		－
	出力ファイルのプレフィクス	sample
	コメントファイル名	C:\dev\app_def\src_comment\comment.txt
クライアントアプリケーションを使用する		チェックする
クライアントアプリケーションで使用するソースファイルの出力形式		－
	パッケージ名	samplepkg
	コメントファイル名	C:\dev\app_def\src_comment\comment.txt
コメントに生成日付を挿入する		チェックしない

パラメタと復帰値情報

項目	設定値
COBOLプログラムに渡すパラメタ	パラメタ名	PARAM1BIN
	パラメタタイプ	IN
	COBOL登録集名	P1.cbl
	先頭のレベル番号	01 or 77
COBOLプログラムに渡すパラメタ	パラメタ名	PARAM2BIN
	パラメタタイプ	INOUT
	COBOL登録集名	P2.cbl
	先頭のレベル番号	01 or 77
COBOLプログラムに渡すパラメタ	パラメタ名	PARAM3BIN
	パラメタタイプ	OUT
	COBOL登録集名	P3.cbl
	先頭のレベル番号	01 or 77
PROGRAM-STATUSの値を返却する	チェックする

オプション情報

項目		設定値
サーバアプリケーションのオプション情報		－
	アプリケーション作業域を使用する	チェックする
	処理結果情報および例外情報を使用する	チェックしない
	前処理を使用する	チェックしない
	後処理を使用する	チェックしない
	エラー処理を使用する	チェックしない
	トランザクション後メッセージ編集処理を使用する	チェックしない
COBOL実行基盤インタフェースの形式		－
	2進項目整数データをString型にマッピングする	チェックしない
	パラメタを初期化する	チェックしない
	サーバアプリケーションで未設定データ判定処理を使用する	チェックしない
	日本語項目をビッグエンディアンとして処理する（注）	チェックしない

◆クライアントプリケーションの作成例

beanを使用した場合

import com.fujitsu.interstage.apfw.conv.ApfwDataConversionException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.msync.ApfwInvokeException;
import java.rmi.RemoteException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.scnt.ApfwSystemException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.scnt.ApfwUserException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.msync.MsyncCall;
import samplepkg.sampleOp04Bean;
import java.io.File;
import java.io.FileInputStream;
import java.io.FileOutputStream;
import java.io.IOException;

class SampleClient4
{
    public static void main(String[] args)
    {
        try
        {
            // パラメタ設定用のsamplepkg.sampleOp04Beanを生成
            sampleOp04Bean request = new sampleOp04Bean();
            int length = 0;
            File f = new File("sample4-1.txt");
            length = (int)f.length();
            byte[] p1so = new byte[length];
            FileInputStream fis = new FileInputStream(f);
            fis.read(p1so);
            fis.close();
            f = new File("sample4-2.jpg");
            length = (int)f.length();
            byte[] p2so = new byte[length];
            fis = new FileInputStream(f);
            fis.read(p2so);
            fis.close();
            // INパラメタp1を設定
            request.setParam1bin(p1so);
            // INOUTパラメタp2を設定
            request.setParam2bin(p2so);
            // MsyncCallの作成
            MsyncCall call = new MsyncCall("MyApp");
            // コンテキストIDの設定
            call.setContextId("id:44444");
            // サーバアプリケーションの呼出し
            sampleOp04Bean response = (sampleOp04Bean)call.invokeMsync(request,"apl");
            // removeメソッドの呼出し
            call.remove();
            if( response != null )
            {
                // サーバアプリケーションの結果（復帰値）を参照
                int result = response.getApfw_result();
                // INOUTパラメタp2を参照
                byte[] inout = response.getParam2bin();
                // OUTパラメタp3を参照
                byte[] out = response.getParam3bin();
                FileOutputStream fos = null;
                System.out.println("response-data(RETURN) : " + result);
                if( inout != null )
                {
                    f = new File("inout.bmp");
                    fos = new FileOutputStream(f);
                    fos.write(result);
                    fos.close();
                }
                else
                {
                    System.out.println("response-data(INOUT) : null");
                }
                if( out != null )
                {
                    f = new File("outt.jpg");
                    fos = new FileOutputStream(f);
                    fos.write(result);
                    fos.close();
                }
                else
                {
                    System.out.println("response-data(OUT) : null");
                }
            }
        }
        // 変換中の例外など
        catch(ApfwDataConversionException adce)
        {
            adce.printStackTrace();
        }
        // API内部の例外
        catch(ApfwInvokeException aie)
        {
            aie.printStackTrace();
        }
        // 通信中の例外
        catch(RemoteException re)
        {
            re.printStackTrace();
        }
        // 同期アプリケーション連携実行基盤で発生した例外
        catch(ApfwSystemException ase)
        {
            ase.printStackTrace();
        }
        // サーバアプリケーションで発生した例外
        catch(ApfwUserException aue)
        {
            aue.printStackTrace();
        }
        // ファイル操作で発生した例外
        catch(IOException ie)
        {
            ie.printStackTrace();
        }
    }
}

Mapを使用した場合

import com.fujitsu.interstage.apfw.conv.ApfwDataConversionException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.msync.ApfwInvokeException;
import java.rmi.RemoteException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.scnt.ApfwSystemException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.scnt.ApfwUserException;
import com.fujitsu.interstage.apfw.msync.MsyncCall;
import java.util.HashMap;
import java.io.File;
import java.io.FileInputStream;
import java.io.FileOutputStream;
import java.io.IOException;

class SampleClient4
{
    public static void main(String[] args)
    {
        try
        {
            // パラメタ設定用のjava.util.HashMapを生成
            HashMap<String, Object> request = new HashMap<String, Object>();
            int length = 0;
            File f = new File("sample4-1.txt");
            length = (int)f.length();
            byte[] p1so = new byte[length];
            FileInputStream fis = new FileInputStream(f);
            fis.read(p1so);
            fis.close();
            f = new File("sample4-2.jpg");
            length = (int)f.length();
            byte[] p2so = new byte[length];
            fis = new FileInputStream(f);
            fis.read(p2so);
            fis.close();
            // INパラメタparam1binを設定
            request.put("param1bin", p1so);
            // INOUTパラメタparam2binを設定
            request.put("param2bin", p2so);
            // MsyncCallの作成
            MsyncCall call = new MsyncCall("MyApp");
            // コンテキストIDの設定
            call.setContextId("id:44444");
            // サーバアプリケーションの呼出し
            HashMap<String, Object> response = (HashMap<String, Object>)call.invokeMsync(request,"apl");
            // removeメソッドの呼出し
            call.remove();
            if( response != null )
            {
                // サーバアプリケーションの結果（復帰値）を参照
                int result = ((Integer)response.get("apfw_result")).intValue();
                // INOUTパラメタparam2binを参照
                byte[] inout = (byte[])response.get("param2bin");
                // OUTパラメタparam3binを参照
                byte[] out = (byte[])response.get("param3bin");
                FileOutputStream fos = null;
                System.out.println("response-data(RETURN) : " + result);
                if( inout != null )
                {
                    f = new File("inout.bmp");
                    fos = new FileOutputStream(f);
                    fos.write(result);
                    fos.close();
                }
                else
                {
                    System.out.println("response-data(INOUT) : null");
                }
                if( out != null )
                {
                    f = new File("outt.jpg");
                    fos = new FileOutputStream(f);
                    fos.write(result);
                    fos.close();
                }
                else
                {
                    System.out.println("response-data(OUT) : null");
                }
            }
        }
        // 変換中の例外など
        catch(ApfwDataConversionException adce)
        {
            adce.printStackTrace();
        }
        // API内部の例外
        catch(ApfwInvokeException aie)
        {
            aie.printStackTrace();
        }
        // 通信中の例外
        catch(RemoteException re)
        {
            re.printStackTrace();
        }
        // 同期アプリケーション連携実行基盤で発生した例外
        catch(ApfwSystemException ase)
        {
            ase.printStackTrace();
        }
        // サーバアプリケーションで発生した例外
        catch(ApfwUserException aue)
        {
            aue.printStackTrace();
        }
        // ファイル操作で発生した例外
        catch(IOException ie)
        {
            ie.printStackTrace();
        }
    }
}

■パラメタを省略する場合の作成例

以下のデータ型について、クライアントアプリケーションからサーバアプリケーションへ送信するデータを省略することができます。

文字列
class
配列
バイナリ

beanのインスタンスを作成したときに、これらのデータ型に該当するbeanのプロパティには初期値としてnullが設定されます。クライアントアプリケーションから明示的にnullを指定しなくても、省略データとして扱われます。
サーバアプリケーションから受信したデータで設定されていない場合も同様に、beanのプロパティにnullが設定されます。

以下に判別方法を示します。ここでは、以下の条件で例を記述しています。

復帰値：文字列
第1OUTパラメタ（パラメタ名：p1）：class
第2OUTパラメタ（パラメタ名：p2）：配列
第3OUTパラメタ（パラメタ名：p3）：バイナリ

    ；
    // サーバアプリケーションの結果（復帰値）を参照
    String result = response.getApfw_result();
    // 第1OUTパラメタp1を参照
    PARAM1STR out1 = response.getP1();
    // 第2OUTパラメタp2を参照
    String[] out2 = response.getP2();
    // 第3OUTパラメタp3を参照
    byte[] out3 = response.getP3();
    // 受信したデータが設定されている
    if( result != null )
    {
        System.out.println("response-data(RETURN) : exists");
        System.out.println("response-data(RETURN) : "+result);
    }
    // 受信したデータが設定されていない
    else
    {
        System.out.println("response-data(RETURN) : null");
    }
    // 受信したデータが設定されている
    if( out1 != null )
    {
        System.out.println("response-data(OUT1) : exists");
        System.out.println("response-data(OUT1) : "+out1);
        // 受信したclass内のデータが設定されている
        if( out1 != null )
        {
            System.out.println("response-data(OUT1:MEM1) : exists");
            System.out.println("response-data(OUT1.MEM1) : "+out1.MEM1);
        }
        // 受信したclass内のデータが設定されていない
        else
        {

            System.out.println("response-data(OUT1:MEM1) : null);
        }
    }
    // 受信したデータが設定されていない
    else
    {
        System.out.println("response-data(OUT1) : null");
    }
    // 受信したデータが設定されている
    if( out2 != null )
    {
        System.out.println("response-data(OUT2) : exists");
        System.out.println("response-data(OUT2) : "+out2);
        for( int i = 0; i < out2.length; i++ )
        {
            // 受信した配列内のデータが設定されている
            if( out2[i] != null )
            {
                System.out.println("response-data(OUT2["+i+"]) : exists");
                System.out.println("response-data(OUT2["+i+"]) : "+out2[i]);
            }
            // 受信した配列内のデータが設定されていない
            else
            {
                System.out.println("response-data(OUT2["+i+"]) : null");
            }
        }
    }
    // 受信したデータが設定されていない
    else
    {
        System.out.println("response-data(OUT2) : null");
    }
    // 受信したデータが設定されている
    if( out3 != null )
    {
        System.out.println("response-data(OUT3) : exists");
        File f = new File("OUT3.txt");
        FileOutputStream fos = new FileOutputStream();
        fos.write(out3);
        fos.close();
    }
    // 受信したデータが設定されていない
    else
    {
        System.out.println("response-data(OUT3) : null");
    }
    ；