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WSMGR V9 使用手引書
FUJITSU Software

12.1 リソース配布について

リソース配布機能とは、FNA Serverと連携して、次のWSMGRのリソースを自動的にダウンロードし、追加、更新する機能です。

注意

リソース配布機能を使用する場合はサーバ側にFNA Server V6.1L10以降が必要です。
サーバ側のリソース管理ツールについてはFNA Server V6.1L10以降のマニュアルを参照してください。

サーバ上に新しいファイルを更新、追加すると、各クライアントへ自動的にリソースを配布することができます。
設定により、グループ、またはユーザ単位で配布するリソースを区別することが可能です。

注意

配布対象のリソースファイルは、あらかじめサーバ側にコピーしておいたファイルのみです。


■リソース配布の手順

リソース配布は以下の流れで実行されます。


(1) FNA Server(配布元サーバ)側の準備

配布したいリソースをサーバ上の所定のフォルダにコピーし(→「■サーバ上へのリソースファイルの設置」参照)、「リソース配布機能の設定」ユーティリティにて通信設定等を行います。

    (→FNA Serverのマニュアル参照)


(2) WSMGR(配布先クライアント)側の準備

設定ツール「リソース配布クライアントマネージャ」にて各種設定を行います。(→「12.1.1 リソース配布クライアントマネージャ」参照)


(3) 運用

WSMGRを起動することで自動的に必要なリソースが追加・更新されるようになります。

注意

リソース配布を実施してすでに存在するファイル(JEFユーザ定義文字フォント(FF特殊113(F3BA113.TTF))、およびフォームオーバレイデータ)を更新する場合、対象のファイルを使用しているアプリケーションやサービスはすべて終了している必要があります。


■管理者権限の許可操作が必要となる場合について

リソース配布の実行中に、Windowsのユーザアカウント制御(UAC)により管理者権限の許可操作が必要となる場合があります。


管理者権限の許可操作が必要となる場合

[OK]ボタン:

管理者権限の許可操作に進みます。

[キャンセル]ボタン:

キャンセルします。管理者のアクセス許可が必要なリソースの追加・更新はできません。

注意

JEFユーザ定義文字フォント(FF特殊113(F3BA113.TTF))を更新するには、管理者権限が必要になります。


サーバ上へのリソースファイルの設置

サーバ側に置くリソースファイルは「グループ」、「ユーザ」で示されるフォルダ階層で管理されます。
リソース配布クライアントマネージャの設定における 「グループ」、「ユーザ」とはサーバ上の目的のフォルダ階層を示します。
「グループ」、「ユーザ」で示されるフォルダ階層のリソースファイルが取得・更新の対象になります。配布したいリソースファイルは、あらかじめサーバ上のフォルダにコピーしておきます。


サーバ側のリソース管理ツールによって、サーバ上にリソース配布のためのデフォルトフォルダが自動的に作成されます。ユーザ固有のグループ名、ユーザ名で管理を行いたい場合はサーバ上にユーザ固有のフォルダを手動で作成する必要があります。


例)リソースファイル管理の例
ユーザ固有の「グループ」、「ユーザ」フォルダの下にJEF、OVLフォルダを作成します。
JEF、OVLの各フォルダに設置するリソースファイルを次に示します。

注意

ユーザごとに配布可能なリソースファイル数の上限は次のとおりです。
※配布元のFNA Server のVLにより上限が異なります。

【配布元がFNA Server V6.1L10の場合】

  • JEFユーザ定義文字フォント:254個

  • フォームオーバレイデータ:254個

【配布元がFNA Server V7.1L10以降の場合】

  • JEFユーザ定義文字フォント:1000個

  • フォームオーバレイデータ:1000個