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Interstage Application Server V12.3.0 ディレクトリサービス運用ガイド
FUJITSU Software

C.1.6 スレーブサーバの設定

スレーブサーバのリポジトリと接続するSymfoware/RDB、およびリポジトリの設定方法を説明します。

  

スレーブサーバのリポジトリと接続するSymfoware/RDBのセットアップ

スレーブサーバのリポジトリと接続するSymfoware/RDBのセットアップは、スタンドアロン運用のときと同じ手順です。“3.1.4 Symfoware/RDBセットアップ”を参照して、Symfoware/RDBをセットアップしてください。

  

プリケーション管理者用ユーザの設定

Symfoware/RDBのセットアップ作業の、“3.1.4.5 リポジトリ用データベース接続ユーザの登録”で登録したユーザアカウントを、レプリケーション管理者用ユーザとします。


レプリケーション管理者用ユーザは、Linkexpressのインストール時に指定したグループIDに属している必要があります。レプリケーション管理者用ユーザが、このグループIDに属していない場合は、レプリケーション管理者用ユーザの一次グループに、このグループIDを設定してください。

  

レプリケーション管理者用のユーザの詳細は、“Linkexpress Replication option 説明書”の“オープンサーバ間:Symfoware抽出レプリケーション”-“レプリケーション運用のためのセットアップ”-“ユーザIDの準備”を参照してください。

  

スレーブサーバのリポジトリ作成

スレーブサーバのリポジトリを作成する方法を説明します。

  1. リポジトリを作成します。

    スレーブサーバのリポジトリの構築手順は、マスタサーバと同じですが以下の点に注意してください。

    ポイント

    リポジトリ作成時に以下の項目を、マスタサーバと同じ設定にしてください。

    (irepconfigを使用する場合)

    • suffix

    • encrypt_type

      

    (Interstage管理コンソールコマンドを使用する場合)

    • 公開ディレクトリ

    • ユーザパスワード暗号化方式

    リポジトリの作成は、irepconfigコマンド、またはInterstage管理コンソールを使用します。

    irepconfigコマンドによるリポジトリの作成は“5.1 コマンドによるリポジトリの作成”を、Interstage管理コンソールによるリポジトリの作成は“Interstage管理コンソールによるリポジトリの作成”-“5.2.1 Symfoware/RDBを使用する場合”を参照してください。

      

  2. irepadminコマンドを使用して、スレーブサーバのリポジトリを更新できないように参照専用に設定します。

    運用を開始した後は、参照専用に設定することも、設定を解除することもできません。詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”を参照してください。

      

  3. 作成したリポジトリを起動します。

リポジトリの作成直後、リポジトリはOS起動時に自動起動するように設定されていますが、リポジトリを正常に起動するためには、リポジトリよりも先にSymfoware/RDBを起動しておく必要があります。リポジトリ、およびSymfoware/RDBの自動起動の設定は、“10.1 リポジトリの起動”を参照してください。