非同期アプリケーション連携実行基盤を使用して業務システムを構築する場合の概要について説明します。アプリケーションの開発方法については、“第2部 非同期アプリケーション連携実行基盤編”を参照してください。
■適用する業務
複数の業務やサービス内のアプリケーションを連鎖的に呼び出すことで処理結果を受け取ったり、アプリケーションを呼び出す順序が不同で複雑なアプリケーション連携が必要な業務に適用します。処理要求に沿った業務フローを開始するアプリケーションから、COBOLまたはJavaで作成した複数のアプリケーションを使用して業務処理を行い、処理結果を受け取ります。
■アプリケーションの種類
非同期アプリケーション連携実行基盤では、以下のアプリケーションを使用して業務を構築します。
アプリケーションの種類 | アプリケーションの概要 | 利用可能な言語 | アプリケーションの形態 |
---|---|---|---|
業務処理開始アプリケーション | 非同期アプリケーション連携実行基盤のAPIを実行して、業務処理実行アプリケーションを連携した業務(フロー)の開始、および業務(フロー)の処理結果を受信するアプリケーションです。 | Java | Servlet/EJBまたはJavaアプリケーション |
業務処理実行アプリケーション | メッセージの内容に応じて、業務用のデータベースの更新などの業務処理を行うアプリケーションです。 COBOLでアプリケーションを作成する場合、同期アプリケーション連携実行基盤のサーバアプリケーションと同じ方法でアプリケーションを作成します。 | COBOL | 共有ライブラリ |
Java | EJB |