印刷フォルダに対するアクセス権の設定について説明します。
List Worksでは印刷フォルダに対して、ユーザごと、またはグループごとのアクセス権を設定することができます。
アクセス権の概要については、“解説書”を参照してください。
印刷フォルダ作成直後のアクセス権は、Everyoneフルコントロール(すべて許可された状態)です。
Everyoneフルコントロールの状態の印刷フォルダに対して、運用に合わせて、ユーザごと、またはグループごとのアクセス権を設定します。
アクセス権の設定は、インポート/エクスポートのコマンド(lvprimpt/lvprexpt)を使用します。エクスポートによって出力したアクセス権の情報を編集して、複数の対象印刷フォルダに対して、一括でアクセス権を設定することができます。
インポート/エクスポートのコマンドを使用した印刷フォルダのアクセス権の変更については、“設計・運用ガイド”を参照してください。lvprimpt/lvprexpt コマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
ポイント
運用時における印刷フォルダの各機能の使用可否は、以下のように決まります。
ユーザのアクセス権(注1) > グループのアクセス権(注2) > Everyone(注3)
印刷フォルダに、自ユーザのアクセス権が定義されている場合は、ユーザのアクセス権の指定に従います。
印刷フォルダに、自ユーザのアクセス権の定義がなく、所属するグループのアクセス権が定義されている場合は、所属するグループのアクセス権に従います。
複数の所属グループのアクセス権が定義されている場合は、各機能につき、各グループの中で、どれか1つでも許可されていると、機能の使用が可能となります。この場合、Everyoneは1つのグループとして扱われます。
印刷フォルダに、自ユーザのアクセス権、および、所属するグループのアクセス権が定義されていない場合は、Everyoneのアクセス権に従います。Everyoneも含め、関連するアクセス権の定義が何もない場合は不許可となります。
ユーザ認証を「ユーザ作成ライブラリによる認証」で運用する場合に、ユーザ定義に業務権限が設定されている場合は、まず、業務権限が評価されます。業務権限で許可されていたら、上記で決定された印刷フォルダのアクセス権に従います。
注意
印刷フォルダに対するアクセス権の判定において、ユーザ作成ライブラリによる認証により、ユーザ定義に設定されている業務権限の状態を評価の最優先にする場合、リスト管理サーバの動作環境に、利用者情報の管理先がユーザ作成ライブラリとして設定されている必要があります。
リスト管理サーバの環境設定は、サーバ動作環境ファイルの設定で行います。設定については、“3.7.1 サーバ動作環境ファイルの設定”を参照してください。
アクセス権の種類
選択した印刷フォルダに対するアクセス権の種類を、以下の表に示します。
注意
管理者はアクセス権の設定に関係なく、印刷フォルダの機能を利用できます。
アクセス権 | 機能 | 説明 |
---|---|---|
フォルダアクセス権 | 印刷フォルダの表示 | 印刷フォルダの表示を許可します。 |
印刷フォルダ配下の帳票一覧表示 | 印刷フォルダ配下の帳票一覧表示を許可します。 | |
印刷フォルダのプロパティ表示 | 印刷フォルダのプロパティ表示を許可します。 | |
印刷フォルダ内の帳票の移動 | 印刷フォルダ内の帳票の移動を許可します。 | |
印刷フォルダ内の帳票の削除 | 印刷フォルダ内の帳票の削除を許可します。 |