業務アプリケーションは、アプリケーション連携実行基盤上で動作します。アプリケーション連携実行基盤は、サーバアプリケーションによる業務処理を行うための実行基盤です。
アプリケーション連携実行基盤には、アプリケーションの通信形態に応じて、以下の2種類があります。
非同期アプリケーション連携実行基盤
複数のサーバアプリケーションを非同期通信で連携させて、業務処理を行うための実行基盤です。
同期アプリケーション連携実行基盤
クライアントからの処理要求に対し、サーバアプリケーションの処理結果を即時応答(同期処理)するアプリケーション連携実行基盤です。
1つ1つの業務アプリケーションは、非同期アプリケーション連携実行基盤と同期アプリケーション連携実行基盤のどちらを使用する場合でも、共通に開発できます。
どのような業務に適用するかによって、非同期アプリケーション連携実行基盤と同期アプリケーション連携実行基盤のどちらを使用するかを決定し、それぞれに応じて業務アプリケーションを組み合せ、業務システムを構築します。
注意
非同期アプリケーション連携実行基盤と同期アプリケーション連携実行基盤とでは、アプリケーションで利用できるデータの型、および復帰コードに対する動作が一部異なります。詳細については、以下を参照してください。
“第14章 サーバアプリケーションの開発(COBOL)”の“14.4.3.1 業務処理の作成”
なお、C言語アプリケーションを使用できるのは、同期アプリケーション連携実行基盤だけです。