実行環境
実行環境の設定が必要です。
実行環境の設定は、“実行環境の設定”の“3.3 辞書の管理コマンドの実行環境”を参照してください。
名前
rn_curmth - 当月度の設定コマンド
形式
rn_curmth [-u ユーザ名/パスワード] [-d DBMSのユーザ名/パスワード] [-m {当月度の年/月 | CURRENT}] |
機能説明
時間型管理ポイント、および時間テンプレート型管理ポイントを使用する場合の当月度を設定します。
Navigator Serverのユーザ名とパスワードを指定します。指定できるユーザ名は辞書の管理者のユーザ名です。パスワードがないユーザの場合、ユーザ名だけを指定してください。
ユーザ名とパスワードはスラッシュ(/)で区切って指定します。-uとユーザ名の間には一文字以上の半角空白が必要です。また、ユーザ名とパスワードの間のスラッシュ(/)の前後には空白は指定できません。
Postgres上、Oracle上またはSQL Server上で辞書の運用をしている場合、DBMSのユーザ名とパスワードを指定します。パスワードがないユーザの場合、ユーザ名だけを指定してください。
指定できるユーザ名はKVRGで始まる辞書の管理者のユーザ名です。ユーザ名とパスワードはスラッシュ(/)で区切って指定します。-dとユーザ名の間には、1文字以上の半角空白が必要です。また、ユーザ名とパスワードの間のスラッシュ(/)の前後には空白は指定できません。
Symfoware/RDB上で辞書の運用をしている場合、本パラメタを省略することができます。
当月度の年と月を指定します。指定できる年は1800年から2100年です。年と月はスラッシュ(/)で区切って指定します。-mと年の間には一文字以上の半角空白が必要です。また、年と月の間のスラッシュ(/)の前後には空白は指定できません。コマンド実行日の年と月を設定する場合は、CURRENTを指定します。
CURRENT指定では、コマンドの実行を1日から15日に行った場合は、実行日のその月が当月度となりますが、16日から31日に行った場合は次の月が当月度となります。たとえば、9月15日にコマンドを実行すると当月度は9月となり、9月16日に実行すると当月度は10月となります。
当月度の年と月を初期化する場合は年と月を省略、または0/0を指定します。
コマンドの復帰コード
当月度設定コマンドは処理完了時に以下の復帰コードを返却します。
復帰コード | 意味 | 詳細 |
---|---|---|
0 | 正常終了 | 処理は正常に終了しました。 |
8 | パラメタエラー | 必須パラメタの指定がない、またはパラメタの指定値に誤りがあります。パラメタの指定を確認してください。 |
12 | 実行環境エラー | 実行環境の誤りを検出しました。 |
16 | 実行時エラー | 処理を実行中にエラーが発生しました。 |
実行方法
コマンドプロンプトから実行します。
処理が終了すると指定した当月度の年、月が辞書に設定されます。また、年と月を省略または、0/0を指定した場合は辞書上の当月度の年、月が初期化されます。
注意事項
当月度設定コマンドを実行する場合、以下に示す注意が必要です。
辞書の管理者が辞書を使用中の場合には、当月度の設定はできません。
当月度設定コマンド実行中は、他のユーザは辞書に対する操作はできません。
他のユーザが辞書に対して操作をしている場合、当月度設定コマンドの実行はできません。
スキーマ、およびテーブルの公開が完了していない場合は、当月度設定コマンドの実行はできません。
使用例
rn_curmth -u navi/navi -m 2005/06 |
rn_curmth -u navi/navi -d KVRG00004E20/xxxxxxxx -m 2005/06 |
rn_curmth -u navi/navi -d KVRG00004E20/xxxxxxxx -m 0/0 |
rn_curmth -u navi/navi -d KVRG00004E20/xxxxxxxx -m |
実行できるユーザ
Administratorsグループに所属するユーザで、以下の権利が設定されているユーザで実行してください。
OSの一部として機能
サービスとしてログオン
バッチジョブとしてログオン
スーパーユーザで実行してください。