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Interstage Application Server V12.3.0 ディレクトリサービス運用ガイド
FUJITSU Software

10.1.2 スタンドアロン運用(自動起動)の場合

リポジトリの作成直後は、OS起動時にリポジトリが自動起動するように設定されています。
OSを起動したときのリポジトリの自動起動は、以下の方法で確認、設定できます。

  

■Interstage ディレクトリサービスをWindows(R)で運用する場合

Windows(R)では、Interstage ディレクトリサービスとRDBを同じマシンで運用するか、または別々のマシンで運用するかで、設定方法が違います。

  

■Interstage ディレクトリサービスをSolarisまたはLinuxで運用する場合

Solaris、およびLinuxでは、Interstage ディレクトリサービスとRDBを運用するマシンが同じであるかどうかに関係なく、以下の設定操作をしてください。

  1. irepadminコマンドを使用して、リポジトリが自動起動する設定(-startup オプションが「Auto」)になっていることを確認します。手動で起動する設定(-startup オプションが「Manual」)になっている場合は、irepadminコマンドを使用して、自動起動する設定に変更します。

    リポジトリの作成直後は、リポジトリがOS起動時に自動起動するように設定されています。
    irepadminコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”を参照してください。

      

  2. OSを起動したときに、RDBのサービスが自動で起動されるように設定します。

      

    • RDBをWindows(R)上で運用するとき

      IDS:Interstage ディレクトリサービス


      Interstage ディレクトリサービスをWindows(R)で運用する場合”の“Interstage ディレクトリサービスとRDB(Windows(R))を別々のマシンで運用するとき”の手順2と同じ方法で、設定してください。

        

    • RDBをSolarisまたはLinux上で運用するとき

      IDS:Interstage ディレクトリサービス


      IDS:Interstage ディレクトリサービス


      RDBでは、OSの起動時、データベースを自動起動する機能は提供されていない場合があります。

        

      • Oracle Databaseを使用する場合

        Oracleのマニュアルを参照して、データベースが自動起動するように起動スクリプトの設定を行ってください。

          

      • Symfoware Serverを使用する場合

        Symfoware ServerからRDBシステム起動スクリプトが提供されていない場合には、Interstage ディレクトリサービスが提供するRDBシステム起動スクリプトのサンプルを修正し、以下のディレクトリに配置してください。

        /etc/rc2.d/S90FJSVireprdb2b

        /etc/rc.d/rc0.d/K20FJSVireprdb2b
        /etc/rc.d/rc1.d/K20FJSVireprdb2b
        /etc/rc.d/rc2.d/S81FJSVireprdb2b
        /etc/rc.d/rc3.d/S81FJSVireprdb2b
        /etc/rc.d/rc4.d/S81FJSVireprdb2b
        /etc/rc.d/rc5.d/S81FJSVireprdb2b
        /etc/rc.d/rc6.d/S81FJSVireprdb2b

          

        RDBシステム起動スクリプトのサンプルは、以下のディレクトリにあります。

        /opt/FJSVirep/sample/RDB/SYM/PROCEDURE

          

        起動スクリプト中のRDBNAMEには、“第3章 データベースの構築”で作成したRDBシステム名を指定してください。すべての起動スクリプトを修正して配置してください。

        起動スクリプトのサンプルの内容は、“RDBシステム起動スクリプトのサンプル”を参照してください。

          

  3. リポジトリがOS起動時に自動起動するように設定(-startup オプションがAuto)になっている場合、RDBのサービスの起動を待ち合わせるように設定することができます。RDBのサービスの起動を待ち合わせるには、irepadminコマンドの-rdbwait オプションを使用します。

    リポジトリの作成直後は、RDBのサービスの起動を待ち合わせないでエラーとなるように設定されています。
    irepadminコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”を参照してください。

    ポイント

    Interstage ディレクトリサービスよりも先に、RDBが起動されている必要があります。