フォームオーバレイとは、固定印刷データ(オーバレイデータ)と可変印刷データ(テキストデータ)をページごとに重ね合わせて印刷することです。
F6671モードでは、パソコンで作成したフォームオーバレイデータやホストからダウンロードされるフォームオーバレイデータと、ホストからのテキストデータを重ね合わせて印刷することができます。フォームオーバレイデータは、「ADJUST」または「FORM」で作成します。
ホストから指定可能なフォームオーバレイの出力形式は、ページごとのテキストデータとオーバレイデータを重ね合わせて指定枚数分ずつ出力されます。枚数はホストからの指示に従ってください。
フォームオーバレイデータのファイル名は、次の形式でセーブします。
ファイル名 | データ形式 | オーバレイタイプ |
---|---|---|
KOL1×××× | KOL1 | ダウンロード/端末オーバレイ |
KOL4××××.FRM | KOL2/5 | 端末オーバレイ |
KOL4××××.OVD | KOL2/5 | 端末オーバレイ |
××××.OVD | KOL2/5 | 端末オーバレイ |
(××××は可変部分、英数字4文字です。)
注意
××××が同名の場合に、使用されるオーバレイファイルの優先順位は、KOL1xxxx、 KOL4xxxx.FRM、KOL4xxxx.OVD、xxxx.OVDの順になります。
F6671モードがサポートするオーバレイファイルのデータ形式は、KOL1、KOL2およびKOL5です。ダウンロードオーバレイ印刷時にはKOL1のみが可能です。
また、端末オーバレイ使用時にはフォームオーバレイデータを読み込めるように、フォームオーバレイデータファイルを次のいずれかのフォルダに置いておく必要があります。次のフォルダを順番に検索します。
WSMGRアプリケーションフォルダ(例:C:\ProgramData\Fujitsu\WSMGR)
WSMGRインストールフォルダ(例:C:\Program Files\Fujitsu\WSMGR)
システムディレクトリ(例:C:\Windows\System32)
環境変数PATHで設定されているフォルダ
注意
ネットワーク共有されたディレクトリでの運用は、未サポートです。