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WSMGR V9 使用手引書
FUJITSU Software

12.1.1 リソース配布クライアントマネージャ

リソース配布の設定にはリソース配布クライアントマネージャを利用します。

WSMGRフォルダの[リソース配布クライアントマネージャ]を選択し、起動します。

注意

リソース配布クライアントマネージャの起動には、Windowsのユーザアカウント制御(UAC)により管理者権限の許可操作が必要です。


■接続先

FNA Serverのリソース配布サーバ機能との接続のための設定を行います。

FNA ServerのIPアドレスまたはDNS名:

FNA Serverのリソース配布サーバ機能のIPアドレス、またはDNS名を指定します。

指定文字列の長さの範囲は0~123文字(半角換算)です。123文字まで設定できます。

注意

この値を空白にするとリソース配布処理は行われません。

IPバージョン:

接続に使用するIPプロトコルのバージョンを指定します。

IPv4:

IPv4プロトコルを使用して接続します。

IPv6:

IPv6プロトコルを使用して接続します。

自動選択 IPv4優先:

IPv4プロトコルを使用して接続します。IPv4での接続に失敗した場合、IPv6プロトコルを使用して接続します。

自動選択 IPv6優先:

IPv6プロトコルを使用して接続します。IPv6での接続に失敗した場合、IPv4プロトコルを使用して接続します。

注意

IPバージョンで自動選択を指定した場合、優先されるIPバージョンにおいてシステムによる名前解決(DNS、WINS、NetBIOSなどの設定による)を行います。名前解決に失敗した場合、非優先のIPバージョンを使用して接続を試みます。

ポート番号:

FNA Serverリソース配布サーバ機能が使用する、ポート番号を指定します。

設定値の範囲は0~65535の範囲で設定します。デフォルト値は80です。

グループ:

サーバ上の目的のグループ名を指定します。

指定文字列の長さの範囲は0~64文字(半角換算)です。64文字まで設定できます。何も指定しない場合はComGrpを示します。

ユーザ:

サーバ上の目的のユーザ名を指定します。

指定文字列の長さの範囲は0~64文字(半角換算)です。64文字まで設定できます。何も指定しない場合はComUsrを示します。

[更新]:

現在の設定内容に従ってリソースを更新します。

[オプション]:

各リソース用の更新設定を起動します。


■オプション設定 -JEFユーザ定義文字フォント-

JEFのユーザ定義文字フォント(FF特殊113(F3BA113.TTF))の配布の設定を行います。

有効にする:

リソース配布の対象にする場合はチェックします。

更新を行いたくない場合は、チェックを外します。

デフォルトではチェックされており、リソース配布対象となります。

リソース保存先:

ダウンロードしたリソースの保存先を表示します。変更はできません。

上書き設定:

ダウンロードの設定を選択します。

更新日時が異なる場合に上書きする:

更新日時が異なる場合にダウンロードして上書きします。

上書きしない:

ダウンロードしません。

オプション設定 -フォームオーバレイデータ-

フォームオーバレイデータの配布の設定を行います。

有効にする:

リソース配布の対象にする場合はチェックします。

更新を行いたくない場合は、チェックを外します。

デフォルトではチェックされており、リソース配布対象となります。

リソース保存先:

ダウンロードしたリソースの保存先を指定します。

[既定のフォルダ]ボタンをクリックすると、初期値で設定される共通フォルダパス(例:  C:\ProgramData\Fujitsu\WSMGR)がセットされます。

上書き設定:

サーバ上のリソースファイルとクライアントのローカルファイルで同じファイル名のリソースが存在した場合のダウンロードの設定を選択します。

更新日時が異なる場合に上書きする:

同名のファイルは更新日時が異なる場合にダウンロードして上書きします。

上書きしない:

同名のファイルはダウンロードしません。

注意

クライアント上に存在しないファイル名のリソースファイルはすべてダウンロードされます。

注意

フォームオーバレイデータのダウンロード先は、LBPサポートのフォームオーバレイ印刷機能で有効なフォルダを指定してください。(→「5.3.1 フォームオーバレイ印刷機能」、「6.3.1 フォームオーバレイ印刷機能」参照)


■ログ

リソース配布のログについて設定します。

ログを採取する:

リソース配布の履歴を採取する場合はチェックします。

最大ファイルサイズ:

ログファイルの最大保存サイズをバイト単位で指定します。

1024~65535バイトの間で設定します。デフォルト値は16384です。

ファイル名は「dlcl.log」です。

参考

リソース配布のログファイルはユーザごとに固有のフォルダに保存されます。
(例:C:\Users\<username>\AppData\Roaming\Fujitsu\WSMGR)


なお、リソース配布クライアントマネージャからリソースの更新を行った場合、ログファイルは管理者権限の許可操作を行った管理者ユーザの固有のフォルダに保存されます。


■接続

クライアントマシンからサーバ側機能への通信の要求を行った時の応答までの最大待ち時間を設定します。

タイムアウト:

最大待ち時間を秒単位で指定します。タイムアウトの時には要求したファイルは取得されません。1~255の範囲で設定します。デフォルト値は16です。