登録後出口の機能概要および、登録後出口を使用するための準備について、説明します。
登録後出口とは
登録後出口とは、帳票が登録されたあと、任意のユーザ作成アプリケーションで、登録された帳票の情報を使用できるようにするための出口機能です。
帳票登録時に登録後出口アプリケーションが起動され、帳票の登録が完了したタイミングで登録後出口アプリケーションが実行されます。登録後出口アプリケーションは、帳票の出力単位で起動され、帳票の登録処理と非同期で動作します。
登録後出口アプリケーションは、事前にリスト管理サーバに登録しておく必要があります。
注意
登録後出口アプリケーションは帳票を登録するたびに起動されます。このため、帳票登録の多重度に応じて、登録後出口アプリケーションのプロセスが起動されます。
登録後出口アプリケーションを使用する場合は、コンピュータの資源(CPU、メモリなど)の使用に留意して、帳票登録の多重度を決めてください。
登録後出口アプリケーションには、登録された帳票の以下の情報を設定した、「登録情報ファイル」のパス名を通知します。
受信フォルダ名
登録時の振り分け先保管フォルダの数
保管フォルダ名(注)
帳票のフルパス(論理パス)(注)
帳票の帳票名(注)
帳票のコメント(注)
帳票の作成者名(注)
帳票のページ数(注)
帳票の作成日時(注)
帳票の登録日時(注)
帳票の登録有効期限(注)
帳票を削除対象にする/しない(注)
帳票の参照有効期限(注)
帳票の有効期限が過ぎたら表示する/しない(注)
帳票の空白文字の有効/無効(注)
帳票の二次帳票の生成可否(注)
帳票の抜き出し検索の有無(注)
帳票のファイル名(注)
帳票の備考1(注)
帳票の備考2(注)
帳票の備考3(注)
帳票の備考4(注)
登録時の復帰コード(注)
注:振り分け先となる保管フォルダの数の分だけ、情報を通知します。
登録後出口を使用できる帳票
登録後出口を使用できる帳票は、一般アプリ帳票およびList Creator帳票です。
NetCOBOL/MeFt帳票および富士通ホスト帳票は、動作を保証しません。
登録後出口を使用するまでの手順
登録後出口を使用するには、以下の手順で行います。
登録後出口アプリケーションの仕様については、“E.2.1 登録後出口アプリケーションの作成”を参照してください。
登録後出口アプリケーションの登録方法については、“E.2.2 登録後出口アプリケーションの登録”を参照してください。
帳票を出力するアプリケーションで、帳票情報に「REG-EXT」キーを指定し、帳票を登録します。
REG-EXTキーについては、“設計・運用ガイド”を参照してください。