リソース配布機能とは、FNA Serverと連携して、次のWSMGRのリソースを自動的にダウンロードし、追加、更新する機能です。
JEFユーザ定義文字フォント(FF特殊113(F3BA113.TTF))
フォームオーバレイデータ
注意
リソース配布機能を使用する場合はサーバ側にFNA Server V6.1L10以降が必要です。
サーバ側のリソース管理ツールについてはFNA Server V6.1L10以降のマニュアルを参照してください。
サーバ上に新しいファイルを更新、追加すると、各クライアントへ自動的にリソースを配布することができます。
設定により、グループ、またはユーザ単位で配布するリソースを区別することが可能です。
注意
配布対象のリソースファイルは、あらかじめサーバ側にコピーしておいたファイルのみです。
■リソース配布の手順
リソース配布は以下の流れで実行されます。
(1) FNA Server(配布元サーバ)側の準備
配布したいリソースをサーバ上の所定のフォルダにコピーし(→「■サーバ上へのリソースファイルの設置」参照)、「リソース配布機能の設定」ユーティリティにて通信設定等を行います。
(→FNA Serverのマニュアル参照)
(2) WSMGR(配布先クライアント)側の準備
設定ツール「リソース配布クライアントマネージャ」にて各種設定を行います。(→「12.1.1 リソース配布クライアントマネージャ」参照)
(3) 運用
WSMGRを起動することで自動的に必要なリソースが追加・更新されるようになります。
注意
リソース配布を実施してすでに存在するファイル(JEFユーザ定義文字フォント(FF特殊113(F3BA113.TTF))、およびフォームオーバレイデータ)を更新する場合、対象のファイルを使用しているアプリケーションやサービスはすべて終了している必要があります。
■管理者権限の許可操作が必要となる場合について
リソース配布の実行中に、Windowsのユーザアカウント制御(UAC)により管理者権限の許可操作が必要となる場合があります。
[管理者権限の許可操作が必要となる場合]
ダウンロード対象にJEFユーザ定義文字フォント(FF特殊113(F3BA113.TTF))が含まれる場合。
ダウンロード対象にフォームオーバレイデータが含まれ、その保存処理に管理者のアクセス許可を必要とする場合。
管理者権限の許可操作に進みます。
キャンセルします。管理者のアクセス許可が必要なリソースの追加・更新はできません。
注意
JEFユーザ定義文字フォント(FF特殊113(F3BA113.TTF))を更新するには、管理者権限が必要になります。
■サーバ上へのリソースファイルの設置
サーバ側に置くリソースファイルは「グループ」、「ユーザ」で示されるフォルダ階層で管理されます。
リソース配布クライアントマネージャの設定における 「グループ」、「ユーザ」とはサーバ上の目的のフォルダ階層を示します。
「グループ」、「ユーザ」で示されるフォルダ階層のリソースファイルが取得・更新の対象になります。配布したいリソースファイルは、あらかじめサーバ上のフォルダにコピーしておきます。
サーバ側のリソース管理ツールによって、サーバ上にリソース配布のためのデフォルトフォルダが自動的に作成されます。ユーザ固有のグループ名、ユーザ名で管理を行いたい場合はサーバ上にユーザ固有のフォルダを手動で作成する必要があります。
例)リソースファイル管理の例
ユーザ固有の「グループ」、「ユーザ」フォルダの下にJEF、OVLフォルダを作成します。
JEF、OVLの各フォルダに設置するリソースファイルを次に示します。
JEFフォルダ:JEFユーザ定義文字フォント(FF特殊113(F3BA113.TTF))
OVLフォルダ:フォームオーバレイデータ
注意
ユーザごとに配布可能なリソースファイル数の上限は次のとおりです。
※配布元のFNA Server のVLにより上限が異なります。
【配布元がFNA Server V6.1L10の場合】
JEFユーザ定義文字フォント:254個
フォームオーバレイデータ:254個
【配布元がFNA Server V7.1L10以降の場合】
JEFユーザ定義文字フォント:1000個
フォームオーバレイデータ:1000個