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Interstage Navigator ServerV9.5.0 コマンドリファレンス
FUJITSU Software

2.2.1 rn_start(運用の開始コマンド)

実行環境

実行環境の設定が必要です。

実行環境の設定は、“実行環境の設定”の“3.1 ユーザ管理コマンドの実行環境”を参照してください。

名前

rn_start  -  運用の開始コマンド

形式

rn_start [-n 接続数最大値] [-f] ファイルのパス名 [-s]

機能説明

Navigator Serverの運用を開始するコマンドです。

ユーザ管理を利用した運用を行う場合、このコマンドを実行することにより、クライアントからの接続が可能となります。

このコマンドは、UNIXの場合に必要です。

-n 接続数最大値

クライアントの接続数を制限する場合に指定します。

接続数最大値は、接続クライアント数の範囲内で指定します。

パラメタを省略した場合、または接続クライアント数を超えた値を指定した場合は、接続クライアント数が上限値になります。

ログオン時に以下の条件が一つでも満たされた場合、Navigator Serverに接続することはできません。

  • 接続クライアント数を超えた場合

  • ユーザ管理機能の運用の開始(rn_startコマンド)で指定した接続数最大値を超えた場合

  • ユーザ/グループ単位のログオン規制機能で指定した接続制限数を超えた場合

-f ファイルのパス名

ファイルのパスには、Navigator Serverの環境設定ファイルのパス名を指定します。

-s

画面にメッセージを表示しない場合に指定します。

復帰値

ユーザ管理コマンドは、復帰値を返却します。シェルやバッチなどからユーザ管理コマンドを呼び出す場合、この復帰値を使用してエラー判定を行うことができます。なお、正常終了でない復帰値の意味や対処法については、“Navigator Server メッセージリファレンス”の該当のメッセージの箇所を参照してください。

復帰値

メッセージ、または意味

0

正常終了

1

KVR19001E パラメタの指定に誤りがあります.

2

KVR19002E パラメタの指定に誤りがあります.

5

KVR19005E Navigator Serverは運用中です.

10

KVR19010E タイムアウトが発生しました.

14

KVR19015E Navigator Serverの環境設定に誤りがあります.

15

KVR19016E ユーザ管理機能を使用した運用は行われていません.

20

KVR19020E 共有メモリが不足しています.

21

KVR19021E システムの仮想メモリが不足しています.

30

KVR19030E 作業ファイルのオープンに失敗しました.

31

KVR19031E 作業ファイルの読み込みに失敗しました.

32

KVR19032E 作業ファイルへの書き込みに失敗しました.

40

KVR19040E システムエラーが発生しました.

41

KVR19041E 共有メモリへのアクセス中にエラーが発生しました.

42

KVR19042E システムの排他制御でエラーが発生しました.

使用例

接続数100でユーザ管理を行う場合の例

rn_start -n 100 -f /opt/FJSVenavi/etc/rnd.conf